新国立劇場『デカローグ 1~10』スペシャルトークイベント開催決定!
新国立劇場では4月~7月、ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキが発表した 『デカローグ』を上演する。
クシシュトフ・キェシロフスキは「トリコロール三部作」『ふたりのベロニカ』で知られるポーランドの名匠で、本作は旧約聖書の十戒をモチーフに 1980 年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた十篇の連作集。人間を裁き断罪するのではなく、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さを含めて向き合うことが描かれたこの作品は、人への根源的な肯定と愛の眼差しで溢れている。
もともとテレビ放映用ミニ・シリーズとして1987-1988年にかけて撮影され、その質の高さが評判を呼び、その後世界で劇場公開。スタンリー・キューブリック、エドワード・ヤン、侯 孝賢(ホウ・シャオシェン)など世界の映画作家が賞賛の声を贈っている。
この十篇の物語を新国立劇場では完全舞台化。全10話を大きく3つのタームに分け、4~5月は『デカローグ1~4』を、5~6月は『デカローグ5~6』を、そして6~7月は『デカローグ7~10』を上演する。総勢40名以上の出演者と共に、公演期間約4カ月という前例のない大規模プロジェクトに挑む。
今回、発表されたのは、演出の小川絵梨子と上村聡史、そしてスペシャルゲストに映画監督・石川 慶(『愚行録』『蜜蜂と遠雷』『ある男』)を迎え、クシシュトフ・キェシロフスキが遺した傑作『デカローグ』の魅力を語るトークイベントで、一般発売を目前にした2月12日(月・休)に開催する。
【デカローグ 1~10』一般発売直前!スペシャルトークイベント】
日時:2月12日(月・休)15:00~16:00(予定)
会場:新国立劇場・オペラパレス ホワイエ
登壇者:
小川絵梨子<新国立劇場 演劇芸術監督/演出>、上村聡史<演出>
スペシャルゲスト・石川 慶<映画監督>
進行役・大堀久美子<編集者・ライター>
料金: 無料・自由席(要予約)
定員: 最大150名程度(先着順)
受付開始:2024年1月31日(水)10:00~
申込・詳細: https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_027069.html