観劇三昧【2023年8,9月】ラインナップ

観劇三昧ラボ下北沢店では、店内イベントも行っております。
グッズ販売、チケット即売会など今後も店内イベントを予定しておりますので、ぜひ観劇三昧公式Xなどの各SNSで情報をチェックいただけますと幸いです。

それでは観劇三昧2023年8,9月ラインナップを一部ご紹介。

2023年8,9月に配信されたのは5劇団6作品
そのうち2劇団新着劇団です。

「表現者の未来をつくる」観劇三昧は、これからご紹介する「演劇動画配信サービス観劇三昧」や、他にも「観劇三昧下北沢店」「観劇三昧舞台撮影所」「演劇ボード」などを運営しています。

演劇動画配信サービス観劇三昧
https://kan-geki.com/


8月1日 11:00~配信開始

★新着劇団

関西芸術座

大坂城の虎

作:かたおかしろう/演出:松本昇三

【あらすじ】

時は文禄元年、朝鮮へと兵を進めた太閤秀吉。が、これが散々の負け戦。
「負け戦と思わせてはならぬ」と考えついたのが、戦場で生け捕った大虎を押したてて凱旋することだった。

さあ、大事な虎を飢えさせては大変と出されたおふれは、なんと『大坂中の犬を虎の餌にする』というもの!
その上、捕まえた犬の皮を剥ぎ、武具馬具の材料にすることを命じる…と。

追いつめられた犬たちは、ついに虎退治に立ち上がる。
はたして、虎よりも弱い犬たちは、団結して強い虎に勝てるのか…

【キャスト】

大村昇汰/夢前ゆり/南谷峰洋/伊能 努/中野里咲/林 睦人/藤吉雅人/多田慎吾/保田麻衣/山口勝成/淵上真如/高橋政満/(以下、声の出演)多々納斉/松本幸司/森本竜一/前田英利/山本峻也/上沢拓也/芳本亘世/山岡由梨子/菊地彩香/(以下、太鼓演奏)女性和太鼓ユニット「びんか」


8月10日 11:00~配信開始

★新着劇団

おででこ

「朗読劇×2「ミチカケ」 「ミカヅキ」」

作・演出:明神慈

【あらすじ】

朗読劇『ミチカケ』は、明神慈(ポかリン記憶舎)が、2014年より品川アーティスト展で毎年発表してきた作品「品川の月三部作」のひとつ。幕末、旅籠屋の縁の下に住み着いた野良猫が、移り変わる時代の中、女郎や下女の心に寄り添い、力強く生きる日々を描いている。
野良猫目線で幕末の品川宿を歩く心地になる秀作は、これまで何度も再演を重ねてきたが、本公演では須川弥香(おででこ)が『ミチカケ』の登場人物20役をひとりで演じた。
本公演では、新たに書き下ろしたミチカケの後日談『ミカヅキ』を同時上演している。

公演パンフレットより 作・演出 明神慈
『ミチカケ』『ミカヅキ』の主人公、野良猫の白にはモデルがいます。
2005年の冬、公演とワークショップで京都に滞在した時のことです。
朝、雪化粧した町を歩いていると、空き地で白猫が息絶えていました。
銀世界を飛んでいるかのような姿。息を呑むほどの美しさに、心震えました。
この胸に「いつか白猫が生きた証を描きたい」と刻みました。
今作の主人公・野良猫白は、旅籠屋の縁の下を寝ぐらとしています。
江戸時代、旅籠屋では千五百人もの飯盛女(女郎)が春をひさいでいました。
幕末は志士たちが旅籠屋に身を隠し、倒幕の策を練っていました。
白が皆様を幕末の品川宿へとご案内します。
目を閉じたり開けたりしながら、心の旅をお楽しみください。

照明、杉本奈月 本作の成果により、第42回 2022年度 日本照明家協会賞 努力賞を受賞。

【キャスト】

『ミチカケ』朗読・唄:須川弥香/笛・三味線:木村俊介/『ミカヅキ』朗読:須川弥香・日詰千栄・タミー・前田晴子/笛・三味線:木村俊介


8月13日 12:00~配信開始

劇団5454(ランドリー)

「劇団5454 第16回公演「嫌い」」

作・演出:春陽漁介

【あらすじ】

「嫌い」はきっと、自己防衛。

生きていて、「嫌い」と口走ってしまうことがある。だって、私には嫌いなものがたくさんあるから。嫌いなものを提示することで、自分から嫌いなものを遠ざけ、自分を守ってきたつもり。
でも、私が口に出す「嫌い」は、周囲を不安や不快な気持ちにすることもあるらしいと知った。
世の中は、ネガティブな言葉を心に秘めることで、幸せが訪れると信じている。私だって幸せになりたい。だから「嫌い」を封印してみた。するとどうだろう。嫌いだと思っていた人や物や出来事は、さほど嫌いでもないような気がしてくる。食わず嫌いとでも言うのだろうか。接してみると、それなりに対応出来る自分がいる。周囲からも愛され、人生が変わっていくのがわかった。私から、嫌いなものが消えていく……。
ふと、心を澄ます。すると何か、不気味なものが目の前まで近寄って来ていた。もっと前から嫌な気配はあったはずなのに、私は、鉄炮の構え方を忘れていた。
——それ以上近づかないで。そこを越えられたら、きっと私は、私を嫌う。

【キャスト】

森島縁/榊木並/淺川眞來/及川詩乃/高野アツシオ/佐瀬恭代/窪田道聡/石田雅利絵/小黒雄太/村尾俊明


9月1日 19:00~配信開始

純真舞台

【短編朗読集】純・真リーディングvol.3「真を、写す」「男と女の無理ゲー」

作:保邑リュウジ/演出:獅童裕樹(純真舞台)

【あらすじ】

「真を、写す」
地下アイドル・モデルの矢崎明日海は、ポートレートを撮ってくれるカメラマンを探していた時、姉の友美の知り合いのカメラマン・加山慎太郎を紹介される。
早速撮ってもらうが、どうにもフィーリングが合わない。だが、明日海も慎太郎も、「これ」という写真が撮れるまではと、何度も撮影を行う。
そんな時、慎太郎の撮った写真の明日海の隣に、海外に行った筈の友美が写っているものが発見される。次の撮影の時にも、今度は見知らぬ海外の街角に佇む友美が、明日海と一緒に写っている写真が撮影される…
写真をめぐって展開される、姉妹のパラノーマルな絆の物語。

「男と女の無理ゲー」
大手貿易会社に勤める飯島友加里は、マッチングアプリで知り合った小野道夫とやりとりする上司の佐野遥香の身代わりに、道夫と会っている。毎回話を合わせるのに四苦八苦。遥香は遥香で、いつ、どのタイミングで正体をバラそうか悩んでいる。
その道夫の正体は結婚詐欺師。「遥香」=友加里に投資話を持ちかける。一気に金を巻き上げる計画だったが、思わせぶりな友加里の態度に、次第に道夫の気持ちは揺らいでいく。
道夫の共謀者の玲子は、道夫が友加里に惹かれていくのを見て、気持ちが騒ぐ…。
男と女の、狐と狸の化かし合いの心模様を描く、悲劇的コメディ。

【キャスト】

筅/逢坂美華/櫻田大士(ワイスプロダクション)/大野祐加/後藤瑠美/堤亮一/柏木志津子(ポランの広場)/由良瓏砂(YScompany)


9月30日 18:00~配信開始

劇団すらんばー

掬イ救ワレ透キ好カレ

脚本・演出:ふくしまうい

【あらすじ】

夏の早朝。
煩い蝉の声も、嫌な湿気も熱気も姿を消して、
窓の外がだんだんと白くなる。
思い出したくもないことがどんどんと頭に湧いて、
それから逃げるように毛布をかぶる。
しばらくしたら嫌に汗ばんできて、
毛布から出たら、思い出したように蝉が鳴いた。
あの夏に閉じ込められていたい。
と、蝉のように騒ぐ勇気のない私は、
狭い水槽で掬いを待つ赤のように、
ここで毛布を被るしかないらしい。

【キャスト】

末元良呉/うえのさや/てこちゃん/塩澤萌/ゆーかり・ゆかり/朝日ゆきの


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