唐十郎×蜷川幸雄の名作『黒いチューリップ』が紫テントで甦る!
1983年、西武劇場(現・PARCO劇場)で初演された本作は、唐が蜷川のために書き下ろした戯曲であり、両者の美学と濃密な世界観が鮮烈に交錯する珠玉の一作。その作品が、4月25日〜5月10日、花園神社境内に特設された新宿梁山泊紫テントにて上演される。
演出は二人を師と仰ぐ金守珍。唐×蜷川のタッグの代表作とも言える『下谷万年町物語』を、2022年に花園神社境内の紫テントで上演。その演出により紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞している。この『黒いチューリップ』はその系譜に続く最新作となる。

パチンコ店「チューリップ」は、欲望と幻想が渦巻く現代の縁日。
声帯模写師・エコーは、割れたパチンコ台の奥に咲く幻の〈黒いチューリップ〉に一目で恋をする。台から現れた女・ケイコ、刑務所に囚われた姉・ノブコ、そして黒いチューリップを咲かせようとした男・春太。
裏切られた愛と叶わぬ夢は、血と罪を呼び、花は人の身体と記憶の奥で育ち始める。毒、復讐、奇跡の水、生と死、現実と幻想が交錯する果て、暗い風の中に現れる傘をさした姉の影──。
ここに咲く〈黒いチューリップ〉は、救済か、それとも呪いか…。
水嶋カンナ、鴨鈴女、藤田佳昭、二條正士、荒澤守ほか24人の出演者が、深い敬意と熱いエネルギーで、唐十郎が描く欲望と救いのアングラ寓話に挑む!
荒澤守からのメッセージ

エコー役を演じます荒澤守です。
初演、1983年にPARCO西武劇場で上演され、43年の時を経て新宿花園神社へ。
パチンコ屋にひっそりと咲く黒のチューリップ。
愛、希望、嫉妬、復讐、求めるその先には何があるのか!
紫テントで巻き起こる渦巻く物語を身体、声、全てをかけてスペクタクルなドラマをお届けします!
皆さんに、「新宿でこんな事が起こっている!」という証人になって頂きたいと思っています。
是非、花園神社境内 特設紫テントへ体感しに来てください!
二條正士からのメッセージ

春太役を務めます二條正士です。
台本を開いた瞬間、そのイメージの奔流に目眩がしました。100台のパチンコが唸る喧騒、水没したタクシー、歌い踊る老婆たち。
日常の裂け目から溢れ出す唐十郎氏の幻想世界を、演出の金守珍氏がどう血肉化させるのか。唐十郎作品を知る方には懐かしく、知らない方には雷に打たれたような衝撃を感じていただけるものになると思うと背筋の伸びる思いです。
「テント」という特権的な空間でしか味わえない、狂気と純愛の物語。
皆さんの魂に刻まれる「濃密な非日常」をお届けします。
ぜひ花園神社紫テントへお越しください。






