情報☆キックコンテンツ一覧
お得なチケット販売中!
情報☆キック
株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
公演情報、宝塚レビュー、人気作優のコラム・エッセイ、インタビューなど、楽しくコアな情報記事が満載!
ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
公演チケットで広告掲載

舞台『ロボコォォォン!-ROBOT COOONTEST!-』稽古場取材会レポート到着!

井上テテ(作・演出) 志田こはく 佐藤友祐 仲田博喜
 佐藤璃果 原西孝幸 笹森裕貴 雷太

笹森裕貴、佐藤璃果らが登場する舞台『ロボコォォォン!-ROBOT COOONTEST!-』が、12月4日〜7日にヒューリックホール東京にて上演されるが、その稽古場取材会が開催された。

本作品は、「高専生の甲子園」とも呼ばれるロボットコンテスト『高専ロボコン』を題材とした初めての舞台で、夢に向かってまっすぐに突き進む若者たちの姿を、熱く、そしてコミカルに描き出している。
笹森裕貴、佐藤璃果(乃木坂46)、志田こはく、佐藤友祐、仲田博喜が演じる風間西高専(通称カニ高専)の学生たちと、原西孝幸(FUJIWARA)演じる顧問の先生が、雷太演じるライバル校の学生達と対峙しながら、廃部となったロボコン部の再結成に奮闘する物語。

稽古シーン披露では、1場の物語の冒頭、風間西高専の各キャラクターの紹介、そしてロボコン部復活へ物語が動き出すシーン、そして、2場のサトルと冗駆郎と研が出会い、冗駆郎の『無駄』にかける想いを見せるシーンを披露。また、エンディングソングを披露。トークセッションでは、キャストが演じる役柄と、自分自身との共通項や違う点について話した。

《トークセッション》

笹森裕貴:正岡冗駆郎役
正岡冗駆郎は無駄なことに命を懸けている少年なんで、とにかく熱くて明るい。僕も学生のとき野球をやっていて、怪我をして活動ができなくなった過去を持ってるのですけど、そこはすごく似ているところだなと思いました。

佐藤璃果(乃木坂46):久米田研役
私はオカルト好きの久米田研を演じさせていただくのですが、UFOだったりオカルトに対して誰よりも熱い愛を持って、一直線に好きなことに向かっている研ちゃんが素敵だなと思っています。私も好きなものには一直線で、好きなことに対しての愛が強いところは似てるなと感じます。

雷太:高浜サトル役
高浜サトルは、僕とは正反対の人間で、イケメン王子みたいな役はやったことがないです。でも、役者だからこそ、正反対な役柄を演じるっていう楽しみというか、振り切ってやれるところはすごくあるので、魅力的に演じられたらなと思っております。

志田こはく:小椋青葉役
小椋青葉は、二面性を持っています。通常の青葉はオタク気質の女の子で、髪をほどくとギャルになる二面性を持っていまして。実際の私は、通常の青葉のようにオタク気質があるので、演じやすいと思っています。

佐藤友祐:鳥羽樹役
鳥羽樹は部長ということで、リーダーとしてみんなを頑張って引っ張ろうとしているのですが、それが空回ってる感じです。自分はリーダー経験はあまり無いのですが、周りを引っ張ろうとして、ちょっと空回ってしまう部分とかは、すごく共感を持てると思います。

仲田博喜:沢田舞石役
「僕自身が工業高校出身で、その時の自分を思い返してみると、沢田舞石みたいな、クールでちょっと何かに没頭してて、オタク気質なとこもあるし。まっすぐなところが似ているのかなと思います。

原西孝幸(FUJIWARA):石崎卓役
僕はロボコン部の顧問の先生をやってますけども、自分の学生時代を思うと、なんか威厳がある先生よりも、タメ口で喋れるような先生がいいのかなという想像のもとにやらしてもらってますけども。多分実際にいたら鬱陶しいんやろうなと思ってますけど、そういう感じでやらせてもらってます。

作・演出・井上テテ
高専ロボコンを題材にする舞台は、初めてとなりますので、高専ロボコンの魅力を皆さんに見ていただきたいなと思っています。ロボコンの部活にいる学生たちのドタバタ劇というか、そういうコメディを見ていただきたいなと思いますので、肩の力を抜いて観られる娯楽を提供できるような舞台にしたいと思っております。

稽古シーン披露で、凄まじい正岡冗駆郎のエネルギー量を見せたことに対し、どのようにアプローチしたかを問われた笹森は、「普段からお芝居をするときに、劇場の奥まで届くように大きな声出すことをモットーに生きてるので、そこは意識せずとも冗駆郎とマッチしているのかなとか思います。あと、やっぱりどうしても、他のロボコン部のみんなは役としてしゅんと収まりがちな役が多かったりするので、そこに本当に異質な存在としていられるように、一番うるさいし、一番動いてるし、というのはすごく意識させていただいてます」とポイントを語った。

トークセッションでも和気あいあいとした雰囲気を見せるカンパニーの空気感に対し、笹森は原西を見つめながら、「雰囲気、見てのとおりです。ね?」とコメントすると、原西は「はいはい最高です。楽しくやらせてもらっています」と食い気味に回答。「稽古の合間とか、原西さんもよく僕らと話してくださったりしてくれています」とエピソードを披露した。
また、カンパニーのムードメーカーを聞かれ、笹森と雷太は、すかさず仲田を指差し。それを受けた仲田は「そんなわけないでしょ!どう考えてもあなたがたでしょ!」とリアクション。笹森は「両サイドにいるお二方(雷太と原西)がなかなか元気で。本当に雰囲気のいい稽古場です。演出の井上テテさんも、何かやるたびに、いいねいいね!みたいな感じで言ってくださったりとかするので、挑戦しやすい場所だなって思っています」と、稽古場の様子を語った。

また、稽古の休憩中にダジャレが飛び交っていることを明かされ、当日に佐藤璃璃果と志田の間で起こったエピソードを披露。志田はダジャレが得意とのことで、「本が溺れてブックブク」と、日本語と英語を掛け合わせたダジャレを披露し、一同を感心させると、志田は「璃果ちゃんがとんでもないことを言い出して!ダジャレを多分知らない…」と発言。原西を中心に「そんな人おるん?」と騒然となる中、佐藤璃果は「アメリカであめ食べた」というダジャレを披露。「これは知らないな」と総ツッコミを受けていました。そして、志田の劇中の豹変ぶりがすごいという話を受け、志田は、「観てくださる方に伝わるように、声だけじゃなくて、動きでも見せるように心がけています」と演技のポイントを語った。

トークセッションの最後には、主演の笹森がカンパニーを代表し、「ロボコン×お芝居ということで、本当に新しい演劇の形、そしてエンターテイメントの形になっていると思います。しっかり役者として自分の責任を全うして、クオリティの高いものをお見せできるように日々精進してまいりますので、是非ご期待ください」と、来場者へのメッセージを送った。

【公演情報】
舞台『ロボコォォォン!-ROBOT COOONTEST!-』
脚本・演出:井上テテ
出演:笹森裕貴/佐藤璃果(乃木坂46)/雷太 志田こはく 佐藤友祐/仲田博喜/原西孝幸(FUJIWARA)
●12/4〜7◎ヒューリックホール東京(有楽町マリオン11F)
〈公式サイト〉https://robocooon.com/
〈公式X〉 @robo_cooon

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!