新国立劇場演劇研修所公演『君は即ち春を吸ひこんだのだ』間もなく開幕!

「ごんぎつね」や「手袋を買いに」をはじめ今なお残る名作を生み出し、今年で生誕110周年を迎えた新美南吉。その最後の6年間を描き、(公社)日本劇団協議会が主催する「日本の劇」戯曲賞2014で最優秀賞を受賞した、原田ゆうの『君は即ち春を吸ひこんだのだ』が、新国立劇場演劇研修所公演として、11月7日~12日、新国立劇場 小劇場で上演される。
 
南吉と周囲の人々が織りなす人間模様や日本人らしい繊細な心の機微を描き出した本作を、演出するのは田中麻衣子。出演は新国立劇場演劇研修所 第17期生7名。

児童文学作家・新美南吉の生誕110年、29歳の若さでこの世を去った早逝の作家の最期の6年間を3月に焦点をあて、切なくも優しい物語として描き出す。

《あらすじ》
1938 年(昭和 13 年)の3月、愛知県半田市。 新美正八(南吉)は「ごんぎつね」などを世に出し ていたが、文筆業で生計は立てられず、やっとの思いで女学校の教職に就くことができた。幼いこ ろから身体が弱い正八を心配する父や継母、幼馴染みや、教え子の女生徒……。正八の傍らにはい つも誰かがいたが、満たされぬ思いもあった。 文学への情熱が沸く一方で、正八の身体を静かに蝕んでいく病魔……。
1938 年から 1943 年、6年分の3月を描いた物語。


【公演情報】
新国立劇場演劇研修所 第17期生公演
『君は即ち春を吸ひこんだのだ』
作:原田ゆう
演出:田中麻衣子
出演:新国立劇場演劇研修所 第 17 期生/飯田桃子 小林未来 佐々木優樹 田崎奏太 立川義幸 根岸美利 樋口圭佑
●11/7~12◎新国立劇場 小劇場
〈料金〉 A席3,850 円 B席3,300 円 U25 席1,650 円 Z 席(当日券)1,650 円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉新国立劇場ボックスオフィス  03-5352-9999 (10:00~18:00)
 新国立劇場 Web ボックスオフィス https://nntt.pia.jp/

《2024 年4月入所の第 20 期生募集中》
2024 年4月入所の第 20 期生を以下の要領にて募集。
詳細は、新国立劇場演劇研修所ウェブサイトからご覧ください。
https://www.nntt.jac.go.jp/dramastudio/audition/

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