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ニットキャップシアターが本拠地京都を題材に描く!『土曜日の過ごしかた』

京都を拠点に活動し、今年で27年目を迎える劇団ニットキャップシアターが、新作公演『土曜日の過ごしかた』を、2月に京都公演をロームシアター京都 ノースホール、東京公演を座・高円寺1にて上演する。
ニットキャップシアターは、劇作家・演出家・俳優のごまのはえを代表に旗揚げ。関西を中心に、福岡、名古屋、東京、札幌など日本各地で公演。代表作の1つ『ヒラカタ・ノート』は、OMS戯曲賞特別賞や「Kyoto演劇フェスティバル」の新・KYOTO演劇大賞・演出賞・観客賞を受賞。また2007年には初の海外公演として上海公演を成功させた。今回の『土曜日の過ごしかた』は、ごまのはえが脚本を手がけ、演出には大阪の演劇ユニット「万博設計」の橋本匡市を迎える。

物語の舞台となるのは戦前の京都の喫茶店。当時、京都近辺の喫茶店には『土曜日』という新聞が置かれていた。発行者は松竹の大部屋俳優であった齋藤雷太郎(さいとう らいたろう)。彼は大陸での戦争が激化する時代に、庶民感覚とユーモアを交え、政府に堂々と物申す内容を発信していた。「こんなご時世だから、みんな書くんです。」
齋藤雷太郎の活動を中心に、1930年代の時代背景の中で、個々人がどのように繋がり、生活を営んでいたか────。地域の記憶をもとに創作を続けるニットキャップシアターが、いよいよ本拠地京都を題材に創作する作品となる。

ごまのはえ(脚本・劇団代表)からのメッセージ

撮影:脇田友

私たちニットキャップシアターは京都の劇団です。京都といえば神社やお寺、和服や和食を思い浮かべる方も多いでしょうが、素敵な喫茶店と美味しいパン屋がたくさんある街でもあります。私たちの最新作『土曜日の過ごしかた』は、そんな京都の喫茶店を舞台にしたお話です。時代は昭和11年から12年。京都の喫茶店には「土曜日」という新聞が置かれていました。発行人は齋藤雷太郎という人物で、本職は松竹下加茂撮影所に所属する映画俳優でした。この時代の京都は映画産業が絶好調。カフェの蓄音機からジャズやクラシックが流れ、夜の鴨川の水面には色とりどりのネオンが揺らめいていました。一方でこの頃は、226事件から、盧溝橋事件へと続き、中国大陸での戦争が本格化する暗い時代でもありました。そんな時代に新聞「土曜日」はどんな記事を載せ、どんな人たちに支えられ、そしてどんな風に終わってしまったのかを描きます。昔のことを楽しみながら、今のことにも思いが及ぶ作品です。劇場でお待ちしております。

公演情報

ニットキャップシアター『土曜日の過ごしかた』

脚本◇ごまのはえ
演出◇橋本匡市
出演◇門脇俊輔 澤村喜一郎 仲谷萌 西村貴治 山谷一也 他

2/20〜22◎ロームシアター京都 ノースホール
2/27〜3/1◎座・高円寺1