2016年に田谷野亮によって旗揚げされた「たやのりょう一座」が、本年1月に「1ZA(いちざ)」に改名。その改名後初の公演となる作品は、つかこうへいの名作戯曲『飛龍伝』。演出は、これまでも田谷野とタッグを組んでつか作品を数多く上演してきた、劇団☆新感線の創設メンバーこぐれ修が手がける。ヒロインの神林美智子役にはドラマや映画で活躍中の藤野涼子。ヒロインを囲む俳優陣として、田谷野亮、松村龍之介、富本惣昭、宮城大樹、内田将綺、参川剛史、高士幸也、財津優太郎、朝里升尋、北村一貴、犬飼太陽、前田悟、門松順、キムヒョンシク、成本晋太朗、林田葵といった多彩な顔ぶれが集合した。

日本中に革命の焔燃え上がる1970年、秋。
学生達の信望を集める作戦参謀・桂木順一郎は、全共闘40万人を束ねる新しい委員長に、自らが愛する一人の女を指名した。その名は、神林美智子。
そして彼女を愛した男がもう一人。その男こそ、日夜学生たちの弾圧に明け暮れる、警視庁第四機動隊隊長、山崎一平だった。
70年安保を目前に控えた緊迫感の中、山崎と美智子それぞれの、愛と革命の日々……。
1990年に初演され、つかこうへいの代表作の1つとして知られる『飛龍伝』。つかこうへいの17回忌となる2026年に、熱い感動とともに舞台上に甦る!
藤野涼子からのメッセージ

『飛龍伝』という物語にも、学生運動にも、私はオーディションを機に初めて向き合いました。
美しく愛嬌があるヒロインの「放っておけなさ」に胸を打たれました。
委員長として、強い態度で人を率いる立場であっても、人を思い、人を好きになる衝動はおさまらない。
自分たちの思想を抱えながらも、若さゆえの情熱と躍動感に溢れ、青春の力強さを湛えるその姿に、羨ましさと同時に恐れも覚えました。
様々な方に受け継がれ、今も愛される作品の中で、平成・令和を生きる私がどんな美智子と出会い、立ち上げられるのか。
怒りだけじゃない、揺れる人間としての美智子を皆さんに届けたいです。
つかさんの言葉と、作品のモデルとなった樺美智子さんへの敬意を胸に、
カンパニーの皆さんと、あの時代の揺れ動く炎を舞台上に灯していきたいと思います!






