オペラシアターこんにゃく座の代表作、オペラ『変身』は9月に新国立劇場とKAAT神奈川芸術劇場にて上演!

オペラシアターこんにゃく座は1971年の創立以来、ピアノ1台の生演奏、あるいは小編成のアンサンブル演奏とともに日本語のオペラ作品を数多く生み出している。
今回、演出に上村聡史を迎え、14年ぶりに上演するのは作曲家林光の代表作、オペラ『変身』。カフカの日記や手紙、プラハの街並みや時代の空気感が織り込まれた山元清多の台本を、場毎に違うジャンルの音楽で彩る秀作。2009年にはカフカゆかりのプラハでの上演を成功させている。
今作でカフカ『変身』の主人公グレゴール・ザムザを演じる歌役者、北野雄一郎より出演へ向けた意気込みが到着した。

はじめまして、オペラシアターこんにゃく座歌役者の北野雄一郎です。
こんにゃく座が9月に上演するのは、オペラ『変身』です。このオペラは1996年に初演されており、そのあと何度も再演されている作品です。僕もこんにゃく座に入って2年目(2009年)の時に再演されたものを観ています。その時の印象は「圧倒的な音楽!」です。
まさか時を経て、自分がその作品に出演することになろうとは思いもよりませんでした。しかも自分が虫になるなんて。あ、虫になるというのは、朝目覚めると虫になっていたセールスマンのグレゴール・ザムザを演じる「K」という役をやります、ということです。
虫になった男とそれを取り巻く家族の様子を観ていただけたらなぁと思います。そして、あの時感じた「圧倒的な音楽!」を自分が発信する側になると、その音楽がなんと難しいことか。いま一生懸命、音楽と仲良くなれるように頑張っています。みなさんにも「圧倒的な音楽!」を感じていただきたいです。乞うご期待!劇場でお待ちしております。

【あらすじ】
ある朝、グレゴール・ザムザはいやな夢を見て目を覚ますと、自分が大きな虫に変わっていることに気がついた。

突然家族のひとりが見舞われた奇怪な出来事。両親と妹は、なんとか彼の変容を受け入れようとするが、やがてその努力にも限界がおとずれる。これまで献身的に兄の世話をしてきた妹に見限られた時、彼の、そして家族の行く先には…

【公演情報】
オペラシアターこんにゃく座
オペラ『変身』
9/14・15◎新国立劇場小劇場
9/20~23◎KAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉※5階
原作◇フランツ・カフカ
台本◇山元清多
演出◇上村聡史
出演◇北野雄一郎 髙野うるお 鈴木裕加 入江茉奈 他

★特別企画★
KAAT神奈川芸術劇場公演では開演15分前より、1階アトリウムにてミニコンサート開催(予約不要・料金無料)

公式サイト
https://www.konnyakuza.com/produce/

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