ルーブル美術館強盗事件~怪盗ルパン参上
ルーヴル美術館での“宝石強盗事件”を聞いた時、私は、宝塚でトップスター就任のときのプレお披露目公演『アルセーヌ・ルパン』を思い出しました。『今宵あなたの心をいただきに、怪盗紳士アルセーヌルパン参上!』その一声から、私のトップスターとしての物語は幕を開けました。
本公演では、「瞳の中に宝石が見える──」と歌いました。
アルセーヌ・ルパン



宝塚を卒業しても、その“宝石の物語”は不思議な縁のように続き、『怪盗クイーンの優雅な休日』では怪盗クイーン役として、NHK Eテレ『ビットワールド』25周年記念では“ビットラン”として、ルビー、サファイア、エメラルド、ダイヤモンド……
宝石の部屋をさまよいました。
怪盗クイーンの優雅な休日





NHK Eテレ ビットワールド25周年記念 ビットラン役


そして先月10月9日まで演じていた
「ノノとショウと秘密の森」の世界で、私はこう語りました。
『心の中の記憶は消えない』
この言葉が、今回の事件と静かに響き合いました。
物語の中の出来事が、現実のパリで起きる――パリの街は、どんな事件が起きてもなぜか物語に変わってしまう――まるで映画を観ているようで、本を開いて読み始めた瞬間のような不思議な感覚。街全体がストーリーの中に生きてる!っていう感じ。不思議だー。
ノノとショウと秘密の森


そんなことを思っているとパリの街にブロードウェイミュージカル『CHICAGO』がやってきたのです。私がかつてニューヨークのリンカーンセンターなどで演じた思い出深いロキシーハート役。
カジノ・ド・パリで初日を迎えたフランス版『CHICAGO』、胸の高鳴りを感じながら観に行った初日!最高にクールなこのお話は次回にしますね。ではまた…つづく。
⸻大和悠河
CHICAGO@Paris

CHICAGO 公演が上演されている”Casino de Paris “入り口
パリの中心部にある劇場で
光、音、舞台、歴史が融合した
“パリらしさ”を味わえる歴史ある特別な劇場です。
私はニューヨーク・リンカーンセンター等で主演ロキシー・ハート役として出演したブロードウェイミュージカル『CHICAGO』がパリにやってきました。初日を観劇しました。



CHICAGO初日の前夜にパリ・フィルハーモニーで親パレスチナ派による放火事件!!!があって入り口は入国検査なみに厳重!
ペットボトルも持ち込み禁止。
バゲット🥖とか持っている人達も持ち込み禁止で、劇場に入る前に外で急いで食べてる人達もいましたー。

ブロードウェイの名作をフランスパリで上演するカジノ・ド・パリCasino de Parisの前の道路もCHICAGOでガードがしっかりされてます。
カジノ・ド・パリの入り口の隣にあるMistinguettミスティンゲ公式レストラン兼バー アール・デコ調の内装で、音楽ホールの雰囲気と調和してます


文◇大和悠河 写真提供:(株)GOOGA




