博多座開場二十五周年記念『六月博多座大歌舞伎』「東海道四谷怪談」の特別ポスター公開!
博多座では開場二十五周年記念『六月博多座大歌舞伎』の夜の部の演目、通し狂言「東海道四谷怪談」の特別ポスターのビジュアルを公開した。
本年6月2日(日)に福岡・博多座で開幕する博多座開場二十五周年記念『六月博多座大歌舞伎』では、夜の部 通し狂言「東海道四谷怪談」で、尾上右近がお岩を、尾上松也が民谷伊右衛門を共に初役で演じる。この度、公演に先駆け、撮りおろしの特別ポスターが公開された。
ポスタービジュアルは、赤ん坊を抱え不安げな表情で見上げるお岩(尾上右近)と、そんなお岩に寄り添うことなく視線も合わない伊右衛門(尾上松也)という、作品での二人の関係性を表現している。
同じ音羽屋で幼少期から兄弟のように育った二人は、憧れだった大役に並々ならぬ思いがある。ポスター用の撮影にも二人揃っての撮影にこだわり、積極的にアイデアを出し合いながら様々な構図を試した。スチール撮影時の二人のコメント以下のとおり。
尾上右近 「こういった撮影は一人のことが多いのですが、二人で撮らせていただけて、スタートという実感があります。想像を膨らませて撮ったカットもありますし、色々な方向性が探れて、この二人で、この時代じゃないと表現できないアプローチにこだわりました」
尾上松也 「この写真を見ただけで『東海道四谷怪談』を見てみたいと思っていただけるよう、現場の皆で考えながら撮れるだけ撮りました。この二人だからこそという空気感を出して、演目を見たことがある方でもワクワクしてもらえるビジュアルになったと思います」
博多座で『東海道四谷怪談』が上演されるのはなんと22年ぶり。「撮影した写真を博多座正面の大型ビジョンに全部流したいくらい(松也)」と語るほど手応えのあるビジュアルができ、二人の渾身の舞台への期待が高まる。
《船乗り込み》
『六月博多座大歌舞伎』に出演の歌舞伎俳優が、ご当地到着を船に乗ってお披露目する「船乗り込み」を今年も開催する。
■開催日:5月30日(木)14:00~
■乗船予定者:中村梅玉 中村扇雀 坂東彌十郎 尾上松也 坂東新悟 尾上右近 中村虎之介 中村鷹之資 中村莟玉 中村玉太郎 市村橘太郎 片岡亀蔵 片岡市蔵
■スケジュール
<5月30日(木)>14:00 乗船式典(キャナルシティ博多)14:25 乗船・出発(清流公園)14:45 口上(川端ぜんざい広場前)15:00 下船(博多リバレイン)~鏡天満宮参拝 15:30 式典(博多座劇場内)※開始時刻等は予定です。
船乗り込み 詳細: https://www.hakataza.co.jp/lineup/18#a7
【公演情報】
博多座開場二十五周年記念『六月博多座大歌舞伎』
令和6年6月2日(日)初日~17日(月)千穐楽
昼の部11:00開演 夜の部16:00開演 【休演】10日(月)
<昼の部>
一、修禅寺物語
二、身替座禅
三、恋飛脚大和往来 新口村
<夜の部>
通し狂言 東海道四谷怪談
出演者:中村梅玉、中村扇雀、坂東彌十郎
尾上松也、坂東新悟、尾上右近
中村虎之介、中村鷹之資、中村莟玉、中村玉太郎
〈問い合わせ〉博多座電話予約センター 092-263-5555(10:00~17:00)