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戦争画で人類の“闇”を捉えようとした画家『藤田嗣治~白い暗闇~』再演!

劇作家・演出家の鈴木アツトを中心に活動する劇団印象-indian elephant-が、3月19日~24日、東京芸術劇場シアターウエストにて、『藤田嗣治~白い暗闇~』を上演する。

劇団名は、「印象」と書いて「いんぞう」と読み、鈴木アツトを中心に2003年に設立。2017年より児童青少年演劇の創作を開始。韓国やタイなど海外の演劇祭でも活動。また戯曲『女性映画監督第一号』で、2025年度、希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」の最終候補にノミネートされている。
この作品、『藤田嗣治~白い暗闇~』は、2020年~2022年に「国家と芸術家シリーズ」と題し、第二次世界大戦時の芸術家たちを描いてきた評伝劇4部作の1つ。2021年に初演されたものを新演出で再演する。

「日本という枠を飛び越えた、本物の絵描きになる」ため、横浜港よりパリへと旅立った藤田嗣治。しかしパリでは様々な画風が乱立、自分の知らない絵画の世界に嗣治は順応できずにいた。そして1年を過ぎた頃、第一次世界大戦が勃発する────。
2026年に生誕140周年を迎える画家・藤田嗣治。その人生の中のパリ時代(1913年〜29年)と、「アッツ島玉砕」などの戦争画の創作をしていく太平洋戦争時代(1938年〜45年)に焦点を当て、世界へと飛び出した画家だからこそ味わうことになった葛藤を描いていく。
作・演出は鈴木アツト。藤田嗣治役に文学座の石橋徹郎を迎え、劇団印象の佐乃美千子ほか実力と個性豊かな俳優陣とともに、東洋と西洋、その狭間で己の“絵”を模索し続けた、日本人画家の傷を抉る。出演者2名からのメッセージが到着した。

後東ようこ・斉藤悠

後東ようこ(ナタリア役)

若き日の藤田嗣治がパリで出逢い、“乳白色”誕生のきっかけとなった娼婦、ナタリアを演じます。画家・藤田の目に、パリや時代、女性はどう映り、どんな影響を与えたのか。史実を伝えるだけなら、他の方法がある。そんな中、脚本と演出に導かれながら、異なる背景を持つ人たちが尊重し合い交わる時間に、藤田嗣治の目に映ったであろう世界を感じています。劇場でそんな時間を皆さんと共有出来たら嬉しいです。

斉藤悠(村中青次役)

藤田がパリで出会った弟分の画家・村中を演じます。藤田の才能に惹かれながらも、激しい嫉妬を抱きつつ藤田を追い続ける存在。成功や苦悩、葛藤を”誰よりも間近”で見てきた彼の言葉に確かな実感を宿すべく、丁寧な対話を重ねながら理解を深めています。とてつもない作品になる予感とともに、誠実に挑みます。ぜひご期待ください。

公演情報

劇団印象-indian elephant-『藤田嗣治 ~白い暗闇~』

作・演出◇鈴木アツト
出演◇石橋徹郎 佐乃美千子 斉藤悠 後東ようこ 二條正士 木山廉彬 他

3/19〜24◎東京芸術劇場シアターウエスト