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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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戦後史の影を描いた傑作『焼肉ドラゴン』が開幕! 

新国立劇場小劇場にて10月7日、鄭 義信が日本の戦後史の影を描いた日韓合同公演『焼肉ドラゴン』が開幕した。

本作は、2008年に新国立劇場が芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)とのコラボレーション企画として、鄭 義信に書き下ろしを依頼し制作された。日韓の過去、現在、そして未来を、音楽を交えながら、おかしくも哀しく切なく描くこの物語は、2008年、2011年、2016年に続き、2025年、日韓国交正常化60周年を迎えることを記念して、4度目の幕を開けた。

焼肉のにおいが客席にたちこめ、愛すべき家族と常連客の笑い声と歌声が響き渡る…9年ぶりに小劇場へ帰ってきた『焼肉ドラゴン』。2008年オリジナルキャストと新メンバーが新たな化学反応を起こし、「小さな家族の大きな物語」がより力強く立ち上がり、日韓キャストが創り出したエネルギッシュな舞台に、初日の客席からは熱い拍手が贈られた。

《あらすじ》
万国博覧会が催された1970(昭和45)年、関西地方都市。高度経済成長に浮かれる時代の片隅で、焼肉屋「焼肉ドラゴン」の赤提灯が今夜も灯る。 店主・金 龍吉は、太平洋戦争で左腕を失ったが、それを苦にするふうでもなく淡々と生きている。 家族は、先妻との間にもうけた二人の娘・静花と梨花、後妻・英順とその連れ子・美花、そして、英順との間に授かった一人息子の時生……ちょっとちぐはぐな家族と、滑稽な客たちで、今夜も「焼肉ドラゴン」は賑々しい。ささいなことで泣いたり、いがみあったり、笑いあったり……。 そんな中、「焼肉ドラゴン」にも、しだいに時代の波が押し寄せてくる。

【コメント】
鄭義信(作・演出) 
「焼肉ドラゴン」開店いたしました!
ソウル、北九州、富山、新国立劇場中劇場にも出張いたします。笑いと涙とちょっぴり辛い、家族の思い出がしみこんでます。どうぞお立ち寄りください。あのなつかしい家族一同で、お待ちしています!

【公演情報】
新国立劇場 演劇 2025/2026シーズン
日韓国交正常化60周年記念公演
『焼肉ドラゴン』
作・演出:鄭 義信
出演:千葉哲也、村川絵梨、智順、櫻井章喜、朴 勝哲、崔 在哲、石原由宇、北野秀気、松永玲子/イ・ヨンソク、コ・スヒ、パク・スヨン、キム・ムンシク、チョン・スヨン
●10/7〜27◎新国立劇場 小劇場
●11/14〜23◎韓国公演 芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター) CJトウォル劇場
●12/6・7◎福岡公演 J:COM北九州芸術劇場 中劇場
●12/12・13◎富山公演 オーバード・ホール 中ホール
●12/19〜21◎新国立劇場 中劇場 <凱旋公演>
〈凱旋公演一般販売〉2025年10月12日(日)10:00~ 
〈公式サイト〉https://www.nntt.jac.go.jp/play/yakinikudragon/

【舞台撮影:宮川舞子】
 

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