
1996年宝塚歌劇団雪組による日本初演以来、宝塚のみならず日本を代表する大人気ミュージカルとして輝き続ける『エリザベート』。
実在のオーストリア皇后エリザベートを、黄泉の帝王トート、またの名を“死”が愛した、という大胆な設定から織りなされる「愛と死の輪舞」は、いまも多くの観客を魅了し続けている。
そんな作品が宝塚初演から30周年を迎えた2026年、長い歴史を繋いで作品を輝かせてきた伝説のスターたちが集結し、日替わり、回替わりの豪華絢爛な夢の饗宴が繰り広げられるのが、『エリザベート TAKARAZUKA30周年 スペシャル・ガラ・コンサート』だ。
キャストの組み合わせ表を見ただけで、どの回を観劇するかの嬉しい悲鳴が上がるスペシャル企画のなか、1996年2月の雪組初演から早くも同年11月に再演の幕を開けた星組公演で、黄泉の帝王トートを演じた当時の星組トップスター麻路さきと、同公演で革命家ジュラ、新人公演でトート、そして2005年の月組公演ではトップスターとして再びトートを演じた彩輝なおが、当時の思い出とガラ・コンサートへの意気込みを語ってくれた。
忘れもしない星組公演の初日
──今回、宝塚で『エリザベート』が上演されてから30周年の記念イヤーということで、そんなに月日が経ったのかと信じられないような思いなのですが。節目の年を迎えられていかがですか?
麻路 30年の月日ってあっという間だなと思うのと、30年経っていますから出演者がすごく増えているんだと、キャスト表を拝見して実感しています。私が星組で演じた時には、(初演トート役の)一路真輝さんと私しかトートはいなかったんですが、いまこれだけのトート経験者がいる年月が流れたと考えると、もちろん作品が良いからこれだけ歴史を重ねられたんですが、自分で演じた当時はまさかここまで続くものになるとは正直想像できていなかったので、驚くことばかりです。
彩輝 私も当時は30年も『エリザベート』が続いていくという感覚はなかったです。雪組で初演されてすぐに、マリコさん(麻路の愛称)が2組目として星組でされて、そこで私は革命家のひとりのジュラ役をさせていただいたのですが、その後専科を経て月組に組替えになって、2005年に5組目の月組でトートをさせていただきました。初演の頃を思い出してスタッフの先生たちも感無量のご様子でしたし、潤色・演出の小池修一郎先生が涙ながらにご挨拶なさっていたのを思い出します。それだけこの作品を宝塚バージョンにするにあたってのご苦労がおありになったんですよね。雪組での初演は一路さんの退団公演ということもありましたし、宝塚にセンセーショナルな衝撃が走ったと思うんです。そこから星組でマリコさんが2組目として、一路さんとは違うバージョンの『エリザベート』を創り上げていく過程は、傍で拝見していても本当にすごい情熱でした。その中にいられて幸せでしたし、それがあったからこそ、のちの歴史が続いていったんだと思います。
──それはすごく感じました。実は私、星組さんの上演の初日を拝見しているのですが…
麻路 宝塚大劇場のですか?
──はい。客席にいて、雪組さんの時にはほとんど歌だけで綴るミュージカルを、女声だけの宝塚で上演できるんだ、という驚きと共に正座しちゃうような感覚だったのですが、星組さんの初日を拝見して、あぁ『エリザベート』が宝塚の演目になったんだなと、すごく感動したのを鮮明に覚えています。
麻路 うわー、嬉しいです。私も初日のことは忘れもしません。いつも案外初日の前でも寝られるタイプなんですが、『エリザベート』の時は前の晩に寝られなくて、しかも宝塚の初日って、当時は公演前の朝に最終の通し舞台稽古もしていたので、すごく忙しいんです。それなのに小池先生が前日になって「初日の朝にお参りに行って来い!」とおっしゃって。だから私は初日の朝6時半ごろに、清荒神に行って……
彩輝 ホントですか?!
麻路 そうなのよ!まだお寺の方々がお掃除されているところに「すみません」と言ってお参りさせてもらいました。小池先生は「僕は僕で行くから」と言いながら「清荒神の何番目のここに参ってきて」と、もう最後は小池先生と私とで神頼みですよ。でも、もうやれるだけのことはすべてやったから、あとはお客様がどう御覧になって、どう評価されるのかはわからないけれども、自分としては、これ以上は無理だというところまでやってスタートしたので、ちょっと変な表現ですけど、どうなってもいいやという気持ちもありましたね。やっぱり初日って緊張するじゃない?
彩輝 そうですね。
麻路 でも『エリザベート』に関しては、雪組さんで大評判になってすぐの続演だったから、作品はすでに高い評価を得ているわけですよ。それが続演でいまひとつ、ということになったとしたら私のせいだ、くらいの気持ちになっていたんです。いまのようにネットですぐ感想がどんどん書き込まれる時代ではなかったですが、やっぱり星組版はいまひとつだと言われたら辛いなと思いながら、雪組さんの評価がすごかっただけにとても怖い気持ちのなか、必死で稽古を重ね、最後は神頼みもして(笑)、覚悟を決めて皆さんの前に立ったという、いつもとは違う想いのなかでの初日だったので。
──客席の空気もピーンと張りつめていましたけれども、「最後のダンス」のダンスパートをはじめ、麻路さんのトートならではの工夫がたくさんあったじゃないですか。それがすごく素敵で、あぁ、こうやって海外ミュージカルが「宝塚化」されていくんだなと思いました。
彩輝 思われますよね?私もそれはすごく感じたんです。
麻路 本当?嬉しい、そんな風に思っていただけるとは。
──ずっと思ってきました。そして彩輝さんは、先ほどもお話くださいましたが、のちに月組で退団公演として『エリザベート』のトートを演じられていますが、この星組公演では新人公演でトートをされていますね。当時はどんな風にお稽古されていたのですか?
彩輝 とにかくマリコさんにずっとくっついて歩いていました。オケボックスに行かれる奈落の奥に出る寸前までご一緒して。
麻路 そうだったね。普通の公演だと新人公演で主演がくる若手の子って、組のホープなので、本公演でもたくさん出番があるからずっと本役さんについて回るというのは難しいんです。でも『エリザベート』は役柄が結構限られているので、さえちゃん(彩輝の愛称)に送り出してもらって舞台に出ていって、袖に引っ込んだらさえちゃんが迎えてくれる、というくらいだった(笑)。
彩輝 特に本役が革命家チームだったので、自分が舞台に出ているところは、だいたいトートのマリコさんも出ていらしたので、それが出来たんだと思います。
麻路 新人公演ってただ役を演じるだけではなくて、舞台の上での段取りなどもすべて覚えないといけないんだけど、私が改めて教えなくても既に身体で覚えてくれていたし、色々な意味でずっと一緒にいられたのはありがたかった。ただ、1幕のラストシーンで、銀橋から出たいと私からお願いして出してもらうことにしたんですが……
──あの演出も衝撃でしたが、ご自身の発案だったんですね?
麻路 そうなんです。でもあそこで出るには案外タイミングが難しくて。特にトートは鬘が銀髪だし、指揮者の先生にライトが当たっているから、どうしたら2階席、3階席のお客様に見えないようにできるか?というのを試行錯誤して、黒い布を自ら被ってギリギリまで指揮者の先生のライトを避けて、ここで足をかけてあがる、等などをいっぱい説明したよね?
彩輝 そうです、本当に丁寧に色々なことを教えてくださって。
麻路 オケボックスのなかは演奏する方たちでいっぱいなので、私ひとりでも邪魔になるくらいだったから、さすがにさえちゃんも一緒に来てもらうという訳にはいかなかったし、高価な楽器にぶつけてしまったら大変なことになりますから、やっぱりその間のお約束事がいっぱいあったので。
彩輝 本当に何もかも教えていただいたからこそ出来た新人公演だったと思います。あとはいま、このお話で思い出したんですけど、月組で上演した時にはオーケストラの編成が変わって、演奏する方の人数が少なくなったんです。
麻路 シンセサイザーが入ったのってさえちゃんの月組バージョンから?
彩輝 そうです。だから私はオケボックスを通る時にも、それほど「すみません、すみません」という感じではなくてスーッと(笑)
麻路 いいなぁ(笑)
彩輝 ただ音楽の編成が変わるということには不安もありました。音が薄くなっちゃったりしないんだろうか、演奏に助けていただきたいのにって。(笑)
麻路 本当にオーケストラの方々の演奏あっての演目だしね。
彩輝 結果的にそれは杞憂だったんですが、その銀橋から登場することも含めて、マリコさ
んがされた工夫は、全部私もさせていただきました。(笑)

引き継がれ、紡がれていく伝統
──その月組で本役としてトートを演じた時にはいかがでしたか?
彩輝 私にとって退団公演だったのですが、男役としての集大成の公演で、あまりにも大きな課題をいただいたので、集大成というよりは挑戦という気持ちの緊張感が強くありました。
──歴代一かな?というくらい長髪でしたよね?
彩輝 そうですね。切るのはいつでも切れるから、舞台に行って扮装をしてからバランスを見て決めようということで、かなりの長髪にしていたのですが、小池先生も「うん、大丈夫だ、いけるね」と言ってくださったので。小池先生にもすごくこだわりがあるじゃないですか。
麻路 あるある、それぞれのトート像によってね。
彩輝 だから自分たちの嗜好というよりは「それは似合わないんじゃないか」「これがいいと思う」という指示をいただいたり。歴代のトートも同じ色は使っていないですよね?
麻路 いまとなっては、全員がバラけるのは無理かもしれないけれど、私のときは一路さんが銀髪に紫だったから、「それ以外の色にして欲しい」と言われたの。私もその後の公演を全部は観られていないので正確にはわかりませんか、できるだけ本人の個性にあった鬘で、ということも考えてくださっていましたね。
彩輝 ただ『エリザベート』に限らず、私には男役としてのお手本のすべてがマリコさんで、マリコさんの舞台の大きさをはじめ、素敵な部分をどうにかして自分のなかに取り入れたい、それをずっと目指していたんですよね。だから最後の公演、私にとって男役としての集大成の公演でもあるトート役では、手の使い方や所作が少しずつ自然に身に染みついていたんだと思いますが、お稽古場でエリザベートがフランツに最後通牒を渡したあと、トートが部屋に入ってくるときまず手だけを出すところで「マリコの真似しないで」って小池先生に言われて(笑)。
麻路 そんなこと言ったの!?(笑)
彩輝 すごく言われたんです(笑)。でも真似とかじゃなくて、もう私のなかにイメージが入っているからそうなっているのでじゃあ、どうしたらいい?……って(笑)。
麻路 あそこも星組バージョンからはじめたことだったからね。
彩輝 マリコさんが考えられたんですよね?
麻路 そう、トートって実体がないはずだから、本当はずっとそこにいたんだろうけど、人間の私が演じている以上それは無理で、出てこないといけない。だったら、まず手だけが出てきて、蝋燭を消すとどうだろうって。30年も前のことだからいつ思ったのかはハッキリ覚えていないんだけど、お稽古場でやってみたくなったんだよね。それで結局照明も変えていただいて、まず手だけに照明を当てて、蝋燭が消えてちょっと暗くなってトートがいるという形にしてもらったの。
──あれも本当にびっくりしました。それこそ今だったら「トートの手」とトレンドになっていたかも知れません。その後の上演でも踏襲されていますよね?
麻路 照明さん、小道具さんとも何回も何回も合わせて稽古しましたね。「ここで消して欲しい、絶対に先に消さないでください」みたいなこともいっぱい言ったと思うし、1幕の緞帳をトートが下ろす、というのも是非やりたくて、手で下ろす振りをするからそれに合わせて緞帳が下りてきて欲しい、という打ち合わせも繰り返し、繰り返しやりました。
彩輝 舞台の全てをトートが司っている感覚がすごく出ましたよね。
麻路 そういう意見を自由に言えたし、聞いてもくださったから、それは本当にありがたか
ったですね。
──小池先生は、そうした演者さん発信のアイディアも柔軟に取り入れてくださる方なのですか?
彩輝 もちろん先生から「こうして」と言われることもたくさんあるのですが、その時こちらがちょっとしっくりこなかったりした時には「じゃあこうするのはどうですか?」と伺ってみると「じゃあやってみて」と言ってくださいますし、良かったとなれば「うん、それだね」と認めてくださいます。
麻路 特に『エリザベート』も、いまこれだけ歴史を重ねてきた後で、また新たに変えるというのは大変だと思いますが、私の頃は何しろ2回目の上演だったので、何が正解かがまだなかった時代でしたから、試行錯誤もできたんだと思います。
彩輝 マリコさんの発案で引き継がれていったものがたくさんありますよね。

『エリザベート』に携われた幸運を大切に
──そこから30年の時を経て、このキャスト表を見ても、どの組み合わせも観たいという嬉しい悲鳴の宝塚を代表する演目になりましたが、こうして節目、節目で「ガラ・コンサート」という形で演じられていることで見えてきたものはありますか?
麻路 純粋にいい作品ですよね。曲もいいし、もちろん小池先生の潤色もですが、そもそもウィーンで創られたクリエイターの方たちが、これだけ長く上演しても古びない作品を生み出されたのがすごいことだなぁ、ものすごいエネルギーのある作品だなと感じます。特にガラ・コンサートでは、どんどん新しい方たちがOGとして参加していて、今回初参加される下級生のメンバーって、もう私の子供でもいいんじゃないか?くらいの年齢で。「ちっちゃい頃に観ました!」と言ってきてくれるんだけど「そうか、ちっちゃい頃だったのね」って言う(笑)、そういう歴史のなかに加えてもらえているのは、本当に良かったなと思います。
彩輝 2016年の20周年公演の時に「フルコスチュームバージョン」で出させてもらったのですが、今回の「30周年バージョン」と同じように、トートが何人もいて場面ごとに日替わり、回替わりで、色々な場面を入れ替わりながら演じる、というバージョンもさせていただいて。相手も変わりますし、毎回たくさんの人と組ませていただけて『エリザベート』ならではのお祭り感と緊張感がありました。
麻路 「私、今日どこに出るの?」とみんなで確認してね。プロローグでは勢揃いするから面白かったよね。
彩輝 トートが5人のバージョンと、1番多かった時に7人のバージョンもあって、毎回歌うところが変わるので、私1度間違えちゃったんですよ!いま思い出しました!(笑)
麻路 あった、あった。「注目!黄泉の帝王トート閣下、またの名を“死”」って全員が注目しているのに、歌わなかったんだよね(笑)。
彩輝 私じゃないって思ってたんです(笑)。
麻路 一瞬シーンってなって。
彩輝 あ、私だ!って、次の一節だけ歌って回しました(笑)。
麻路 元々大人数だから、みんなほとんどワンフレーズずつだったからね。
彩輝 毎回すごく緊張感があって、今日はここって確認して、自分に言い聞かせて出ていくのにやってしまいました!
──拝見している方は、次にどなたが出ていらっしゃるのかわからないので「あ、ここで変わるんだ!」と驚いたり、ワクワクしたりするのですが、確かに入れ替わられる皆さんは大変ですよね。
麻路 トート一人でやっていればカッコいいポーズも、5人で一斉にやると戦隊ものみたいになって(笑)しばらく笑ったよね。
彩輝 笑いました!でも今回の「30周年バージョン」は3人なので、また歌い分けが変わるってことですよね?
麻路 そうなのか!
彩輝 でも同窓会みたいで毎回とても楽しいなと思います。トート全員で運命共同体みたいになるし。
麻路 こうやって『エリザベート・スペシャル・ガラ・コンサート』が何回もできるのが本当にありがたいし、他にもOG公演をたくさん企画していただけていて、もうみんなが学年差を越えてどんどん仲良くなっているんです。特に「元星組」のメンバーはあまりにもよく一緒に出ているので、現役時代も星組生として同じ舞台に立っていたっけ?と思うほど仲が良くて、私たちにとっても本当に同窓会のようなありがたい企画です。
──では客席の私たちがワクワクするのと一緒に、舞台の皆さんも?
彩輝 楽しいです。もうずっと喋りっぱなしで。
──組み合わせも豊富ですし。
麻路 みんな作り方が違うから面白いですよ。ガラコンって動きもつけて歌うので、同じデュエットでも、昨日はここで目が合ったのに、あ、この人は目を合わせないんだとか、一応振付は決まっているんですけど、そういう自由さがあるので、それぞれの表現方法の違いも楽しんでいただけると思います。
──本当に行けるものなら毎日でも、という企画ですが、こうしてとてもご縁の深いお二人にお話しいただけているので、是非お互いに感じている魅力を教えてください。
麻路 さえちゃんは普段ふわっとしてるんですけど、いざ演じるとなるとすごい力を発揮するんですよ。そういうところがトート役の集中力に強く表れているし、トートの扮装もロングヘア―が本当に似合いますよね。『ベルサイユのばら』のオスカルもとっても綺麗だったし、私自身は男役としてがっちりしているタイプでしたから、さえちゃんいいなぁと思っていたところがいっぱいあります。妖精的なものを持っているから。
彩輝 妖怪じゃなくて?(笑)。
麻路 妖精って言ってるじゃない!(笑)。
彩輝 私は何度も言いましたけれども、男役としてもトート役としても指針となる素敵な先輩のマリコさんと、こんなに仲良くさせていただけて本当にありがたいです。私は初舞台のあと月組に配属になり、そこから星組に組み替えになったんですけど、ちょうど新人公演でマリコさんの役をさせていただけたので、本当にたくさんの時間を一緒に過ごさせていただきました。普段もおおらかで温かい方で、いろいろ面倒をみてくださって。
麻路 いやいや、でも本当に一緒にいたよね、ずっと一緒だった。
彩輝 ですから公私ともにお世話になりましたし、私の男役を作り上げていく過程の全てのお手本だったと言って過言ではないです。優しくて楽しくて、時々ポアンとして(笑)私達を笑わせてもくださる方です。
麻路 元星組のメンバーがしっかりしているんですよ。みんな面白いし、学年でいったら私が1番上なんですけど、みんなの方がしっかりしてる(笑)。
彩輝 本当にみんな仲が良くて、そうさせてくださるのもマリコさんのお人柄だと思うので、30周年の今回も本当に楽しみです。

──『エリザベート』日本初演から30周年のお祝い公演ということで、たくさんのファンの方々も心待ちにしていらっしゃると思います。改めて最後にそんな方々へのメッセージをお願いします。
麻路 宝塚現役時代よりも、OGとしての方が長くなって…
彩輝 長くなりました。マリコさん、私退団して20年なんです。
麻路 ね~そうでしょう?だから本当にこの大きな作品に参加させてもらえてることもとても幸せだし、もちろん前と同じようにはできないかもしれないんだけれども、一応まだこの30年元気でいられたことがね。
彩輝 本当にそうですよね。
麻路 そうした思いもこめて、OG公演の集大成として頑張りたいです。
彩輝 集大成はやめて下さい!
──そうです、通過点です!
麻路 そう言ってもらえるのは嬉しいけれども、これが集大成という覚悟で頑張りたいなと。
彩輝 そういう意味でなら、私も毎回、毎回、いつまでできるかな?と思うので、じゃあマリコさんを見習って集大成という心意気で頑張ります。
麻路 まさかここまでの年月、また男役をするとは思わなかったから。
彩輝 そうですね、退団後の方が長くなってもまだやらせてもらえるとは全く思っていなかったですし、今になっても発見と言うか、男役の楽しさを新たに知るところがあるので、ありがたいことだなと思います。
麻路 やっぱり運がいいよね。現役中に『エリザベート』の上演にあたらなかった人もいるし、出られていても下級生過ぎてメインキャストを演じていないとか、そういうことはもう自分たちではどうすることもできない運命だから。タイミングに恵まれた私たちは大好きな宝塚の『エリザベート』の良さを、こうした機会を通じてまたお伝えしていきたいので、是非観にいらして下さい!

【公演情報】
『エリザベート TAKARAZUKA30周年 スペシャル・ガラ・コンサート』
脚本・歌詞◇ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲◇シルヴェスター・リーヴァイ
構成・演出・訳詞◇小池修一郎
演出◇中村一徳
出演◇一路真輝 麻路さき 高嶺ふぶき 稔幸 香寿たつき えまおゆう 姿月あさと 和央ようか 湖月わたる 月影瞳 彩輝なお 朝海ひかる 大空ゆうひ 瀬奈じゅん 水夏希 大鳥れい 霧矢大夢 音月桂 北翔海莉 白羽ゆり 凰稀かなめ 夢咲ねね 望海風斗 明日海りお 真風涼帆 珠城りょう 柚香 光 美園さくら 星風まどか
初風緑 彩吹真央 愛月ひかる 出雲綾 朱未知留 寿つかさ 越乃リュウ 緒月遠麻 晴華みどり 光月るう 純矢ちとせ 宇月颯 蒼羽りく
白妙なつ 琴音和葉 夏樹れい 和海しょう 紫りら 晴音アキ 颯希ゆうと 蓮つかさ 朝霧真 綺城ひか理 花宮沙羅 花束ゆめ 村上すず子
宝塚歌劇団 特別出演◇美穂圭子 悠真倫 小桜ほのか
(※キャスト出演日詳細は下記公式サイト参照)
https://www.umegei.com/elisabethgala30/
●2/6~20日◎東京国際フォーラム ホールC ※公演終了
●2/28~3/15◎大阪・梅田芸術劇場 メインホール
〈料金〉S席:16,000円 A席:10,000円 B席:6,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場 0570-077-039(10:00~13:00、14:00~18:00)
●3/23〜25◎愛知・御園座
〈料金〉:S席16,000円 A席10,000円 ※未就学児の入場不可
〈お問い合わせ〉御園座チケットセンター 052-308-8899
【今後のライブ配信情報】
・3月2日(月)17時公演 :フルコスチューム‛16宙組スペシャルver.
(トート:真風涼帆/エリザベート:美園さくら/フランツ:北翔海莉/ルキーニ:愛月ひかる/ルドルフ:蒼羽りく
・3月5日(木)17時公演 :アニヴァーサリー‛14花組スペシャルver.
(トート:望海風斗/エリザベート:夢咲ねね/フランツ:北翔海莉/ルキーニ:宇月 颯/ルドルフ:柚香 光
・3月14日(土)17時公演:アニヴァーサリー‛18月組ver.
(トート:珠城りょう/エリザベート:夢咲ねね/フランツ:初風 緑/ルキーニ:宇月 颯/ルドルフ:柚香 光)
・3月15日(日)12時公演:アニヴァーサリー30周年ver.
(トート:麻路さき、姿月あさと、彩輝なお/エリザベート:大鳥れい、白羽ゆり/フランツ:稔 幸、和央ようか、初風 緑/ルキーニ:湖月わたる、霧矢大夢/ルドルフ:香寿たつき、凰稀かなめ
〈購入・視聴サイト〉
PIA LIVE STREAM(ぴあ) https://w.pia.jp/t/elisabeth-takarazuka/
Rakuten TV https://live.tv.rakuten.co.jp/content/530202/
〈配信チケット料金〉
ライブ配信視聴券:各5,500円ライブ配信視聴券(公演プログラム郵送サービス付き):各8,000円※送料別途必要
〈販売期間〉
2月6日15:00~ 各回アーカイブ終了日21:00まで※詳細は公演HPをご確認ください。https://www.umegei.com/elisabethgala30/special.html#live
【取材・文・撮影/橘涼香】



