「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「百鬼夜行シリーズ」や「巷説百物語シリーズ」など、数々のベストセラー作品を生み出してきた京極夏彦。その京極作品の中でも異色とも言える「死ねばいいのに」は、究極のミステリーとの呼び声高く、他に類を見ない人間の内面を炙り出している。その名作ががついに舞台化『死ねばいいのに』として2024年1月に上演される。さらに2024年は京極夏彦が文壇デビュー30周年を迎え、本公演も30周年記念の一環として上演する。
上演台本・演出は、2023年7月に座・高円寺の芸術監督に就任したシライケイタ。人間の本質を追求し、メリハリのある演出手腕にて注目されているシライは、『死ねばいいのに』が炙り出す人間の本質をどう具現化するのか──
主人公・渡来健也を演じるのは、演技力にも定評がある新木宏典。40歳の誕生日を機に、「荒木宏文」改め「新木宏典(あらきひろふみ)」として心機一転し活躍中。舞台を中心にテレビでも活躍してきた新木が、これまでの経験を活かし、本格的なセリフ芝居への挑戦として新たな境地が期待される。
主人公と対峙する6人には、津村知与支、宮﨑香蓮、伊藤公一、阿岐之将一、魏涼子と福本伸一といった実力派のメンバーたちが集結し脇を固める。
その舞台への京極夏彦のオフィシャルコメントが届いた。
【コメント】
「死ねばいいのに」。ひどい言葉です。
このひどい言葉をきっかけに、モブだった視点人物が被害者=加害者として人生の当事者、つまり主役になる──
このひどいタイトルの小説はそういう仕組になっています。
小説はワンシチュエーション、二名の会話劇が反復される単純な構成です。
ただ、小説では視点人物の内面描写が可能ですが、舞台においてその技法は封じられてしまいます。
すべては俳優のみなさんの身体で表現していただくよりありません。
「死ねばいいのに」──
このひどい言葉が、どんな形で観るものに届くのか、楽しみにしております。
京極夏彦(小説家)
《アフタートーク開催》
2024年1月26日(金)18:30開演の回 終演後に実施
参加者は京極夏彦、シライケイタ、新木宏典の3名を予定。
※上演時間に関しましては未定のため決定次第SNS等で告知。
そのほかのアフタートークは以下の通り。
★1月21日(日)17:30回
新木宏典、福本伸一、伊藤公一
★1月23日(火)14:00回
新木宏典、魏涼子、宮﨑香蓮
★1月24日(水)18:30回
新木宏典、津村知与支、阿岐之将一
【公演情報】
舞台『死ねばいいのに』
原作:京極夏彦「死ねばいいのに」(講談社文庫)
上演台本・演出:シライケイタ
出演:新木宏典
津村知与支 宮﨑香蓮 伊藤公一 阿岐之将一 魏涼子 福本伸一
●2024/1/20~28◎紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
〈料金〉9,500円 U-25:5,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈公式サイト〉http://stage-shinebaiinoni.jp/
〈公式X〉@stage-shiinebaiinoni (https://twitter.com/stshinebaiinoni)
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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
『死ねばいいのに』京極夏彦オフィシャルコメント到着!アフタートーク参加も決定!
「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「百鬼夜行シリーズ」や「巷説百物語シリーズ」など、数々のベストセラー作品を生み出してきた京極夏彦。その京極作品の中でも異色とも言える「死ねばいいのに」は、究極のミステリーとの呼び声高く、他に類を見ない人間の内面を炙り出している。その名作ががついに舞台化『死ねばいいのに』として2024年1月に上演される。さらに2024年は京極夏彦が文壇デビュー30周年を迎え、本公演も30周年記念の一環として上演する。
上演台本・演出は、2023年7月に座・高円寺の芸術監督に就任したシライケイタ。人間の本質を追求し、メリハリのある演出手腕にて注目されているシライは、『死ねばいいのに』が炙り出す人間の本質をどう具現化するのか──
主人公・渡来健也を演じるのは、演技力にも定評がある新木宏典。40歳の誕生日を機に、「荒木宏文」改め「新木宏典(あらきひろふみ)」として心機一転し活躍中。舞台を中心にテレビでも活躍してきた新木が、これまでの経験を活かし、本格的なセリフ芝居への挑戦として新たな境地が期待される。
主人公と対峙する6人には、津村知与支、宮﨑香蓮、伊藤公一、阿岐之将一、魏涼子と福本伸一といった実力派のメンバーたちが集結し脇を固める。
その舞台への京極夏彦のオフィシャルコメントが届いた。
【コメント】
「死ねばいいのに」。ひどい言葉です。
このひどい言葉をきっかけに、モブだった視点人物が被害者=加害者として人生の当事者、つまり主役になる──
このひどいタイトルの小説はそういう仕組になっています。
小説はワンシチュエーション、二名の会話劇が反復される単純な構成です。
ただ、小説では視点人物の内面描写が可能ですが、舞台においてその技法は封じられてしまいます。
すべては俳優のみなさんの身体で表現していただくよりありません。
「死ねばいいのに」──
このひどい言葉が、どんな形で観るものに届くのか、楽しみにしております。
京極夏彦(小説家)
《アフタートーク開催》
2024年1月26日(金)18:30開演の回 終演後に実施
参加者は京極夏彦、シライケイタ、新木宏典の3名を予定。
※上演時間に関しましては未定のため決定次第SNS等で告知。
そのほかのアフタートークは以下の通り。
★1月21日(日)17:30回
新木宏典、福本伸一、伊藤公一
★1月23日(火)14:00回
新木宏典、魏涼子、宮﨑香蓮
★1月24日(水)18:30回
新木宏典、津村知与支、阿岐之将一
【公演情報】
舞台『死ねばいいのに』
原作:京極夏彦「死ねばいいのに」(講談社文庫)
上演台本・演出:シライケイタ
出演:新木宏典
津村知与支 宮﨑香蓮 伊藤公一 阿岐之将一 魏涼子 福本伸一
●2024/1/20~28◎紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
〈料金〉9,500円 U-25:5,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈公式サイト〉http://stage-shinebaiinoni.jp/
〈公式X〉@stage-shiinebaiinoni (https://twitter.com/stshinebaiinoni)
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