市川中車・中村壱太郎・市川團子らの出演で「立川立飛歌舞伎特別公演」開幕!
立飛グループ創立100周年記念事業として「立川立飛歌舞伎特別公演」が、10月25日に開幕した。(28日まで)
公演会場となった「立川ステージガーデン」は、JR立川駅北側「グリーンスプリングス」内にある多摩地区初の民間運営ライブエンタテインメントホールで、客席数は多摩地区最大規模の約2,500席。新たに誕生した空間で初めて上演される歌舞伎は、歌舞伎三大名作のひとつ『義経千本桜』より「忠信篇」を上演。
その初日を前に舞台が公開され、「ご挨拶」には市川中車が登場。続いて、中村壱太郎と市川團子による「解説」。
本編の『義経千本桜』「伏見稲荷鳥居前」では、中村鷹之資が初役で狐忠信を勤めた。
『義経千本桜』は、『菅原伝授手習鑑』『仮名手本忠臣蔵』と並ぶ三大名作のひとつで、延享4(1747)年に初演。全五段のうち、今回上演される「鳥居前」は二段目、「道行初音旅」と「川面法眼館」は四段目にあたる。狐忠信を中心として、狐親子の情愛と人間への義理を描く幻想的な物語。荒事や所作事をはじめ、狐言葉や早替り、宙乗りなどケレン味あふれる趣向がみどころで、狐忠信が活躍する「忠信篇」は、「三代猿之助四十八撰」のひとつとして人気を博してきた。
なお、「道行初音旅」では市川團子が狐忠信を勤め、「川面法眼館」では市川青虎が狐忠信で宙乗りに挑んでいる。
【公演情報】
立飛グループ創立100周年記念事業「立川立飛歌舞伎特別公演」
10月25日〜28日◎立川ステージガーデン(東京都立川市緑町3-3 N1)
13:00開演
出演者:市川中車/中村壱太郎/中村鷹之資/市川團子/市川青虎/市川寿猿/市川笑三郎/市川笑也/市川猿弥
「ご挨拶」
市川猿翁 監修 三代猿之助四十八撰の内「義経千本桜」忠信篇
序幕 伏見稲荷鳥居前
二幕目 道行初音旅
大詰 川連法眼館
市川青虎宙乗り狐六法相勤め申し候
〈料金〉1等席13,000円 2等席10,000円 3等A席5,000円 3等B席3,000円(全席指定・税込)
〈チケット取扱〉チケットホン松⽵ 0570-000-489 または 03-6745-0888
チケットWeb松⽵ https://www.ticket-web-shochiku.com/t/
〈公式サイト〉https://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/play/838