歌舞伎座『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』尾上菊五郎が出演!
歌舞伎座の11月公演は新開場十周年「吉例顔見世大歌舞伎」を開催、その昼の部では『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』を上演する。
この作品は、平成29(2017)年に新作歌舞伎として上演され、古代インドの壮大な物語と歌舞伎との新たな融合が大きな話題となった伝説の舞台で、初演から6年の時を経て待望の再演となった。世界を席巻するインドエンターテインメントの源流、古代インドの神話的叙事詩「マハーバーラタ」をもとにした、神と人間が織りなす壮大な物語が歌舞伎座で再び幕を開ける。
その『マハーバーラタ戦記』の開幕を目前に控え、称賛を浴びた初演に引き続き、尾上菊五郎の出演が決定した。菊五郎が勤めるのは、初演時にも演じた那羅延天(ならえんてん)。今回の再演では、菊五郎の長男・菊之助が初演に引き続き主人公・迦楼奈(かるな)とシヴァ神の二役、そして菊之助の長男・丑之助は我斗風鬼写(がとうきちゃ)とガネーシャの二役で初出演する。
菊五郎の出演決定により、初演で話題となった神々が一堂に揃う圧巻の場面に、仏の分身・那羅延天を勤める菊五郎、滅びの神・シヴァ神を勤める菊之助、富の神・ガネーシャを演じる丑之助という親子孫三代での共演が実現することになった。
自らの運命と向き合い、その使命を胸に懸命に生きる者たちの葛藤を描いた、世界的なインドの一大叙事詩と歌舞伎が融合する舞台に、菊五郎の出演でさらに期待が高まる。
【公演情報】
歌舞伎座新開場十周年 吉例顔見世大歌舞伎
●2023年11月2日(木)~25日(土)◎歌舞伎座(東京都中央区銀座4-12-15)
■上演演目:『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』ほか
■チケット発売中
チケットホン松竹 0570-000-489(午前10時~午後5時)
チケットWeb松竹(24時間受付)
■『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』出演者
迦楼奈/シヴァ神 尾上菊之助
太陽神 坂東彌十郎
仙人久理修那 中村錦之助
帝釈天 坂東彦三郎
百合守良王子 坂東亀蔵
風韋摩王子 中村萬太郎
汲手姫 中村米吉
阿龍樹雷王子/梵天 中村隼人
納倉王子 中村鷹之資
我斗風鬼写/ガネーシャ 尾上丑之助
鶴妖朶王女/ラクシュミー 中村芝のぶ
沙羽出葉王子 上村吉太朗
森鬼獏 尾上菊市郎
森鬼飛 上村吉弥
道不奢早無王子 市川猿弥
亜照楽多 河原崎権十郎
羅陀 市村萬次郎
多聞天 市川團蔵
大黒天 坂東楽善
那羅延天 尾上菊五郎
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/843