2023年に東京⼤学で旗揚げし、妥協のない「性」や「愛」の表現、緻密に構成された会話を武器に、若⼿劇団として注⽬を集めている演劇ユニット「ド・パールシム」の新作公演『欲情と微笑』が12⽉10⽇(⽔)~14⽇(⽇)に⼩劇場楽園にて上演される。

リリースには
「ある滅亡に瀕した⼩国に、⼀⼈の⼥性が嫁いだ。
⼀切笑う事のない彼⼥の魅⼒は、次第に国を飲み込んでいく。“ 愛” と“ 欲望” を巡った、愛憎会話劇」
とあり、この架空の国を舞台にした物語は、今までの作品の中でもファンタジー性の⾼い作品になるという。
このド・パールシムの手によって上演される「ちょっと変で心地のいい会話劇」が、現代という混沌に真正⾯から対峙し、“ 愛” と“ 欲望” を巡るめくるめく愛憎の物語となり、“ 生きていくとは何か” という大きなテーマとして展開していく様を楽しみたい。
作・演出を手掛けるド・パールシム代表、新井孔央からのメッセージはこちら。

ド・パールシム3本目の作品は、滅亡に瀕した架空の国を舞台にした、「愛すること」「生きること」を巡ったお話です。人間の生と死が生生しく感じられる世界での愛の形を、濃密な世界観で描きながら、「生きていくとは何か」という大きなテーマに向き合います。
そして、今作品のテーマは「人間の希望」と「人間の肯定」です。作品の混沌とした世界、その後ろで大きな絶望が影を潜めているような世界は、どこか現実と通じる部分があるはずです。そんな世界の中で、人間がガムシャラに生きていく姿を描きます。ド・パールシムは「愛」と「性」が絡み合う一見暗い演劇の中で、現代という混沌に真正面から対峙し、一歩一歩生きていくリアルな感覚を描くことを目指します。
架空の国を舞台にした本作品は、今まででも一際ファンタジー性の高い作品です。しかし、欲望や性愛に対して正直な登場人物の言動はどこか自分のことだと思えるでしょう。そんな中からこの世界で生きていく希望を掬い出して、自分を好きになれる作品になればいいなと思っています。「人間」を愛するド・パールシムの世界を、一人でも多くの人々と共有できますように。
新井孔央(ド・パールシム代表・作・演出)
【あらすじ】
世界のどこか。国々は分裂し、互いに統⼀を図っていた。
ある⼩国は、滅亡の危機に瀕していた。⻑く続く戦争や腐敗した政治で国は荒れ、性と欲
望に乱れていた。
その国の若い王に、隣国の⼥が嫁いだ。彼⼥は⼀切笑うことがなかった。彼⼥の隠された
笑顔とその魅⼒は、次第に国を飲み込んでいった……
⼈々の⼼の深くを抉り出す、濃密な「愛」と「性」を巡った、愛憎会話劇。

【公演情報】
ド・パールシム#3
『欲情と微笑』
作・演出◇新井孔央
出演◇赤松怜音 大島夏紀 白藤翔太 田野倉雄太 藤田頼奈 和束一之介 草加陽子
12/10〜10◎小劇場 楽園
https://www.do-parusimu-engeki.com/%E6%9C%80%E6%96%B0%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%83%85%E5%A0%B1/




