歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」初日・劇場前イベント開催!

歌舞伎座で「八月納涼歌舞伎」が8月4日に初日の幕を開けた。

当日朝、劇場前で出演者による開幕イベントが開催され、出演者の松本幸四郎、中村勘九郎、中村七之助、坂東巳之助、坂東新悟、大谷廣太郎、中村米吉、中村児太郎、中村橋之助、中村福之助、中村虎之介、中村歌之助、市川染五郎、中村勘太郎、中村長三郎(15名)が直筆の団扇とともに登壇。幸四郎、勘九郎など7名による挨拶もおこなわれた。

挨拶》


四郎 皆様暑いですかぁ~?!暑いですね!この暑さよりもっと熱い舞台がこの中(歌舞伎座)にありますので、そこですっきりしていただきたいと思います。本日初日を迎えました。千穐楽まで一生懸命、毎日すべてを出し切っていきますので、是非ともご来場いただきますようよろしくお願いいたします。

勘九郎 連日のパリオリンピック…寝られませんね。(柔道混合団体決勝で日本が敗れ)昨日は悔しくて3時ぐらいまで起きていました。選手の皆様には刺激と感動をいただいています。しかしながら、うちわに書いた「金」の文字は、“きん”ではなく“かね”です。私の演じる役は、一部、二部、三部ともに、“かね”にまつわる台詞がありますので、そちらにも注目していただきたいと思います。オリンピックに負けないよう、見ている方々にワクワクしていただける舞台を勤めたいと思います!

七之助 父(中村勘三郎)、(坂東)三津五郎のおじさまたちが作り上げた「納涼歌舞伎」に今年もかえってくることができ、とても嬉しく思います。そして、今年は父の十三回忌でございますので、心を込めて一生懸命勤めます。

巳之助 私事ではございますが、来月35歳になります。歌舞伎界ではまだまだ若いつもりでおりましたが、第二部の舞踊『紅翫』におきまして、9名の出演俳優の中でついに最年長がまわってまいりました(笑)。しっかり責任感を持って勤めたいと思います。第一部『ゆうれい貸屋』は、笑いあり、ホラーあり、シニカルあり、夏らしいお芝居です。

新悟 前回歌舞伎座で『ゆうれい貸屋』を上演した平成19年は、私は17歳くらいで、しゃかりきになんとか食らいついていこうという熱い気持ちを持って8月公演に出演していました。今もその気持ちは変わっておりませんが、もっともっと客席を盛り上げてお客様にスカッとした気持ちでお帰りいただける舞台を作っていきたいです。

児太郎 勘三郎のおじ、三津五郎のおじさま、そして父(中村福助)たちがはじめた「納涼歌舞伎」でひと演目任せていただけることをとても嬉しく思っております。今回の『ゆうれい貸屋』では、父が監修に入っております。父にはまだまだ及びませんが、一生懸命演じる気持ちだけは負けないように勤めます。 

橋之助 『紅翫』では、巳之助のお兄さんはじめ、若手でひと演目勤めます。「納涼歌舞伎」でこのような機会をいただけることがとても嬉しく、しっかり結果を出さなければとプレッシャーも感じています。勘三郎のおじから、「早く戦力になってくれ」と常々言われておりましたので、少しは応えられているのかなと思いつつ、より戦力になれるよう一丸となって頑張っていきたいです。

【公演情報】
歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」
2024(令和6)年8月4日(日)~ 25日(日)[休演]13日(火)、19日(月)
〈チケット取扱〉 チケットホン松竹 0570-000-489(午前10時~午後5時)
チケットWeb松竹(24時間受付)
〈公演サイト〉https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/878

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