益山貴司が新たな団体「焚きびび」を立ち上げ、9月に旗揚げ公演!

2022年に解散した劇団子供鉅人の益山貴司が、新たな団体「焚きびび」を立ち上げた。
”「焚き火にあたりながら聞くような物語」を、リリカルかつ情動的な対決姿勢で言葉と身体から紡ぎ出し、「今、必要とされる」舞台作品の創出を目指す”オルタナティブ演劇チームという。

メンバーは、実弟でありダンサー、俳優の益山寛司と、

モデルや舞踏家、俳優と幅広く活躍する高田静流。

益山貴司コメント

「もう一度、焚き火を起こす」
劇団をやめて3年、最後にオリジナルの戯曲を書いて上演してから5年。
そろそろ、体が冷えてきたので、劇団という焚き火をもう一度、起こすことにしました。
まずは弟の寛司と女優・高田静流の3人で火を熾します。ぜひ、僕らの焚き火にあたりに来てください。

そんな「焚きびび」の旗揚げ公演『溶けたアイスのひとしずくの中にだって踊る私はいる』が、2024年9月13〜16日に北参道にあるギャラリーで行われる。
ゲスト出演者は、エチオピアと日本のミックスでモデルのISANAと、

自身のブランドも展開する台湾出身のモデルBEBE。

音楽には益山の15年来の盟友である音楽家、「情景が視える音楽」をモットーに舞台や映像作品、Panasonic、資生堂など多数のCMなどに楽曲を提供しているイガキアキコを迎え、「これまでとこれからの重なった」舞台に挑む作品。「今、必要とされる物語」に挑戦する、益山貴司の新たなデビュー作となる。

【あらすじ】
一人の若い女が語り出す「かつての自分」。恋人との生活を楽しむ私、水の中の一匹の魚としての私、ケーキ皿に残された齧られたイチゴとしての私──。
彼女が語る登場人物がまた新たにかつての自分の登場人物生み出し、連鎖していきながら、モザイク画のように「彼女の世界」が立ち上がっていく。果たして彼女が語るのは現実なのか妄想なのか───

益山貴司コメント

旗揚げ公演は、「かつての自分」について語るお話です。
それは、過去と一直線に結びついた、例えば、「私は昔、子供だった」というようなものでもあり、例えば、本作のモティーフの一つである複式夢幻能のように、草刈り男が実は平敦盛だったようなものでもあり、例えば、見知らぬ廃屋に巡り合って、かつて私はそこに住んでいたかもしれないと感じるあの感覚でもあり、いわば、マルチバースのように、「かつての自分」が増殖していくような、そんな、「自分への解像度を下げる」物語です。
主人公の女性は、他者との「分かり合えなさ」に行きあたりますが、それはつまり、「私はあなたじゃない」からであって、本作では、そんな状況に「だからこそ、私、無限大」と腹をくくれるような、あるいは首をくくるような、楽観と絶望が入り混じった物語を書きたいと思います。

【公演情報】
焚きびび no.1
「溶けたアイスのひとしずくの中にだって踊る私はいる」
作・演出:益山貴司 音楽:イガキアキコ
出演:益山寛司 高田静流 ISANA BEBE 益山貴司
◆日程
2024年9月13日(金)~16日(月・祝) 
◆会場
JINNAN HOUSE B1F
diggin studio

焚きびび
公式サイト https://www.takibibi.com/

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