劇団AUNの有志により、2021年に結成されたユニット「Dialogue!」。
座長・吉田鋼太郎のもと、シェイクスピア作品を約20年にわたり上演してきた劇団員たちが、自ら立ち上げた集団である。
そんな彼らが3月4日から8日まで、シアター風姿花伝にて『101分のペリクリーズ』を上演する。

Dialogue!はこれまで、演出の沢海陽子が複数のシェイクスピア作品を切り貼り・再構成した独自のスタイルで上演を重ねてきた。
しかし今回は初となる「作品一本上演」に挑戦。演目は、知る人ぞ知る名作『ペリクリーズ』。これまでの特徴であった「切り貼り」を封印し、一つの物語を真っ向から挑む。
昔々、ペリクリーズという領主がおりました。彼を襲う数多の困難の旅。絶対に人に知られてはいけない秘密を持つ者、慈悲深い者、善意の裏に悪意を秘める者、必死に生きる者…。様々な人に囲まれた苦難の末の結末とは?語り部ガワーがこの数奇な物語を101分で案内します────。
劇団AUNで培われた「シェイクスピアの言葉の面白さ」「いつの時代でも変わらない人間の心理」。 これらを分かりやすく表現し、シェイクスピアの楽しさを観客に伝えるために、小規模ながら質の高い作品創りをすることを目指しているDialogue!。今回は、客演に竹内瞳を加えた14名で、悲劇でも喜劇でもない、晩年のシェイクスピアが到達した『ロマンス劇』を観客に届ける!
沢海陽子(演出)からのメッセージ

劇団AUNの若手メンバーを中心に結成した「Dialogue!」が、今回ついに“一本のシェイクスピア作品”という大きな挑戦に踏み出します。
選んだのは『ペリクリーズ』。個性豊かなキャラクターたちが織りなすこの物語は、メンバーそれぞれの熱量や「アグレッシブさ」を引き出すのに最高の作品だと確信しています。私たちが目指すのは、シェイクスピアという高い壁を取り払い、誰もが「身近な物語」として楽しめる舞台です。古典の枠にとらわれず、現代的な感覚と温かみを込めて、驚きに満ちた世界を全員で作り上げています。
「切り貼り」のスタイルで培った自由な発想はそのままに、物語の深淵へと挑む私たちの新たなステージ。稽古場で生まれる発見の数々に、私自身も日々驚かされています。観劇後、皆様の口から思わず「おぉぉぉ!」という感嘆が漏れるような、刺激的な時間をお約束します。新しく生まれ変わるDialogue!の挑戦を、ぜひ劇場で目撃してください。

公演情報





