劇団 東宝現代劇 75人の会が菊田一夫作品のリーディングで4年ぶり再始動!

東宝現代劇75人の会 最近作「離ればなれに深川」

舞台『放浪記』『がめつい奴』、ラジオドラマ『君の名は』で知られる劇作家菊田一夫
が 1957 年(昭和 32 年)に創立した「劇団 東宝現代劇」の有志による「75 人の会」が、コロナ禍での休止を経て、4年ぶりに活動を再開することになった。

「劇団 東宝現代劇 75 人の会 特別公演“菊田一夫没後 50 年 ドラマ・リーディングの会”」と銘打って、数多ある菊田作品の中から選りすぐりの2作品『夜汽車の人』『毒薬』のリーディングする。

【演出家、劇団員からの言葉】
世界中で猛威を振るったコロナウィルス、劇場という空間での演劇公演も勿論大打撃を受け、当東宝現代劇の有志による“75 人の会”も4年もの自粛期間を余儀なくされておりました。
その復活を助けてくださったのは、やはり劇団創始者である菊田一夫先生でした。
本年(2023 年)が菊田一夫没後満 50 年を迎え、菊田作品をもう一度世に送り出したく「特別公演」と題し、再出発しようという考えが 75 人の会で浮上致しました。
発足当時 75 人居りました会員も大分少なくなりましたが、菊田作品の選りすぐりの2作品を、リーディングという形で発表し、長年応援してくださっているお客様、そして菊田作品を知らない世代のお客様にも、ぜひ楽しんで頂ける公演を一致団結して創ろうと、意気込み新たに公演に力を注いでおります。
どうぞ本年 12 月 21 日、22 日、深川江戸資料館小劇場に再びお運びくださいます様、皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。
丸山博一
横澤祐一
東宝現代劇 75 人の会

【劇団 東宝現代劇とは】
昭和 32 年、芸術座第 1 回『暖簾』公演後、次代の現代劇俳優を育てるべく劇作家であり東宝・演劇担当重役の菊田一夫の主唱により公募・試験の上、1 期生 23 名を採用して「劇団 東宝
現代劇」が設立。第 1 期生出身者には、丸山博一、井上孝雄、内山恵司、小鹿番、山田芳夫、青木玲子、小林誠、竹内幸子らがいる。そして、続く多くの劇団員が、東宝製作の演劇やミュージカルに長年にわたり出演してきた。 

森光子さんと丸山博一『放浪記』2009年
森光子さんと鈴木雅『放浪記』2005年
森光子さんと横澤祐一『おもろい女』1998年

《『夜汽車の人』 『毒薬』解説》 
『夜汽車の人』 
『放浪記』と並び評価される、1971年芸術座初演の傑作戯曲。
詩人萩原朔太郎の想い人エレナとの出会いと別れ。そして、詩に向き合おうとする朔太郎のひたむきさ、それを支える妹、恩師、理解を得られない両親との葛藤を通して、詩人朔太郎の半生が描かれている。
『毒薬』
森光子、浦島千歌子らの出演で1963年に放送されたテレビドラマ脚本。悪運の強いある男にかかわる女性3人を描いた喜劇。
素直に家に帰っていれば良かったものを・・・ある男が、家へ戻らず、愛人の所へも寄らず、会社の宴会等と嘘をつき、他の女の所へ行ったために巻き起こる大騒動。

【公演情報】
「劇団 東宝現代劇 75 人の会 特別公演“菊田一夫没後 50 年 ドラマ・リーディングの会”」
『夜汽車の人』
演出:丸山博一
出演】 大石剛、下山田ひろの、松村朋子、鈴木雅、古川けい、小林誠、柳谷慶寿、安宅忍、高橋ひとみ、高橋志麻子 劇団東宝現代劇 75 人の会、劇団東宝現代劇劇団員
『毒薬』
演出:横澤祐一
出演: 高橋志麻子、高橋ひとみ、下山田ひろの、古川けい 劇団東宝現代劇 75 人の会、劇団東宝現代劇劇団員
●12/21・22◎深川江戸資料館小劇場(江東区白河 1-3-28)
〈料金〉前売 2,800 円 当日 3,000 円(全席指定・税込)
〈一般発売日〉11 月 10 日(金)前売開始

〈お問い合わせ〉080-6697-3133(劇団東宝現代劇 75 人の会  13:00 ~17:00)

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