
劇団皇帝ケチャップは、作・演出家で日本コメディ協会会員でもある吉岡克眞が、2013年1月に創設。日常会話の積み重ね、言葉の連なりが立ち上げる関係性の変化に注目した作劇を特色として、主に会話劇を上演している。吉岡いわく「どんなに悲劇を語っても片隅に笑いを意識した『会話劇』にこだわり続けています。どんなに辛くても笑っていられるうちはまだ大丈夫だから」。そんな皇帝ケチャップが2020年に上演した、ある夫婦の不倫劇『春に思い出す、夏の君はもう遠く』を女性キャストのみにリブート、4月15日~19日にシアター風姿花伝においてWキャストで上演する。
吉岡克眞(主宰)からのメッセージ

本作『春に思い出す、夏の君はもう遠く』は、12年前、同じ芸能事務所に所属していた二人の少女が、それぞれ違う人生を歩むことになった出来事を軸に、現在と過去が交錯しながら秘められた想いに光を当てていく物語です。
12年も前の出来事なんて、普通は細かく覚えていないものだと思います。時間が経てば、記憶は少しずつ色褪せていくものです。でも彼女たちにとってその出来事は、忘れてはいけない過去であり、大切な想いでもありました。当時口にすることができなかった言葉、誤解されたままの想い、そして時間が経った今だからこそ紡げる言葉。
劇団皇帝ケチャップは、言葉と関係性から物語が立ち上がる会話劇を作り続けてきました。本作でも10人の女性たちの会話が重なり合い、友情や嫉妬、愛情や後悔といった感情が交錯していきます。彼女たちの生きていた「夏」がどのような真実を持っているのか、ぜひ劇場で見届けていただけたら嬉しいです。
あらすじ
俳優の今津由香里は小説家としても脚光を浴びており、撮影が続く中、合間を縫って次回作の打ち合わせの席が設けられた。偶然にもその打ち合わせでかつての相棒と再会する。編集長となっていた高山美佳子に。
12年前、二人は同じ芸能事務所『レインツリー』に所属し、コンビのように売り出されていた。だが運悪く同じ人を好きになってしまったことで歯車が少しずつ狂いだす────。

公演情報

劇団皇帝ケチャップ『春に思い出す、夏の君はもう遠く』
作・演出◇吉岡克眞
出演◇
【Team 春】辻村心響 宮永一夏 瀬下涼杏 小嶋紗里 他
【Team 夏】新堂友菜 小寺絢 飯沼帆乃佳 真島淳 他
4/15〜19◎シアター風姿花伝
助成:アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】






