吉野圭吾、宮原浩暢(LE VELVETS)で音楽劇『海の上のピアニスト』リーディング上演決定!

吉野圭吾と宮原浩暢(LE VELVETS)の出演で音楽劇『海の上のピアニスト』リーディングの上演が決まった。

原作はイタリアの音楽評論家でもあるアレッサンドロ・バリッコが1994年に一人芝居として書いた戯曲で、豪華客船の中で生まれ、生涯一度も船を降りることのなかった天才ピアニスト・ノヴェチェントの人生を、親友のトランぺッターが一人で語るという形式で書かれたシンプルな作品。1998年に日本でもヒットした映画タイトルとしても知られている。

人生における数々の名言が散りばめられ、読み手のイマジネーションが膨らむその原作を、アーティストジャパンでは音楽劇『海の上のピアニスト』として2018年に初演。音楽劇ではノヴェチェントを登場させ、トランぺッターの二人芝居形式と、全編ピアノの生演奏で表現し好評を得た。今作では、音楽劇のイメージをそのままに、音楽と言葉が融合するリーディング作品として新たにリメイクし届ける。

吉野圭吾

トランぺッター役には、インパクトのある多彩なキャラクターを演じ分け、多くのミュージカル作品で活躍中の吉野圭吾が決定。ノヴェチェント役には、セクシーヴォイスでミュージカル出演やヴォーカルグループ「LE VELVETS」のメンバーとしても活躍中の宮原浩暢が挑む。三人目の出演者とも言えるピアノ演奏には、ソロ活動やコンサートの演奏など様々な音楽活動を行っている小滝翔平が、そして構成・演出・音楽は、中村匡宏が担う。 

《あらすじ》
大西洋を往復する豪華客船ヴァージニアン号──。
その一等船客用のダンスホールのピアノの上に、レモン箱に入れられた、生まれて間もない赤ん坊が捨て置かれているのを、黒人機関士のダニー・ブードマンが見つける。
箱には「T・D・レモン」と書かれてあり、ダニーはそれを「Thanks Danny」=「ありがとう、ダニー」の意味に違いないと受け止める。
ダニーは、まず頭に自身の名前を並べ、1900年という新世紀最初の出来事にちなんで、900=ノヴェチェントまで盛り込んだ〝ダニー・ブードマン・T・D・レモン・ノヴェチェント〟という立派な名前をつけて、わが子のように大切に船の中で育てる。
ノヴェチェントが8歳になったある日、時化た海で起きた事故でダニーは亡くなってしまう。
再び孤児となったノヴェチェントだが、ピアノと出逢い、やがて彼はこの船の専属楽団のピアニストとなる。
そしてその楽団のトランぺッターが、彼の唯一の親友となった。
船で生まれ、ただの一度も陸地を踏んだことのない彼が弾くのは前代未聞の音楽。
それは、いまだかつてこの世に存在せず、彼がピアノの前から離れた瞬間にはもう存在していない音楽。
そのうわさを聞きつけた全米一のジャスピアニスト、ジェリー・ロール・モートンが決闘を申し出て船に乗り込んでくる。
ピアノ対決を受けたノヴェチェントはそのセンスとテクニックで、モートンを完膚なきまでにうちのめしてしまうのだった。
そんなエピソードを持つ天才ピアニストにも解決できない人生の課題は、どうしても船を降りることができないということであった。
親友トランぺッターの勧めもあり、32歳にして初めて陸地に降り立つことを決意した彼は、ニューヨークの果てしない街並みを目にしたとき、世界のあまりの大きさに恐れをなし、タラップの最後の一段を踏み出せないまま船に戻っていった。
やがて親友も下船し二人にも別れの時がきた。
そして時代はヒットラーが台頭し、世界が戦火の渦に巻き込まれる中、
ヴァージニアン号もその大きな流れには抗えず、病院船として使われた結果、ボロボロに傷つき、廃棄処分が決まった。
その話を聞いたトランぺッターは、急いでヴァージニアン号へと向かった。
ダイナマイトが山と積まれ、やがて沖へ曳航、爆破される運命の船。
このどこかにノヴェチェントがいるに違いない!
そして彼は船底の機関室に一人残るノヴェチェントを見つける…。

【公演情報】
音楽劇「海の上のピアニスト」リーディング
作:アレッサンドロ・バリッコ
訳:草皆伸子(白水社 刊)
構成・演出・音楽:中村匡宏
製作:アーティストジャパン
出演
トランぺッター役:吉野圭吾
ノヴェチェント 役:宮原浩暢(LE VELVETS) 
ピアノ演奏:小滝翔平
●5/5〜7◎東京公演 浜離宮朝日ホール 小ホール(朝日新聞東京本社・新館2階)
〈一般発売日〉4月11日(木)
〈お問い合わせ〉 アーティストジャパン 03-6820-3500 https://artistjapan.co.jp/

 

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