劇作家アーサー・ミラーの代表作を上村聡史が演出し、坂本昌行主演で上演する舞台『るつぼ The Crucible』のメインビジュアルが公開された。本作は2026年3月14日～29日、東京芸術劇場プレイハウスにて上演される。
本作は、『セールスマンの死』『橋からの眺め』など、今なお世界中で人気の高い劇作家アーサー・ミラーの代表作で、1953年にはトニー賞演劇作品賞を受賞し、以来各国で上演され続けている。
物語は、1692年にマサチューセッツ州セイラムで実際に起きた魔女裁判を題材に、集団心理の恐ろしさや人間の尊厳と愚かさを描いている。欲望と不安が渦巻き、人々の間に疑心暗鬼が広がり、集団心理が熱に浮かされて「るつぼ」と化す様子を描いたこの作品は、現代の人間にも大きな問題を突きつける。
この偉大な作品を演出するのは、現在新国立劇場演劇部門芸術参与である上村聡史。戯曲の面白さを最大限に引き出す演出で、美しく力強い、魅力的な作品を作り上げる。
主人公であるジョン・プロクター役は坂本昌行が演じ、『Oslo(オスロ)』以来2度目となる上村とのタッグを組む。
そして彼の妻であるエリザベス・プロクター役に前田亜季。ジョン・ヘイル牧師役に松崎祐介。魔女裁判の発端となる少女アビゲイル・ウィリアムズ役に瀧七海。
ほかに伊達暁、佐川和正、夏子、大滝寛、那須佐代子、大鷹明良、斎藤直樹、内田健介、浅野令子、米山千陽、長村航希、武田知久、星初音、安藤ゆり、山本毬愛と、実力派キャストが集結し、17世紀アメリカの実在した魔女裁判に挑む。
公開されたのは、坂本昌行、前田亜季、松崎祐介、瀧七海の４名によるメインビジュアルで、17世紀のセイラムに暮らすそれぞれの人物が、各々の信念を胸にしながら鋭い眼差しを見せ、ダークな雰囲気を漂わせて、公演への期待を高める。
【公演情報】
『るつぼ The Crucible』
作：アーサー・ミラー
訳：水谷八也
演出：上村聡史
出演：坂本昌行 前田亜季 松崎祐介 瀧七海 伊達暁 佐川和正 夏子 大滝寛 那須佐代子 大鷹明良
斎藤直樹 内田健介 浅野令子 米山千陽 長村航希 武田知久 星初音 安藤ゆり 山本毬愛
●2029/3/14〜29◎東京公演 東京芸術劇場プレイハウス
※他、兵庫、豊橋公演と巡演
〈一般販売〉2025年12月20日(土)AM10:00
〈公式サイト〉https://rutsubo2026.com/