ヨビゴエによる第4回公演『輾転(てんてん)と町は』が、8月16日〜23日に中野のザ・ポケットにて上演される。

ヨビゴエは、TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)を原作とした舞台をプロデュースする団体。2023年に第1回公演として『異説・狂人日記』を上演。その後、 番外公演『千一夜の物語』や舞台『狂気山脈単独登頂』などを発表。日常から徐々に狂気や異界へ引きずり込まれる独自の世界観と、マルチエンディングが用意されている手法などで注目を集める。
今回もいつもと変わらない日常から、寒い夜の携帯電話の震えをきっかけに動き出す物語を描いて、【忘却】と【想起】の2パターンのエンディングが用意されている。
脚本はごくつぶし、演出は磯貝龍乎が担当。出演者は伊藤孝太郎、松木わかは、野口オリジナル、長島光那、上田悠介、楠田敏之ほかが名を連ねている。
上田悠介からのメッセージ

ある日『輾転と町は』で遊びませんか。とお誘いをいただいた。
演者である僕は、一枚衣を剥がせばTRPGプレイヤーとなる。公私混同の極みだが、自身がたどり着いた姿なので何も問題はない。むしろここに辿り着けてよかったと思っている。
ひとりの男が書いた、冬の冷たいお話。しかし物語には温かみを感じる。何故だろう。
きっとごくつぶしという人間が、そう言う人間なのだ。少なくとも僕はそう思った。
彼に隙を与える間もなく『舞台にしましょう』と伝えた。
本人はとても安堵しているように感じた。
きっと熱い思いを持って、セッションに誘ってくれたのだ。そしてその暖かさが私には伝わってきたのだろう。
作中にはノンがいる。
もしかしたら、作者の「暖」の表れなのかもしれない。
そんなことを思った。
《あらすじ》
今日もいつもと変わらない一日だった。代わり映えのしない朝日を浴び、見飽きた面々と普段通りの仕事をした。今日も、いつもと変わらない一日だった。
馴染みの居酒屋へと急ぐ。きっと今日も、いつもと同じテーブルで、いつも通りの面々が待っている。早く、早く行かなくちゃ──ポケットで携帯電話が震えたのは、忘れもしない、寒い寒い夜だった。
「あの噂は本当だったんだ」
君は、確かにそう言った。
公演情報

ヨビゴエ『輾転と町は』
原案・脚本◇ごくつぶし
演出◇磯貝龍乎
出演◇伊藤孝太郎 松木わかは 野口オリジナル 長島光那 上田悠介 楠田敏之
8/16〜23◎中野ザ・ポケット
https://tenten-to-machi-ha.netlify.app/





