坂元裕二作の舞台『またここか』リバイバル上演決定!

脚本家・坂元裕二が2018年に書き下ろした戯曲『またここか』(リトルモア刊)が、8年の時を経て来年2月にリバイバル上演される。
坂元裕二は、映画『怪物』で、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の脚本賞を受賞し、今年は2本の映画『ファーストキス 1ST KISS』と『片思い世界』が相次いで公開され、常にエンターテインメント界のトップを走り続けている。
本作はそんな坂元裕二ならではの濃密な台詞が紡ぐ奇妙で危うい愛の物語。
出演はドラマ『下剋上球児』や『ビリオン×スクール』などに出演し、今最も注目されている若手俳優、奥野壮。
映画『恋は光』での演技で第44回ヨコハマ映画祭にて最優秀新人賞を受賞した実力派の馬場ふみか。
ドラマ『初恋DOGs』、『その着せ替え人形は恋をする』、『御上先生』、など、数々の映像作品に出演し、今回、ストレートプレイに初挑戦となる永瀬莉子。
そして、ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』、『相棒』、『鬼平犯科帳』や映画『空飛ぶタイヤ』、『ひとよ』、『キングダム 運命の炎』など幅広い役柄をこなす浅利陽介と個性豊かな方々が決定した。
《あらすじ》
そこは東京郊外にあるガソリンスタンド。
父親から受け継いだこの店でせっせとタオルを畳んでいる若い男、近杉。
仕事に不真面目なアルバイトの宝居はどうやら読者モデルもしているようだ。
夏。ガソリンの匂い。ついたり止まったりする古い扇風機。
そこに突然、根森と名乗る男が看護師の示野という女を引き連れてやって来る。
どうやらその男は小説家。そして近杉の異母兄らしい……。
「あ、これはどうも、わたくし、あなたの兄、兄の者でして」
地面に残る灼けたタイヤの跡。冷蔵庫の腐ったハム。大事なお客様にはマドレーヌ。
ガソリンスタンドに集う人々の夏の一幕。
【公演情報】
『またここか』
作:坂元裕二
演出:荒井遼
出演:奥野壮 馬場ふみか 永瀬莉子/浅利陽介
●2026/2/5〜15◎座・高円寺1