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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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「えんぶ2月号」注目記事先だし ピックアップ!全文公開『舞台「けものフレンズ」 JAPARI LIVE〜けものたちのしんねんかい〜』 稲場愛香インタビュー

初のライブ形式の公演に立ち会えることがうれしい!

ミック、ゲーム、アニメ、舞台など各メディアで展開され、人気を集めてきたメディアミックスプロジェクト「けものフレンズ」。『舞台けものフレンズ』初のライブ形式となる公演『舞台けものフレンズ JAPARI LIVE〜けものたちのしんねんかい〜』が1月に幕を開ける。本シリーズ初参加にしてキタキツネを演じるのは稲場愛香。久しぶりの舞台出演への思いを聞いた。

主演舞台の記憶は今も鮮明に思い出せる

──最初にこの作品のお話を聞いたときのお気持ちを聞かせてください。 

 まずは、驚きました。グループを卒業して3年経ちますが、ずっと舞台やドラマなどのお芝居のお仕事がしたいと思っていたので、それが叶うことがすごくうれしかったです。もちろん、すごく有名な作品だと知っていたのでプレッシャーも感じていますが、今はうれしい気持ちでいっぱいです。

──久々の舞台出演だと聞いています。今、「お芝居がしたい」というお言葉もありましたが、舞台に立つことの楽しさをどんなところに感じていますか?

 ハロー!プロジェクトにいたときに2回、舞台で主演を務めさせていただいたのですが、今でもそのときの記憶が鮮明に思い出せるくらい大きな経験でした。アイドル活動と並行しながらの舞台だったので、お稽古は大変でしたが、その分、得られるものが多かったですし、役を演じている時間が本当に楽しくて。普段、アイドル「稲場愛香」として活動していて、自分と向き合うことが多いのですが、お芝居では違う人物になれるというのが面白かったです。それから、やっぱりライブ同様に生ものなので何が起きるか分からないというのが舞台ならではの良さだなと感じました。自分自身もそうですが、共演するみんなのコンディションも毎日違いますし、気持ちも違います。トラブルが起こって焦ってしまうこともありますが、みんなでカバーし合いながら、作り上げていく楽しさもありました。その時その時で同じお芝居をしていても全く違うものになるというのも魅力だなと思いました。

──得られるものが多かったということですが、具体的にどんな成長や変化を感じられましたか?

 乗り越えられたという達成感が大きかったです。タイムリープをして、何度も死んでしまうという役柄だったのですが、そうしたシーンを演じるのがすごく辛かったんです。泣き叫びながらセリフを言って、その喉が締まった状態で歌を歌うという身体的な大変さもありましたし、気持ちを伝えようとすればするほど喉には悪い発声になってしまって。なので、心も体も大変なことが多かったのですが、最後までやり切れたことで達成感がありましたし、自信にも繋がりました。良い経験になったなと思います。

キタキツネの髪も尻尾も踊っているように

──本作ではキタキツネを演じますが、役柄にどんなイメージがありますか?

 アニメではおっとりしているイメージだったので、チャキチャキしている私とはタイプが違うのかなと思っていましたが、舞台版では溌剌とした元気なキタキツネちゃんという印象だったので、舞台とアニメでは少し違うのかなと感じています。まだお稽古が始まっていないのでどうなるか分からないですが、きっと舞台特有の元気なキタキツネちゃんになるのではないかなと予想しているので、いつも通りの私でキタキツネちゃんになろうと思っています。一人称が「僕」というのも初めてなのでそれも楽しみです。

──お衣裳もとってもかわいいですね! ビジュアル撮影で初めてキタキツネになった感想は?

 とってもうれしかったです! こうしたお仕事をさせていただいているからこそ着られるものだなと思いました。私はこんな大きな耳をつけたこともウィッグを被ったこともなかったので、初めてのことだらけでした。尻尾も思っていた以上に大きかったんです! ウィッグを被るために髪をまとめて網をかぶるのですが、見慣れない自分のその姿が面白くてすごいビジュアルだなと思ったのですが、舞台にいつも出ている方はそんな自分を見慣れてくるとメイクさんから聞いて、自分もいつか見慣れるときがきたらいいなと思いながらキタキツネちゃんになっていきました。金髪のロングヘアも初めてだったので、新しい自分になれたのがうれしかったです。

──新鮮な体験でしたね。

 新鮮でした! メイクも普段とは全然違ったんですよ。アイラインを長めにキュッと跳ね上げてキツネちゃんっぽい目になっていて。でも、リップはすごくナチュラル。普段、私はリップメイクが好きで、3色使っているほどこだわっているので、それも普段とは全然違いました。ファンの方からは「昔に戻った感じだね」と言っていただいたのですが、少し幼く見えるのかなと思います。

──今回の公演は、これまでの公演のさまざまな名曲をショウアップしたライブ形式で披露するそうですが、楽曲についてはいかがですか?

 (取材当時)まだどの曲を歌うのか分からないので、「この曲は歌うのかな」と想像しながら聞いています。でも、「舞台けものフレンズ」ではライブ形式の公演は今回が初めてなので、その場に立ち会えることがすごくうれしいです。貢献できるようにより一層、ダンスも歌も頑張りたいと思っています。

──キタキツネとして踊るのは、普段のダンスとは違うものになるのでは?

 そう思います。耳があるので、自分が思っている以上に身長があるんです。なので、ビジュアル撮影のときもドアにぶつかってしまったり、尻尾をあちこちにぶつけてしまったり(笑)。それをどう操って踊ればいいのかなと今、考えているところです。ただ、ファンの方から、「まなかん(稲場の愛称)は髪の毛まで踊っている」と言っていただくことがあるので、長い髪も尻尾も踊っていると言っていただけるようになれたらと思います。

──タイトルに「けものたちのしんねんかい」とある通り、新年が明けてすぐの公演です。そこで、ぜひ2025年を振り返っていただきつつ、2026年の目標を教えてください。

 2025年は盛りだくさんで、充実した1年を過ごせました。セカンドシングルのリリースや写真集の発売などいろいろなお仕事をさせていただく機会にも恵まれ、写真集の撮影や「Japan Expo Malaysia2025」の出演で海外にも行けた年だったので、勢いがついた1年だったと思います。この勢いを失速させないように、2026年もこの作品から盛り上げていきたいです。

(このインタビューは「えんぶ2月号」より転載)

プロフィール

いなばまなか○北海道出身。2013年よりHello! Projectのメンバーとして活動。2022年5月30日に開催した日本武道館公演をもって所属していたグループ”Juice=Juice”及びHello! Projectを卒業し、2024年4月にソロデビュー。本作は約7年ぶりの舞台出演となる。

インタビュー◇嶋田真己 撮影◇中田智章

公演情報

『舞台けものフレンズ JAPARI LIVE~けものたちのしんねんかい~』

原作・企画◇けものフレンズプロジェクト
構成・演出◇村上大樹
音楽◇楠瀬拓哉
出演◇稲場愛香 AOI(WHITE SCORPION)/加藤里保菜 小槙まこ 佐々木未来 佐藤 遥 田崎礼奈 田村響華 築田行子 根本流風 野口真緒 野本ほたる 森田涼花 八木ましろ 脇あかり/
安藤千伽奈 片瀬成美 金沢友花 CHOCO(WHITE SCORPION) 中野郁海 三村妃乃 三好眞瑚 吉宮るり/尾崎由香[※佐々木未来は17、18日のみ出演]

1/15〜18◎IMM THEATER

「えんぶ」2026年2月号は1月9日(金)発売!