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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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いいいのいープロデュース 北村想『寿歌』東京公演まもなく開幕!

1979年の初演以来、演劇界に数々の伝説も生み出してきた北村想の戯曲『寿歌』が「いいいのいープロデュース」の手により三都市ツアーとして津あけぼの座、名古屋・七ツ寺共同スタジオでの公演を経て、9月17~21日東京のサンモールスタジオで上演される。

同作品は、出演者平均年齢70歳オーバーの座組で昨年4月の初演時には各方面で大きな話題となり、10月には秋田国際舞台芸術祭に参加。「設定年齢は違うがしっくりきた」「心に沁みた」「40年以上前に書かれた本であるにも関わらず、今の時代に合っていて新鮮であった」など、多くの観客から好評を得た。そして今回、混沌としたあの“寿歌世界”を彷徨っていた平均年齢74歳にも及ぶ老獪ベテラン役者陣3人が帰って来ての再演となっている。

ちなみに「いいいのいープロデュース」とは、今回出演の俳優3人俳優、井村昂、伊東由美子、猪股俊明、制作担当の五十嵐恵美、そして演出家の大西一郎が結成した「いいいのいー」(それぞれの名前を足している)プロデュース公演らしい。

かつて『寿歌』を観て腰をぬかしてそのまま演劇人生に突入し、公私ともどもずっと北村想世界を追い続けてきた大西一郎が、この未来で新しくも懐かしく危うく刺激的な物語の演出を担当する。

大西一郎 井村昂 伊東由美子 猪股俊明

大西一郎(演出)からのメッセージ

昔々、某歌劇団女優だった母に連れられ幼い頃足を踏み入れた日比谷の劇場楽屋でメイク最中の白塗り女優さん達に恐怖をおぼえて以来演劇嫌いの映画少年だった私は、まだ18くらいの学生時代に偶然にも北村想さんが書かれたこの『寿歌』を観て、「芝居っていうのはこういうのありなのかッ!!」と腰がぬけるほどびっくりし、以降演劇の世界へと歩む旅へと入ってしまったのでした。その後、その『寿歌』の演出をされた大杉祐さんにも出会えて作品創りを一緒にさせて頂いたり、1996年盛岡での劇作家大会で遂に想さんとも出会うことが出来たのは本当に幸運な旅だったと思うばかりです。想さんと出会った当時、想さんと共通に好きなものが必殺シリーズ、スタートレック、星野之宣の漫画と知り、嬉しくいろいろお話出来た時間にも舞い上がりました(笑)。
その『寿歌』をこうして皆さまの前で上演できることは本当に幸福な事だと思います。
しかも平均年齢たぶん74、6歳(笑)のこんなにも魅力的な役者陣でこの作品に挑めるなんて嬉しいばかりです。
『寿歌』の衝撃に腰をぬかしてから40年以上のこの旅の先に、あれからずーっと彷徨い続けたゲサクとキョウコとヤスオとの出会いが待っていたとは、まったく想像だにしなかった事が人生には起こるものです(笑)。東京初演から秋田を巡り、今回は幸福にも津から名古屋、そしてまた東京・新宿へと旅する事が出来ます。果たしてさらにこの先には何が待っているのか。
この作品が皆さまのお心のどこかに居場所を見つけられますように。
(当日パンフレットより)

【あらすじ】
核戦争後のあっけらかんとなーんにもない世界にリヤカーをひいた芸人ゲサクとキョウコがやってくる。
そこで2人は彷徨うように現れたヤスオという男と出会い、一緒に旅をすることになる。
花火のように空をミサイルが飛び交う世界の中で、3人の旅がはじまる…。

公演情報

いいいのいープロデュース 2026年3都市ツアー『寿歌』

作◇北村想
演出◇大西一郎
出演◇井村昂 伊東由美子 猪股俊明
9/5・6◎津あけぼの座(終了)
9/10〜13◎七ツ寺共同スタジオ(終了)
9/17〜21◎サンモールスタジオ

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