
名優ジャン・レノが、日本で自叙伝的ひとり舞台を創作する――語り、演じ、歌う。すべてをさらけ出す、ひとりの男の物語。ジャン・レノ ソロ・パフォーマンス『らくだ』が5月から全国で上演される。
モロッコ・カサブランカに生まれ、フランス、アメリカと世界を渡り歩きながら数多の人生の重みを背負ってきた名優ジャン・レノ。自ら「僕の人生はらくだのようだ」と語る彼の歩みを辿る、自叙伝的舞台作品。日本にて創作され、5月10日~24日の東京芸術劇場 シアターウエストでの東京公演を皮切りに、富山・兵庫・静岡・宮城・石川・高知・福岡・山口・京都・愛知・岡山と全国11都市を巡る。
本作では、彼の人生に深い影響を刻んだ出会いや出来事を、出演映画の記憶と重ね合わせながら、その半生を音楽と物語で鮮やかに描き出す。そこに浮かび上がるのは、俳優ジャン・レノと彼が出会ってきた人々との精神の交歓の軌跡。演技のみならず、その歌声までも披露される本作は、スクリーンでは決して触れることのできない、新たなジャン・レノの芸術的真価を体感させる特別な舞台。俳優としての原点へ立ち返るため、あえて母国を離れ、言語も文化も異なる日本という地で、親密かつミニマムな舞台に立つジャン・レノ。世界的名優が自らのすべてを注ぎ込み、人生そのものを舞台芸術へと昇華させる――比類なきステージが、ここに誕生する。異文化の空間だからこそ浮かび上がる表現の核心と、人間ジャン・レノの真実。その瞬間に立ち会う機会となる。


演出を務めるのは、2024年に名作『レ・ミゼラブル』をシャトレ座で演出し、2025年のモリエール賞(ミュージカル部門)を受賞するなど、フランス演劇界を牽引しているラディスラス・ショラー。東京芸術劇場では、日常に根ざした人間の心の機微を鋭く描き出すフランスの小説家・劇作家フロリアン・ゼレールが手掛けた家族をテーマにした三部作『Le Père父』(2019年)、『Le Fils 息子』(2021年/2024年)、『La Mère 母』(2024年)を演出。2025年には同じくフロリアン・ゼレール作『飛び立つ前に』(橋爪功主演)の日本初演も成功を収めた。
また、自身の俳優人生を作品として紡ぐジャン・レノと共にステージに立つのは、パリを拠点に活動している音楽家パブロ・ランティ。現代的で柔軟な音楽表現として高く評価されるパブロのピアノ演奏が、ジャン・レノの歌や語りを支える。本プロジェクトは、ジャン・レノ×ラディスラス・ショラー、そして日本人スタッフによる共同制作で、東京から文化を発信していく、国際舞台芸術プロジェクトとなっている。
【メッセージ】

ジャン・レノ
若き日より、私は世界という大きな織物の中を旅してきました。
スペインの血を受けて生まれ、フランスに育ち、英国のミューズを伴侶とし、
いま、アメリカを故郷としています。
私は長年、自身の人生の旅路を紡ぐ舞台作品――
「航海(ヴォヤージュ)」を創り上げることを夢見てきました。
舞台は、物語と歌、映像のキャンバスとなり、観客を、ひとつの旅路へと導きます。
人生という唯一無二の美は、それぞれに異なりながらも、普遍の歩みを抱いています。
悲しみも、喜びも、それはすべての人に共通するものなのです。
【公演情報】
ジャン・レノ ソロ・パフォーマンス『らくだ』
(フランス語上演・日本語字幕付)
作:ジャン・レノ
演出:ラディスラス・ショラー
出演:ジャン・レノ
ピアノ演奏:パブロ・ランティ
●5/10〜24◎東京芸術劇場 シアターウエスト
ほか、富山・兵庫・静岡・宮城・石川・高知・福岡・山口・京都・愛知・岡山での全国公演あり
〈問い合わせ〉東京芸術劇場ボックスオフィス https://www.geigeki.jp
〈公式サイト〉 https://www.jeanreno-rakuda.jp/



