ピナ・バウシュ最晩年の作品を、最愛のダンサーたちが踊り継ぐ『Sweet Mambo』上演決定!

彩の国さいたま芸術劇場のダンス・ラインナップ2025-2026で、ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団の『Sweet Mambo』が、11月に上演される。
ダンスと演劇が共生する<タンツテアター>の手法により、20世紀のダンス・演劇を変えた振付家ピナ・バウシュ。2017年の『カーネーションーNELKEN』以来8年ぶりの来日となるヴッパタール舞踊団による公演は、2009年に急逝したピナによる最晩年の作品『Sweet Mambo』。
本作の最大の魅力は、舞踊団の初期からピナと共に年月を過ごしてきたダンサーたちの存在。初演時のダンサーたちが集い、年齢を重ね円熟したダンサーならではの表現で作品を現代へと繋いでいく。2008年初演の本作は、ピナ・バウシュ没後初めてヴッパタール舞踊団に新作(『Bon Voyage, Bob』2018年初演)を振り付けたアラン・ルシアン・オイエンをアーティスティック・ディレクションに迎えて、2022年にドイツで再演。オイエンは再演にあたり、ピナが『Sweet Mambo』の創作過程においてダンサーたちに質問した内容をもう一度彼らに投げかけたという。
ピナ亡き後も彼女の遺志を踊り継ぐ初演時のダンサーたち(再演にあたり、一部出演者の入れ替わりあり)が、オイエンと共にピナからの問いと再び向き合い、初演から14年の時を経て蘇った。これまで日本で上演されることのなかったピナの最晩年の作品が、いよいよ今秋日本で初上演を迎える。
歓びや渇望、誘惑、失望、悲しみ、そして優しさ。舞台上で何度か発せられる「忘れないで」という言葉。ピナからダンサーたちへの、そしてダンサーたちからピナへの惜別の歌のような、温かな愛に溢れたステージとなる。
【公演情報】
ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『Sweet Mambo』
演出・振付:ピナ・バウシュ
舞台美術:ペーター・パプスト
衣裳:マリオン・スィートー
[再演]アーティスティック・ディレクション:アラン・ルシアン・オイエン
リハーサル・ディレクター:瀬山亜津咲、ロベルト・シュトゥルム
出演:ヴッパタール舞踊団
●11/27〜30◎彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
〈チケットお問合せ〉SAFチケットセンター 0570-064-939 (劇場休館日を除く10:00~18:00)
SAFオンラインチケット https://www.saf.or.jp/t/
〈公式サイト〉https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/104660/
【京都公演】
●11/21・22◎ロームシアター京都 メインホール
〈問い合わせ〉075-746-3201(10:00~17:00)
https://rohmtheatrekyoto.jp/