
1999年に活動を開始以来、社会派作品で評価の高かったRISU PRODUCEが、2014年に喜劇的な要素の多い作品『笑いの神様へ』を『劇」小劇場で上演したところ観客から高い評価を受け、2023年に再演、さらに今回元SKE48の北野瑠華をヒロイン役に迎え、新たなキャストで二年振りに上演する。余命宣告を受けながらも、生き別れになった父を探す為に東京にやって来た沙耶と、浅草芸人達との絆を描いたヒューマンストーリー。”東京舞台芸術祭 2025 Open Call Program 参加事業”。 作・演出を務める松本匠からのメッセージが到着した。

今作は2014年に「劇」小劇場で初演を皮切りに、その後、2023年に再演を行い、今回で三度目の上演になります。二年という短い期間で三度目の上演を決めた最大の理由は「劇場が笑いに包まれ、そしてお客様の反応が非常に好意的」だったことです。これまで社会派作品を数多く上演し続ける中で、喜劇的要素が多く含まれる作品は今作が初めてだったこともあり、ある意味、「挑戦」でした。その結果、予想以上に高評価を得たことと、そして再び、「客席にいるお客様の笑顔と、笑い声をもう一度、聞きたい」という思いで、上演に踏み切りました。今作は「親子愛」「コンビ愛」「絆」をテーマに、泥臭く生きながらも、笑いを探求し続ける浅草芸人達の「生き様」を赤裸々に描いております。劇中に出てくる芸人達もそうですが、僕たち演劇人も常に、良作と言われる作品創りを目指し、稽古に励む姿は、芸人達と同じではないかと感じております。今作で30回目の節目の公演になりますが、新たな出演者と共に、作品創りに励みたいと思っております。尚、今作は数年後を目処に、映像化の実現を目指しており、現在進行中。
【ストーリー】
ある日、大学生の沙耶(北野瑠華)は、体調に異変を感じ検査入院することに。
検査結果は「余命一年」という思いもよらぬ宣告だった。現実を受け止めることが出来ない沙耶は、産まれてすぐ亡くなった
と聞かされていた父が、実は今も生きていることを突然、母から告げられた。どうしても家族を捨てた理由を知りたくなった
沙耶は、母に置き手紙を残し、父親探しの旅に出た。唯一の手掛かりは「今も東京で漫才師をしているかもしれない」たった
その一言だけだった……。


【公演情報】
RISU PRODUCE
『笑いの神様へ』
作・演出・出演◇松本匠
出演◇北野瑠華 お宮の松 岡安泰樹 平野貴大 土井よしお 西山咲子 他
10/29〜11/3◎赤坂RED/THEATER
公式サイト
https://risuproduce.stores.jp/news/68a7e957d70f8c004b128aa5




