浜中文一が「”なかなか”クズな役」で奮闘する舞台『ブラック・コメディ』が8月17日、IMM THEATERにて開幕!
1965年、ロンドンのナショナル・シアターで初演。その後もブロードウェイなど世界各地で上演されている、イギリスを代表する劇作家ピーター·シェーファーの人気作『ブラック・コメディ』が、2024年8月17日より浜中文一の主演にて上演される。
舞台はロンドンにある主人公・ブリンズリーの住むアパートの一室。ある夜、売れない若手彫刻家のブリンズリーは、留守中の隣人の古美術商の高価なコレクションを無断で借用し、部屋に飾り立てている。これから婚約者の父親と、大富豪の美術コレクターを招き、あたかもその品々が自分の作品のように振る舞い、一度に富と愛する女性を手に入れようと画策しているのだった・・・。
そんな主人公を演じる浜中文一より、出演に向けたメッセージが届いた。
今回のタイトルを初めて聞いたとき、もともと「ブラックコメディ」というジャンルが好きだったので、直感で面白そうやなと思いました。分かりやすい、ハッピーな作品よりも、ちょっと陰のあるような感じの方が、僕の性格に合っている気がするので(笑)。
この作品は僕が演じるブリンズリーという売れない彫刻家が、大富豪のコレクターに自分の作品を気に入ってもらうため、婚約者の父に結婚を許してもらうため、自らを取り繕うのですが、突然の停電に見舞われ、様々なハプニングが起こるというコメディです。
停電中は真っ暗で何も見えないと思うのですが、そこが舞台の面白さで、明るい場面では舞台は暗く、暗い場面では舞台を明るく見せるという演出で、観客の皆さんには本来見えない部分をのぞき見をしてもらいます…!ブリンズリーはなかなかクズな役なのですが、どこか応援してもらえるようなキャラクターで演じられればと思っています。
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婚約者役には市川美織、その父親で厳格な性格の大佐役を渡辺いっけい、ブリンズリーの昔の恋人役に三倉佳奈、隣人の古美術商役に山口森広、そしてブリンズリーの上の階の住人役で朝海ひかるが出演。
暗闇の中で繰り広げられるトラブルに次ぐトラブル! 抱腹絶倒のコメディをお見逃し無く。
【ストーリー】
無名の若い彫刻家ブリンズリーは、ある晩、留守中の隣人ハロルド宅から数々の調度品を無断で借用し、婚約者キャロルの父親と、大富豪の美術コレクターを自宅に招き、これらの品々が自らの作品であるかのように仕立て、一挙に富と愛する女性を手に入れようと企てている。
しかし突然停電が起きて・・・。
次から次へと訪れる来客たちと繰り広げられる受難の数々、ブリンズリーはこの危機を乗り越えられるのか?!
【公演情報】
『ブラック・コメディ』
原作◇ピーター・シェーファー
上演台本・演出◇大歳倫弘
出演◇浜中文一 市川美織 三倉佳奈 山口森広 朝海ひかる 渡辺いっけい 他
8/17〜9/1◎IMM THEATER