「9-States」は、中村太陽の個人演劇企画ユニット「Nine-States」として2004年11月に活動開始、2007年にメンバーを集い「9-States」と名を改める。
根本にある世界観は、演者の「価値観」と「遊び心」を大切にし、『個々』が生み出す世界をこれからのために、今を楽しく、生きていて良かった、と言えるための笑える日常を描く。今回は、2011年に初演された『アイロニーの丘』を、2月下旬に下北沢駅前劇場にて上演する。

2026年、15年の時を経て“本公演”として帰ってきました。
あの頃のぼくらが描いた物語は、15年の時を経て、今のぼくらに問いかけてきます。
「お前は、今、どうしてる?」
「つまらない人生を過ごしてないかい?」
これは、15年越しの返信。
そして、今を生きるすべての“世迷い子”たちへの、ささやかな手紙。
若さの中で駆け抜けた景色を、今度は、徒歩で――ゆっくりと見まわしてみたいと思います。
──アンタの『当たり前』は、誰の『当たり前』なんだい?──
皮肉と希望が交差する、オジサンたちの奇妙な学園物語、再び!
中村太陽(作・演出・主宰)からのメッセージ

最初に『アイロニーの丘』を上演したのは2011年。
あのふざけた学園物語が、15年ぶりに戻ってきます。
当時、一緒に作品を作った役者さんのことも、学生時代の友達のことも、驚くほど思い出せないオイラがいます。人の記憶って不思議なものですね。
20年後のオイラが元気だったとしても、今回出演してくれた役者さんのことさえ忘れてしまうのかもしれません。だから、この舞台で輝く役者さんの姿を、あなたの記憶に残してもらえたら嬉しいです。あはは、丸投げしちゃいました。
改めまして、作・演出をやっている9-Statesの中村太陽です。最近は初老を迎え、人生について考えることも増えました。ただ、誰かが言ってました。人生なんて、死ぬまでの“暇つぶし”だと。
だとしたら、あなたと作品を共有するこの瞬間くらいは、“最も贅沢な暇つぶし”を届けたいと思います。
下北沢駅前劇場で同じ時間を過ごせたら嬉しいです。

あらすじ
人生100年時代を掲げた「人生リスタート支援政策」により、40代以上の大人たちが定時制高校へ入学した。
しかし政策転換によって学校は突然の廃校に追い込まれる。
最初で最後の生徒となった彼らは、皮肉に満ちた現実に翻弄されながら、それでも人生の意味を探し続ける。
これは、学びの本質を問いかける奇妙な学園物語。
「アイロニーの意味?辞書で調べな」
それが、僕らの合言葉。
あなたが『当たり前』と思っていることは、誰の『当たり前』ですか?




