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株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
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ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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観劇三昧【2026年8・9月】ラインナップ

雨が続く毎日ですが、演劇ファンの皆様、いかがお過ごしでしょうか!☔✨

快適な「おうちの特等席で濃密な演劇に没入する」……。今夜はスマホやPCを「自分だけの劇場」に変えてみませんか?劇団や作り手たちが命を吹き込んだ言葉の数々が、じわじわと心の隙間を満たし、心地よい余韻を残してくれます。

それでは、観劇三昧における2026年8月・9月の配信ラインナップをご紹介いたします。8月1日〜9月30日の期間に配信された作品は、6団体12作品。そのうち5作品は個別購入作品です。

今のあなたの気分にそっと寄り添ってくれるような「お気に入りの一本」と出会えますように。


2026/08/01 11:00~配信開始

団体名:池袋ストリーム

作品名:ペルゴレーズ街の殺人事件

【脚本・演出】
脚本:逢巳花堂 / 演出:里井雪

【キャスト】
石井真/岡野浩介/草刈七海/大橋隆昌/徳本恭敏/熊谷香保里

【あらすじ】
いま世間を騒がせている事件といえば、若い娼婦が胸をナイフで刺されてしまったものの、金品を一切奪わずに立ち去った不可解なものだった。夜行列車に乗り合わせた私、老紳士、若い夫婦はその未解決の殺人事件について話題にするのだが・・・。渋谷ロフトヘブンにで上演された声優陣と生演奏で綴る朗読劇


2026/08/02 12:00~配信開始

★新着劇団
☆無料配信!

団体名:SKYSCRAPER

作品名:(全景映像)さすが九州クダンのごとし

【脚本・演出】
溝越そら(SKYSCRAPER)

【キャスト】
文目卓弥(飛ぶ劇場)/小関鈴音(ブルーエゴナク)/木下海聖(有門正太郎プレゼンツ)/廣瀬奏良
声の出演:児島誠・李慧瑛(以上、劇団C4)/横佐古力彰(劇団集合チキューン)/溝越そら(SKYSCRAPER)

【あらすじ】
「30歳になったら地元で強制お見合い結婚!?やってたまるかそんなもん!お願いクダン、力を貸して」江戸の妖怪、令和の九州で大活躍…?

「30歳になったら地元に戻ってお見合い結婚をしろ」親からのとんでもない指令に納得のいかないひまり。
働くことが生きがいの彼女は、幼なじみのリジーに相談したり、策を巡らせるうち、ひょんなことから妖怪クダンの噂を思い出す。しかし実際に目の前に現れた妖怪はなんだか信用ならない風貌で…?
北九州を舞台に、妖怪クダンと若者たちがひたすらもがく痛快コメディ。


2026/08/03 11:00~配信開始

☆無料配信!

団体名:池袋ストリーム

作品名:朗読劇「花柄な日記帳」

【脚本・演出】
上野健

【キャスト】
白井まゆ/元橋日向/二ノ宮すずみ

【あらすじ】
「まぁいいじゃないですか。結婚しててもしてなくても私はヤマトさんが好きです」
きっかけは一冊の日記だった。なんでこれがここにあるのかもわからない。ただわかっているのはこの日記帳が私たちをここに集めたということ。
三人の声優陣が織りなすミステリー会話劇


2026/09/15 16:00~配信開始

団体名:劇団肋骨蜜柑同好会

作品名:塔をたてる

【脚本・演出】
フジタタイセイ

【キャスト】
[あるいは現代のフランケンシュタイン]小島望(劇団肋骨蜜柑同好会)/嶋谷佳恵(劇団肋骨蜜柑同好会)/志賀耕太郎/吉成豊/依乃王里(箱庭円舞曲)
[象牙の塔(がんばったがダメ)]藤本悠希(劇団肋骨蜜柑同好会)/水口昂之(劇団肋骨蜜柑同好会)/杉田のぞみ/寺園七海(24/7lavo)/横室彩紀

【あらすじ】
バビロンからパライソへ

塔は下から建てなければならない。地盤がしっかりしていなければ、それはただの砂上の楼閣。吹けば飛ぶような、ハリボテの城に過ぎない。
ならば、地下から始めよう。
バビロンからパライソへ。積み上げた塔は天上を穿つか、それとも。

劇団肋骨蜜柑同好会が誇る、二人の脚本家が共通テーマで執筆。二つの塔、二つの希望、二つの挫折の物語。

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[第一の塔]
『あるいは現代のフランケンシュタイン』
男が塔を建てたのは、あの子のためだ。
遠い昔に会ったきり、もういなくなったあの子。
夏の思い出、塔の幽霊。

あれから随分と時間がたって、まだ彼の中にはあの子がいる。
彼の中にずっといる彼女は、でももうどこにもいない子。

だから彼は塔を建てたのだ。
人里離れた山奥に背の高い電波塔を。

その塔から発せられる電波は街の人々に降り注ぎ、
見えない踊りを見せ、聞こえない歌を聞かせるのだ。

その踊りを見て、歌を聞くのは彼一人なのかもしれないけれども。
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[第二の塔]
『象牙の塔(がんばったがダメ)』
がんばったけれどダメだったよ。
私はもうずっとここで暮らしている。
愛すべき本に囲まれて、何もわからず、何も残さず。
ひがないちにち、寝て起きて食べてまた眠る。
ただそれだけのイキモノ。
ああ、青よ。青。
お前もひとりぼっちかい。
散歩にでも、いこうか。
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2026/09/15 17:00~配信開始

作品名:夜を歩く

【脚本・演出】
フジタタイセイ

【キャスト】
室田渓人(劇団肋骨蜜柑同好会)/吉田覚(劇団肋骨蜜柑同好会)/アンディ本山/上岡実来/加納遥陽/窪寺奈々瀬(AURYN)/高村颯志(家のカギ)/陽向さと子(エアフォルク企画)

【あらすじ】
歩こう、夜が明けるまで。
明けない夜はないのだし、醒めない酔いはないのだ。

一人の酔っ払いが見知らぬ酔っ払いとともに夜の新宿を夜が明けるまで歩き回る。
おのぼりさんにとって、東京、とりわけ新宿は憧れの場所だ。
故郷からここではない場所。何者かになれるかもしれない場所。
何者かになれたかもしれない場所。
けれども、あこがれを抱いてこの街にやってきたおのぼりさんたちは
いつのまにか憧れの場所は生活の場所になってしまったことに気が付くだろう。
あのキラキラはもうなくなってしまったのだろうか?
失われてしまったキラキラは擦り切れてしまってもう見えない。
見えないものはもうないのだろうか?
いや、そんなはずはない

劇団肋骨蜜柑同好会があなたに贈る、青春の残滓のための“移動演劇”!
地上から地下へ。スペースOからスペース地下へ。出演者・お客様・スタッフ、すべてを巻き込んで物語は移動します(徒歩で)。


2026/09/15 18:00~配信開始

作品名:煙に巻かれて百舌鳥の早贄

【脚本・演出】
フジタタイセイ

【キャスト】
小島望(劇団肋骨蜜柑同好会)/嶋谷佳恵(劇団肋骨蜜柑同好会)/藤本悠希(劇団肋骨蜜柑同好会)/水口昂之(劇団肋骨蜜柑同好会)/フジタタイセイ(劇団肋骨蜜柑同好会)/今井勝法(theater 045 syndicate)/岡村梨加(kiel)/神野剛志/星澤美緒(たすいち)/三尾周平(Office8次元)/山下雷舞

【あらすじ】
逆襲が、はじまる

祈りは届き、努力は実る。夢はいつか必ずかなう。頑張っていれば、粛々と精進していさえすれば、神様はきっと見ていてくださる。

1990年代初頭。バブル崩壊の足音が刻一刻と近づいてくる羆川市百舌鳥ヶ原新地。
煙草屋の裏手、歓楽街に突如として現れるだだっ広い駐車場のど真ん中に、その小さな焼鳥屋「わらき屋」はあった。
異様なたたずまいに、道行く人は皆首を傾げる。

なぜこんなところに焼鳥屋があるんだろう?
なぜだろうね。

何もかもなくなった。八百屋、布団屋、金物屋、居酒屋、スナック、小料理屋、キャバレー、風俗、立ち食い蕎麦。みんなみんな、いなくなってしまった。だのになぜ、どうして俺はまだここにいるのだろう。

毎日17時、店主が暖簾をあげにくる。煤と油にまみれた赤提灯が、誰も居ない駐車場を照らす。鳥の脂が炭火に落ちて、もうもうと煙が立ちこめはじめると、やがてどこからともなくいつもの客が現れ、またいつもの馬鹿話をはじめる。なんてことはない酒場の光景。りんりんりんと電話が鳴り、どんどんどんとガラス戸が叩かれる。あんまり強く叩くので、隙間風吹くバラック小屋は、ぐわんぐわんと大きく揺れる。

祈りは届き、努力は実る。夢はいつか必ずかなう。頑張っていれば、粛々と精進していさえすれば、神様はきっと見ていてくださる。

暴対法成立直前、苛烈な地上げに抵抗する焼鳥屋「わらき屋」に、呪いと怨念が渦を巻く。
劇団肋骨蜜柑同好会が満身の力を込めて叩きつける、逆襲の“串刺し”ノワール。

※ 本作品は、タイトル・作品内容等に、主題歌としてクレジットされております離想宮さんの2つの楽曲『鵙の早贄』(2021)『人生なんてそれでいい』(2021)からのインスパイア・一部引用を含みます。


2026/09/15 19:00~配信開始

作品名:怪力乱神ヲ語ラズ

【脚本・演出】
フジタタイセイ

【キャスト】
池島はる香(牡丹茶房/ミレニアムプロ)/岩田あや乃/太田ナツキ/大森さつき(たすいち)/加納遥陽/外村道子/永田佑衣(日本のラジオ)/福田真夕(JACROW)/藤本康平/丸本陽子/三尾周平(Office8次元)/ハマカワフミエ/小島望(劇団肋骨蜜柑同好会)/嶋谷佳恵(劇団肋骨蜜柑同好会)/藤本悠希(劇団肋骨蜜柑同好会)/丸井山覚(劇団肋骨蜜柑同好会)/水口昂之(劇団肋骨蜜柑同好会)/室田渓人(劇団肋骨蜜柑同好会)/森かなみ(劇団肋骨蜜柑同好会)

【あらすじ】
天<そら>が破<わ>れ、市<まち>が熄<き>える

あやしげなこと
むやみなちから
みだれたせかい
かみほとけ

うまく笑えなくなったのは、いつ頃からだったろうか。
無機質なデジタル時計のアラームがなにもない部屋に響き渡り、私は今日も鏡に向かう。
鏡の向こうで笑っているのは、私のようで私ではない。
本当の私はあんなにうまく笑えない。

山間の町、田瓶市。私立星藍女学校に、とある噂が広がっていた。
「この学校に、悪い魔術を使ったものがいる」
年頃の少女達の妄言と切り捨てるのは簡単だ。生徒達も、本心からそれを信じているわけではないだろう。
だが現実はそう甘くない。事実生徒達の間には、言いしれぬ不安が蔓延しつつあった。
しかし、魔術とは。よりにもよって、この科学全盛の時代に、魔術とは。

世界はかつて、魔法に満ち溢れていた。人々もまた、自らをその世界の一部だと認識していた。
しかし、いつのまにか、魔法は消えてしまった。
荒野には道ができ、無限にも等しかった時間は切り刻まれた。世界は結界ではなく、国境で仕切られた。
理性が価値を生み、価値が発展を生んだ。この家の、床も、壁も、あの忌々しいデジタル時計も、私たちの生活はすべてその恩恵にあずかっている。

しかし、どうだろう。どこから来るのだろう、この孤独は。この寂しさは。
なぜ、ここにはなにもないのか。こんなにも物にあふれかえっているのに。
なぜ、わたしはひとりぼっちなのか。こんなにも人に助けられているのに。
神や仏がいるならば、彼らはなぜ沈黙しているのか。

6・6・6の獣の数字に1足して、十八番のその先へ。メインキャスト19名でお贈りする19回目の本公演。劇団肋骨蜜柑同好会が満身の力で叩きつける、病めるすべての怪力乱神愛好家のための、「疑心暗鬼を生ず」怪奇譚。
語り得ぬものについては、沈黙しなければならない。
異端の拝み屋ナメカタがその重い腰をあげるとき、紫に烟る鏡のうらでナニカが嗤う。


2026/09/17 19:00~配信開始

☆無料配信!

団体名:黒虹サンゴ

作品名:中堂大嘉一人芝居「優しさ、その先、或いは手前」に満たないもの

【脚本・演出】
脚本:中堂大嘉

【キャスト】
中堂大嘉

【あらすじ】
作家、中堂大嘉が描こうとした黒虹サンゴ第4回本公演『優しさ、その先、或いは手前』
それは家族の絆を描いた優しい嘘の物語。で、あったが色々あって公演は頓挫する。

……うん……いろいろあって。

多くの負債を抱えた中堂が自宅に戻ると、そこに愛する家族の姿は無かった。
失った家族や仲間を思い、絶望する中堂は自らが描いた物語に縋り付く。
これは優しさか、その先か、或いはその手前か、なんてそんな話ではない。
全くもって、そこまで辿り着けない「満たない」演劇。


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