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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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西村まさ彦が主宰する「演劇集団 富山舞台」が小劇場B1(下北沢)で人情喜劇を上演

「演劇集団 富山舞台」は俳優の西村まさ彦が地元・富山で立ち上げた劇団で、今回上演する『恥ずかしながらグッドバイ』は今年の8月に地元の会場で本公演を行い大きな成果を上げ、さらに推敲し精度を上げての東京での公演となる。

原作は人情喜劇の書き手として活躍した中島淳彦の作品で、2007年には中島本人が演出も担当して大いに評価を得ている。今回の演出は東京サンシャインボーイズなどで活躍してきた俳優の西村まさ彦が担当する。

物語は、戦後27年ぶりに発見された旧日本軍の残留兵の実話をもとにした戯曲で、フィリピンを舞台に、ある外務省役人とその妻、現地の日本人、フィリピンの人々が交錯しての人情喜劇で、随所にちりばめられたユーモアが緊張と緩和の絶妙なリズムを生みだす作品となっている。

演出を担当する西村まさ彦はこの作品について
「題材は戦争である。「戦争はいけない」と直球で訴えるのではなく、笑いやユーモアを随所にちりばめることで、寂しさや葛藤を秘めながら人間の弱さや哀(かな)しさを浮かび上がらせる。観客が自然に共感しながら物語に入り込み、「戦争とは何か」を考えるきっかけとなれば、それが演劇の果たす役割だろう。」と語っている。

あらすじ

舞台は戦後30年の昭和50年。
外務省の役人・鳥塚偉夫は、元部下でかつての浮気相手・江藤を追って、
フィリピン・パラワン諸島の小島にあるマリンリゾートに来た。
そこで、フィリピン残留日系人のアキータから旧日本軍の残留兵がいるという情報を得て・・・。

公演情報

演劇集団 富山舞台 第9回公演 in Tokyo『恥ずかしながらグッドバイ』

作◇中島淳彦
演出◇西村まさ彦と富山舞台
出演◇中易百恵 阿閉三興 武内良樹 大野侑美 福田敏彦 他
12/19〜21◎小劇場 B1