
・2024年9月に上演し、高い評を得たReading Musical「BEASTARS」が、2025年9月28日より東京・大阪にて再び上演が決定。9月28日に東京公演がシアター1010で開幕した。(10月2日まで。のち10月11日~13日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホール大阪にて上演)
その舞台写真とコメントが届いた。
板垣巴留原作の『BEASTARS』 (秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)は、「マンガ大賞2018」第1位にはじまり、主要マンガ賞4冠受賞。その後、アニメ版では190カ国以上で配信され、人気を博した超話題作。
その舞台化となる本作は、肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちの、人間社会ともシンクロする“葛藤・苦しみ・悲しみ”といった情感を、<歌と朗読>、<生演奏>、<パフォーマンスとダンス>で鋭く描き出し、新たな『BEASTARS』の世界が、ステージで体感できる。
出演は、ハイイロオオカミの少年レゴシ役<歌い手・読み手>を、俳優としてジャンルを超え第一線で活躍し続ける三浦涼介。そして、学園のカリスマ的存在でアカシカのルイ役に崎山つばさ。作品のストーリーテラーとしての役割も兼ねるラブラドールレトリバーのジャック役に風間由次郎。ドワーフ種のウサギのハル役、梅田彩佳と真山りかをWキャストで配役。主人公レゴシと同じ種族ハイイロオオカミのジュノ役を、美弥るりかが演じている。
また、本作Reading Musicalでカギとなる各キャラクターの心を表現する<パフォーマー>には、村田充、速川大弥、竹井未来望、MITSUKIといった実力派俳優たちが名を連ねる。



脚本は、2022 年文化庁芸術祭・演劇部門優秀賞を受賞した西森英行。演出を、話題の作品からブロードウェイミュージカルまで様々手掛ける元吉庸泰が務め、作品を作り上げます。さらに、ミュージカル『イザボー』、『町田くんの世界』、『鬼滅の刃』などの舞台音楽を手掛けてきた和田俊輔が本作での作曲・音楽監督を行い、ヤマザキタケルが本番演奏で参加している。
《あらすじ》
「俺、もっと強くなるよ。この社会にも、本能にも負けないために」
肉食獣である自分自身を受け入れ、ハルとの恋に向かって一歩踏み出したレゴシ。
しかし、平穏な学園生活を取り戻したかに思えたレゴシに、新たな危機が忍び寄る。
それは未解決の『食殺事件』の犯人の影だった…!
さらに裏市では、倒したはずのシシ組の残党が、『新生シシ組』として再び力をつけ始めており…
新たに訪れた強大な試練を前に、レゴシは『本当に大事なもの』を守り抜くことができるのか?
食欲、性欲、承認欲求。様々な欲望に翻弄される、若き動物たちの青春はまだまだ終わらない…!



三浦涼介<レゴシ役/歌い手・読み手>
いよいよ初日の幕が上がります。お稽古でパフォーマーの皆さんと合わせた時の一体感や感動、ワクワクをお客様にきちんとお届けできるように精一杯努めたいと思います。『BEASTARS』が大切で大好きな作品になりました。その思いも込めてお届けできたらと思います。リーディング作品には何度か携わらせていただいていますが、すごく難しいと感じます。でもそこにきちんと心があればお客様に伝わるはず。パフォーマーの皆さんや音楽の力も借りて我々が表現できることを、心を込めて精一杯演じていきたいと思います。
崎山つばさ<ルイ役/歌い手・読み手>
無事に初日が幕を開けられそうなことをすごく嬉しく思います。それぞれが役割や想いを抱きながら、色々な方に見ていただきたいという欲望をむき出しにして頑張っていきたいです。
風間由次郎<ジャック役ほか/歌い手・読み手>
僕の役が一番お客様目線でいられると思うので、そこを意識しています。また、元吉さんから最初に言われた“本を読む意味”、“読み聞かせていること”を大切にしています。日々の違いみたいなものを感じながら、何があってもこの物語を読み聞かせるということを意識していますね。あと、タイトルに「episode 1」とついた意味についても、語り継いでいってほしいという思いなどを届けられたら。
梅田彩佳<ハル役/歌い手・読み手>*Wキャスト
印象的だったのは、稽古の最終日に元吉さんから“ちゃんと共存して、孤独にならないようにしてください”と言われたこと。『BEASTARS』の世界でも、私自身も共存しようと思って、皆さんのことがより好きになりました。毎公演大切に演じていきたいと思います。
真山りか[私立恵比寿中学]<ハル役/歌い手・読み手> *Wキャスト
リーディングミュージカル初挑戦で、ハルちゃんのように1匹ウサギになってしまったらどうしようと不安に思っていました。でも、皆さんがすごく気さくに話しかけてくださって、安心したと同時に足を引っ張らないように頑張らなくちゃという気持ちで走ってきました。面白い部分をたくさん勉強して初日を迎えたいです!
美弥るりか<ジュノ役/歌い手・読み手>
一人での歌稽古を経て、読み手の皆さんと合わせて、パフォーマーの皆さんと合流してからはすごく濃い時間でした。皆さんからいただくインスピレーションがすごく多くて、共存しつつ、皆さんに影響を受けて変わっていくんだなと。短い時間でも作品の進化を感じられました。新しい形のリーディングだと思うので、お客様が入ってからの空気を味わうのが楽しみです。





村田充<レゴシ役/パフォーマー>
読み手の皆さんの声と素晴らしい楽曲、音に寄り添って、丁寧に舞台に立ちたいと思います。パフォーマーの役作りについては、振り付けの塩野(拓也)さんから、我々は読み手の皆さんの影のようなテーマだと伺いました。なるべく直線的な動きを意識したり、引き算を大切にしたり。自分の欲を抑え込み、原作に感謝しながら丁寧にやってきました。
速川大弥<ルイ役/パフォーマー>
僕は二回目の出演ですが、俳優である自分がルイのパフォーマーを演じる意味を考え、もう一段階進化した姿を見せられたらと思って稽古してきました。読み手とパフォーマーと演奏者の共存と共栄を感じていただけたら嬉しいです。
竹井未来望<ジュノ役/パフォーマー>
今回初めての出演で、身体表現だけで役を演じるのも初めてです。空気を感じながらフィーリングでできている感じが楽しいですし、挑戦的でもあって、毎回新鮮です。
MITSUKI[ミームトーキョー]<ハル役/パフォーマー>
舞台自体も経験したことがなかったんですが、それを感じさせないくらいのパフォーマンスをして皆さんを驚かせたいです。ハルちゃんは読み手が二人で演じているので、日によってそれぞれのハルちゃんを届けられたらいいなと思っています。
<Story Artist>髙澤礁太
今回はダンサーではなくストーリーアティストと表記されているので、その意味や新たなメンバーと一緒にやっていることなどを考え、また違う物語への入り込み方をしています。本番でも新たな発見が出てくるんだろうなと思っています。
<Story Artist>松岡歩武
読み手とパフォーマーのレイヤーが分かれているのは特殊な空間で新鮮でした。読み手さんと合わせた時に、違う道だけど調和する瞬間もあった。その和を大切にお届けしたいです。

【公演情報】
Reading Musical『BEASTARS』episode 1
秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
脚本:西森英行
演出:元吉庸泰
作曲・音楽監督:和田俊輔
出演:
[歌い手・読み手] 三浦涼介 崎山つばさ/風間由次郎 梅田彩佳・真山りか(私立恵比寿中学)*Wキャスト 美弥るりか
[パフォーマー] 村田 充/速川大弥/竹井未来望/MITSUKI[ミームトーキョー]
[Story Artist] 高澤礁太/松岡歩武
[演奏] ヤマザキタケル ほか
●9/28~10/2◎東京・シアター1010
●10/11~13◎COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
〈お問い合わせ〉rmbeastars@gmail.com
【配信情報】
9月30日の公演のマチネ公演/ソワレ公演にて、全景orスイッチング映像を選べる<生配信>実施が決定。
配信先/URL:ニコニコ生放送https://dwango-ticket.jp/project/G1ewcbxeaI
配信形態:ライブ+見逃し配信
配信日程:9月30日(火) 13:00公演【真山りか】=視聴期間:2025年10月7日(火)23:59まで
9月30日(火) 18:00公演【梅田彩佳】=視聴期間:2025年10月7日(火)23:59まで
*後日アーカイブ配信あり。
*視聴料金などの詳細は、公式サイトより確認。
〈公式サイト〉https://rm-beastars.com