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情報☆キック
株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
公演情報、宝塚レビュー、人気作優のコラム・エッセイ、インタビューなど、楽しくコアな情報記事が満載!
ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
公演チケットで広告掲載

【シリーズ展示④】植本純米×坂口真人の戯曲対談『過剰な人々を巡る♂いささかな☀冒険』

第4回展示作品

ジャン・ジロドゥ『オンディーヌ』

このお話、妖精のように美しい水の精(妖精なのですが)と、ハンサム?!な騎士の悲恋物語だと思っていたのです、が。豊かな知識を背景に冒険心とウイットにとんだ多彩な物語でした。近年、英語圏に押され気味ですが、さすが1939年のフランスの“エスプリ”は素敵です。

2014年08月06日掲載

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ウィキペディア『オンディーヌ』

まずは基本をこちらで。

ピティナ・ピアノ曲事典ラ/ヴェル : 夜のガスパール

「夜のガスパール」というタイトルは、ボードレールにも影響を与えたという夭折した無名の詩人アロイジュス・ベルトラン(1807~1841)の64篇から成る散文詩集のタイトルである。ラヴェルはこの中から幻想的で怪奇性の強い3篇を選び、そのイメージに大変な技巧を織り交ぜながら情熱的なピアノ曲に仕上げた。
1.オンディーヌ / “Ondine”
第1曲の「オンディーヌ」では、細かく刻まれた右手の連打の響きの中に、優雅で幻想的なメロディーが浮ぶ。人間の男に恋をしたオンディーヌ(水の精)が結婚をして湖の王になってくれと頼む。男がそれを断ると、オンディーヌはくやしがり、しばらく泣くが、やがて大声で笑い、激しい雨の中を消え去る。この上なく緻密な書法によって、水の世界を見事に表現している。

ピティナ・ピアノ曲事典編集部より一部引用

KogumaMischa

ラヴェル「夜のガスパール」より「オンディーヌ」 演奏:辻井伸行

大和高田市医師会/医師会ニュース

会報?に「オンディーヌの呪い病」と「ピックウィック症候群」という春日宏友先生の一文があります。
ハンスは「睡眠時無呼吸症候群」だったかも?この病は睡眠時に大イビキをかくのが特徴の一つだそうですが、ま、とにかく素敵なエッセイです。

シアターテインメントNEWS/中村米吉主演 不朽の名作『オンディーヌ』取材会レポ

歌舞伎役者の中村米吉がオンディーヌ役を演じるにあたってのインタビューが掲載されています。公演は終了していますが「歌舞伎も『オンディーヌ』も人間を描いているという点では同じ」などたくさんの話題あっておもしろいです。

ソフォクレス『オイディプス王』

今回は2500年前に作られた悲劇です。作者はソフォクレス。ギリシャ三大悲劇作家の一人といわれ、彼の作品は当時の演劇コンテストで数多く優勝し、実社会でもかなりの要職についていたという、スーパーな演劇&社会人です。この作品、良かれと思って行動したことが限りなく裏目に出てしまい、お父さんを殺し、お母さんを妻にし、自ら両目を刺し貫いて放浪! 主人公が神も仏も無い不幸のスパイラルに陥るという。でもお話しの元は神話というところに惹かれます。

2014年09月08日掲載

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ウィキペディア『オイディプス王』

嫌になるくらいの情報があります。

Yahoo!知恵袋

オイディプスに関してはいろいろ情報がありすぎてちょっとうざいですが、Yahoo!知恵袋の下記の質問への答えがちょっとずれているのもあっておもしろいです。
以下が質問です。

「ギリシャ神話について色々学びたいと思い、ソポクレスの「オイディプス王」という本の購入を考えているのですが、新潮文庫(訳・福田恆存)と岩波ワイド文庫(訳・藤沢令夫)だと どちらのほうが読みやすいですか?本にはあまり詳しくありません。是非、教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いしますm(__)m」

唐十郎『腰巻お仙 第一部 忘却篇 / 第二部 義理人情いろはにほへと篇』

(ト書き)
ここは壮大なワーグナーのローエングリン響く床屋。
床屋の椅子に、シャンプーのあわで顔が見えない禿の客が坐っている。
舞台そでからバケツに水をくんだ床屋が現れ、遠くからモーションをつけて客の頭に水をかける。客はグショグショにぬれてしまう。
(セリフ)
禿の客「冷たいなあ、かぜひいちゃうよ」
床 屋「だから、服をぬげといったでしょ。」
(ト書き)
禿の客しぶしぶ服をぬぎ、みすぼらしいパンツ1枚になる。床屋は彼を椅子に座らせ、軽石で星の禿をみがく。

2014年10月07日掲載

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文化遺産オンライン

横尾忠則が描いた『腰巻お仙』のシルクスクリーンで刷られたポスターがみれます。

大久保風土記(猫目)/その夜の戸山ハイツ②

これすごく面白いです。タイトルにあるように当時の地域周辺の話から、状況劇場絡みの話まで、ただの文化論を超えたエンタメ読み物です。こんなものがただで読める時代なんですね〜。
①から読むと飽きてしまうかもしれないので②から読むと①も読みたくなります。大きなお世話ですが!

大久保風土記(猫目)/その夜の戸山ハイツ①

大久保風土記

新宿区・大久保に生まれ育ち、今も大久保に住み、日々、大久保を徘徊するフラヌール。 大久保に眠るあまたの謎を掘り起こし、探っていきます。 インスタグラムでも、知られざる大久保を発信中。とあります。(特に対談記事とは関係ありません)

ウィキペディア『唐十郎』

とりあえず唐十郎も押さえておいてください。

オスカー・ワイルド『サロメ』

濃厚なエロティシズムと死の臭いが作品中に充満していて、浮き世離れしている作品かと思いきや、読み終わってみると現代の日本でもありそうな話にも思えてきて・・・。作者はこの官能的な作品を、心理的、会話劇に作ってほしいと願っていたようですが、当時のイギリスでは上演許可が下りないなどして、この舞台を観ることができずに亡くなったそうです。残念!

2014年11月03日掲載

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ウィキペディア『サロメ』

基本を押さえましょう。

RIVOLI ANTIQUES/オスカー・ワイルド著『サロメ』オーブリー・ビアズリー画 1894年英語初版本

ビアズリー画、初版本に掲載された13図、そのご再販版に収録された4図、そして参考画像としてストゥディオに掲載された1図がみれます。

ビアズリーと『サロメ』──退廃の美の極北
絵の解説が読めます。

WEEKEND CINEMA

オスカー・ワイルドの傑作戯曲に基づく衝撃作を話題の新演出で!『R・シュトラウス《サロメ》新演出』予告編。
「R・シュトラウスの艶やかな音楽に乗せ、時代設定をヴィクトリア朝時代に置き換えた新演出の様子」とあります。

ウィリアム・シェイクスピア『夏の夜の夢』

1600年頃に書かれたこのシェイクスピアの喜劇は、演劇はもとより、オペラ、バレエ、映画などオールジャンルで作品化されている人気作品です。当時のイギリスの偉い人の結婚式で初演されたと言われています。あくまでも今の感覚で言えばですが、半分余興的な状況で作られたものが、500年経っても頻繁に上演されていることにびっくりさせられます。あまり肩肘張らずに作っても大丈夫かな。そんな気も少ししてしまいますね。

2014年12月22日掲載

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ウィキペディア『夏の夜の夢』

豊富な情報があります。

メンデルスゾーン 劇音楽 『夏の夜の夢』(全曲)作品61 ラインスドルフ

メンデルスゾーン(独) Mendelssohn 1809~1847劇音楽 『夏の夜の夢』(全曲)作品61
“A Midsummer Night’s Dream”
ボストン交響楽団・合唱団
録音:1962~1963年、ボストン
1.スケルツォ
2.情景と妖精の行進
3.歌と合唱「舌先裂けたまだら蛇」(S、Ms独唱・女声合唱)
4.情景
5.間奏曲
6.情景
7.夜想曲
8.情景
9.結婚行進曲 – ハ長調、
10.情景と葬送行進曲
11.ベルガマスク舞曲
12.情景と終曲(S、Ms独唱・女声合唱)
演奏・歌唱・語り、YouTubeの粗っぽい流れですがファンタスティック♡心に滲みます。

LittleAutumn/ナショナル・シアター・ライブ『夏の夜の夢』2019年、ブリッジ・シアター上演:最高に笑えて、人種やジェンダーの問題も提示する演出のシェイクスピア劇

とても素晴らしい公演の、とても素敵な解説?(動画付き)です。残念ですが観客も含めてこれは日本ではできない。

青空文庫/岡本かの子『夏の夜の夢』

本編とは関係ないですが日本の『夏の夜の夢』です。ちなみに、ご存じかも知れませんが岡本かの子は芸術家岡本太郎のお母さんです。

松任谷由実 – 真夏の夜の夢

1993年に発売された松任谷由実の大ヒット曲ですが、こちらも本編とは関係ないか・・・

【シリーズ展示】植本純米×坂口真人の戯曲対談『過剰な人々を巡る♂いささかな☀冒険』

植本純米と坂口真人によるこの対談は、世界の演劇界で名を残す“過剰な作家”の作品を選び、その活力の根源を現代に甦らせようというグローバルな企画。2013年から『演劇☆キック』で連載、現在も進行中でここまでの77作品の中から当時の掲載順に5作品ずつ展示いたします。

プロフィール

植本純米

うえもとじゅんまい○岩手県出身。1989年から2023年まで劇団花組芝居に在籍。老若男女を問わない幅広い役柄をつとめ、ミュージカル、シェイクスピア劇、和物芝居など多彩に活躍。現代劇の女方として数多くのヒロインを演じてきた。またテレビやラジオのインタビュアー、イベントのMCとしても長年活動している。

坂口真人

さかぐちまさと○1986年に雑誌『演劇ぶっく』(2016年に『えんぶ』と改題)を創刊以降ほぼ通年編集長を続けている。2023年アートとエンターテインメントの実験都市『えんぶ☆TOWN』を構築。

文責◇坂口真人

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