「ふざけた社会派」劇団チャリT企画『Re: プレイバックpart3』8/28、下北沢・駅前劇場にて開幕!

1998年の結成以来、一貫して時事ネタや社会問題などのマジメな題材を不謹慎に笑い飛ばすブラックコメディを発表している劇団チャリT企画。鋭い人間観察とシニカルな社会批評の視線で、シリアスな題材に切り込んだ作品の数々は、独特で癖になる味わい。近年、若手メンバーの台頭も著しく、目が離せない。
そんな劇団を25年以上率いている主宰の楢原拓から、次回作についての意気込みが到着した。

本作品は2009年に上演した『プレイバック Part3』というのが原型になっています。いつもタイトル先行で作品づくりが始まるのですが、これもそうで、お察しのように、ある昭和歌謡のタイトルを拝借しています。
「プレイバック」(=再生)とあるのでカセットテープの話、カセットはA面B面=表裏あるのでその真偽をめぐる話、また「Part3」とあるので「Part1」「Part2」の続き「Part3」を探す話、とそんな感じで内容が膨らみ、最終的には大作家先生が残したテープにとんでもない歴史的証言が残っていて、それを表に出す出さないの攻防を描いた作品となりました。
今回はその骨格は活かしつつも一から書き直し、まったく別の設定・人物、題材で挑んでいます。ほぼほぼ新作、というか「新作」です。元の作品同様、真実や真相になかなか辿り着けない人間の弱さ・脆さを描いていますが、より深みの増したものをお見せできればと思っています。ご来場お待ちしております。

【あらすじ】
一人の中年男がアパートの一室で孤独死していた。遺品整理にやってきた甥っ子は残された荷物の中から「part1」「part2」とタイトルの書かれた古いカセットテープを発見し興味本位でそれを再生。すると、知られざる叔父の過去と彼が犯した「罪」の真相が語られ始める。しかし、「part2」の途中、核心部分を前にそれは途切れてしまっていた。その続きと思しき「part3」は見当たらない。「part3」はどこに? そしてその内容、真偽・真相とは?

【公演情報】
劇団チャリT企画 #38
『Re: プレイバックpart3』
作・演出◇楢原拓(chari-T)
出演◇阿比留丈智 みずき 埴生雅人 市原一平 本宮真緒(以上、チャリT企画)
石崎和也(動物電気) 倉林えみ(劇団離風霊船) 岡村多加江(椿組)
8/28〜9/1◎下北沢・駅前劇場
公演公式サイト▼
https://www.chari-t.com/pc/information.html

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