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株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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teamキーチェーンが“人間の尊厳と人権”の物語『荊棘の途』を上演

社会的な題材に取り組み “演劇は世の中を変える力がある” と信じ、観客の心に直接響く物語を創り続けている「teamキーチェーン」。次回作の『荊棘の途』はハンセン病に題材を取った作品で、「人権」を奪われ、それでも生き抜き、戦い続けた人達の物語だ。

この物語は、作・演出を担当しているAzukiと、きめ細かなコミュニケーションをとる劇団員たち、そして入念なオーディションで選ばれた多彩な俳優達のもとで「舞台と客席が一体化するような空気」を作り出したいと丁寧に紡がれていく。「作品を通して人間の尊厳について、物事を考え、人を想うことを伝えていきたい。今はそのために団体の力を振り絞りたい」と語るAzukiからコメントが届いた。

Azukiからのメッセージ

日本には何故かあまり知られていない、世界的に見ても日本にしかない
ハンセン病にまつわる事実があります。
「命」を深く考えた時、そこには「人間の尊厳と人権」がありました。
「人権」を奪われ、それでも生き抜いた人達。戦い続けた人達。権利を取り戻した人達。
人は哀れな生き物かもしれない。だけど、逞しく尊い生き物でもあります。
私たちはこの事実を知り、向き合い、未来を生み出さなければならない。そう思い、本作を描きました。
そこには小さな幸せがたくさんあった。と、当事者の方々からもお話を聞いているので、過去を暗く考えているわけではありません。
ただ、今この出来事を、事実を何も知らず、正しい知識を持つ機会も無く
まだ偏見・差別を持ち続けてしまっている事に疑問はあります。知らなければ偏見を持ってしまうこともある。
本作を通して知り得ていただければと思っています。

参考資料

https://note.com/nevula_prise/n/neac6d0731e49
おちらしさんWEB(ネビュラエンタープライズ)に、「演劇には世界を変える力があると信じて|teamキーチェーン『荊棘の途』」というタイトルのAzukiへのインタビュー記事があります。とても丁寧な取材で、劇団teamキーチェーンの立ち上げの経緯から、成長の過程、そして今作『荊棘の途』を上演するまでの流れがわかりやすく書かれています。

公演情報

teamキーチェーン『荊棘の途』

脚本・演出◇Azuki
出演◇岡田奏 マナベペンギン 今井裕也 高良紗那 山口快士 伊藤萌々香 他
1/22〜26◎吉祥寺シアター