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株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
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ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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新田次郎の歴史小説をミュージカルに!OSK日本歌劇団『梅雨将軍信長』

大阪を拠点に活動するOSK日本歌劇団が、男役スターの椿りょう主演で、ミュージカル『梅雨将軍信長』を上演する。原作は新田次郎の同名の歴史小説で、気象という視点から信長の戦いを描いていく。演出・振付は日本舞踊の尾上菊之丞が務める。公演は1月〜3月に、東京、大阪、名古屋、三重で上演、椿りょうの出身地・三重県名張市でツアーの最後を締めくくる。

織田信長は、梅雨を味方に桶狭間で今川義元を討ち、長篠では武田勝頼を破る。その陰には小鼓の音で天気を読み解く男、平手左京亮がいた。しかし天下統一を目前にした天正十年の夏、梅雨は訪れず、赤気が現れる。これを「異変の兆し」と警告する左京亮。だがその言葉に耳を傾けることなく出陣した信長は、宿所である本能寺に入る──。
信長役は椿りょう、平手左京亮は壱弥ゆう、そして原作には出てこない信長の妻・濃姫は城月れい、明智光秀には特別専科の桐生麻耶が扮し、フィナーレのOSK名物「桜パラソル」まで見どころいっぱいの公演となっている。

主演の椿りょうからのメッセージ

この度、歴史に名を刻む武将、織田信長を演じさせていただきます。
お客様がよくご存知の信長を演じることは、私にとって重責ですが、お稽古を重ね、自分なりの織田信長像を追求し、皆様にご覧いただけたらと強く思っております。
本公演は、「天下布武」という壮大な理想を掲げた信長の姿を、従来の豪胆なイメージにとどまらず、その心の奥に抱える孤独と葛藤、そして世界を変えたいという燃え盛る情熱が、魔道の生き様に変わっていく様子も描いています
明智光秀や平手左京亮との関係性を通じて、その孤独と葛藤がより鮮明に表現されていると思います。
『陰と陽』はこの作品の大きなテーマだと、先生からお話を伺い、陰と陽が交錯することで、冷酷な決断の裏側で、人としての弱さを抱え続けた信長の人間性を鮮やかに描き出します。
私たち出演者一同、菊之丞先生の世界観と一体となり、心をひとつに全身全霊で挑みます。戦国時代を生きた武将たちの想いを、迫力ある舞と熱量でお届けします!
是非、劇場にて、命の煌めきを感じていただきたいと思います!

あらすじ

戦国の世、織田信長は小鼓の音に天の気を読み解く男、平手左京亮と出会う。梅雨の空を味方に、信長は桶狭間で今川義元を討ち、長篠では武田勝頼を破る。戦のたびに降りしきる雨は、信長の進軍を後押ししてきた。しかし、天下統一を目前にした天正10年の夏、梅雨は訪れず、赤気が現れる。これを「異変の兆し」と警告する左京亮が気にかけるのは明智光秀であった。一方、左京亮の言葉に耳を傾けることなく出陣した信長は、宿所である本能寺に入る。夜も更け、その本能寺を桔梗の旗印を掲げた一団が取り囲む――。

公演情報

OSK 日本歌劇団『梅雨将軍信長』

出演◇椿りょう 城月れい 壱弥ゆう 京我りく 依吹圭夏 南星杜有 碧輝来 鼓珀響 奏叶はる 陽向だいち/桐生麻耶
1/15〜18◎東京 博品館劇場
1/29〜2/1◎大阪 ナレッジシアター
2/21〜23◎名古屋 メニコンシアターAoi
2/28〜3/1◎三重県名張市 ads ホール