高橋いさをの人気作『父との夏』を、中尾隆聖の主演で今夏、上演!

1982年「劇団ショーマ」を旗揚げ、現実と虚構が入り交じるエンターテインメントな作品で人気を博していた主宰・作・演出の高橋いさを。
2010年、彼が初めてリアルな登場人物たちで、ある家族の夏の日の出来事を描いた作品が『父との夏』。
自身の父親の戦争体験を元に執筆した作品は、2010年の初演でサンモールスタジオ最優秀脚本賞を受賞し、再演、再々演され好評を博した。

戦争がなくならない今夏、この作品を通して少しでも世界が平和になる事を願い、高橋いさをの脚本・演出により、再び上演される。
自伝的要素の強いこの作品に、「中年の劇作家」の父親役(主人公)で出演するのは、アニメ『それいけ!アンパンマン』のばいきんまん役や『ドラゴンボール』シリーズのフリーザ役で知られる中尾隆聖。彼が75歳の父親役と、17歳で招集された当時の少年役を演じる。
現在、未婚のまま父親と同居している娘役と、戦時中、当時の彼の母親役の2役を演じるのは、元宝塚歌劇団の男役スター光月るう。宝塚退団後初の舞台出演となる。

2016年の再々演以来、上演を待望されていた代表作の一つの上演に向け、高橋いさをよりメッセージが届いた。

かつてはメタシアター型の楽しい芝居を作っていたわたしではあるが、
最近、実際に起こった殺人事件を題材に舞台を作っている。
わたしのそんな舞台作りの方向性を決めたきっかけになったのは本作「父との夏」である。
と言っても本作は決して残酷な殺人事件の話ではなくハートウォーミングな親子愛の物語である。
しかし、本作は空想ではなく現実に起こったことをベースにしている点が近作と共通している。
三田村組によって初演され、再演を重ねた本作が、新しいキャストを得てどのような変貌を遂げるのか、
楽しみにしていただきたい。

【あらすじ】
舞台は東京郊外にある野川幸太郎の家。父との不仲の息子が婚約者を伴って久しぶりに帰省する。劇作家である息子は父親の口から戦争時代の体験を聞くことになる。
息子にとって父が話す戦争体験は意外なものだった。

【公演情報】
ハルベリーオフィス設立10周年記念公演第2弾
『父との夏』
脚本・演出◇高橋いさを
出演◇中尾隆聖 光月るう 是近敦之 田野聖子 渡辺裕太 鈴木夢
7/31~8/6◎中野ザ・ポケット
〈お問い合わせ〉
ハルベリーオフィス
070-5519-1555(平日12時~18時)
haruberry_yoyaku@live.jp

公式X
https://x.com/HaruberryOffice

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!