情報☆キックコンテンツ一覧
お得なチケット販売中!
情報☆キック
株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
公演情報、宝塚レビュー、人気作優のコラム・エッセイ、インタビューなど、楽しくコアな情報記事が満載!
ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
公演チケットで広告掲載

『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』公開稽古レポート到着!  

キムラ緑子が笠置シヅ子役を演じる『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』は、1月2日~20日に東京・三越劇場、1月24日~2月1日には京都・南座で上演される。その初日を前に熱気あふれる稽古場が公開された。

歌手・笠置シヅ子(1914~1985)の波瀾万丈の生涯を描いた「わが歌ブギウギ」は、1987年に放送されたNHK銀河テレビ小説を皮切りに、ドラマ、音楽劇として愛されてきた。令和初上演となる今回は、劇団新派の演出家・齋藤雅文が補綴・演出を手がけ、作品をさらに練り上げて贈る。
笠置シヅ子を演じるのはキムラ緑子。共演者には、松村雄基、林翔太、桜花昇ぼる、惣田紗莉渚、賀集利樹、一色采子、曽我廼家寛太郎と、実力派俳優が勢ぞろい。数々の出会いや試練を乗り越え戦後日本を代表する歌手となったシヅ子の涙と笑顔の物語を届ける。

今回の公開稽古では、3シーンを披露した。
1シーン目では、大阪松竹座の楽屋を訪れた服部良一(松村雄基)が、笠置シヅ子(キムラ緑子)とユリー五十鈴(桜花昇ぼる)に、「東京で男に交じって大人のショウをやらないか」と持ち掛け、シヅ子は大チャンスと喜ぶ。

2シーン目では、東京行の電車の中、シヅ子が初対面の花森英介(林翔太)に東京で叶えたい夢を告白し、2人の今後を予感させた。

そして3シーン目では、服部がシヅ子のために名曲「東京ブギウギ」を生み出し、キムラの力強いパフォーマンスを中心に、全員が一体となったダンスで魅了。さらにシヅ子のヒット曲を盛り込んだ「ブギウギ・メドレー(買物ブギー~ホームラン・ブギ~大阪ブギウギ~セコハン娘~アロハ・ブギ~センチメンタル・ダイナ~ヘイヘイブギー~東京ブギウギ)」へと続き、最後の「ヘイ!」という掛け声には、自然と拍手が起こった。今作では、他にも全幕を通して様々な名曲をふんだんに盛り込む予定となっている。

公開稽古を終え、取材に応じたキムラは「あっという間に初日が迫ってきてしまいまして、ひっくり返りそうな感じですけれども、皆さんと楽しく元気な稽古場を過ごしております」と心境を明かし、「みんなで毎日こんなに汗を流して笑ったりしながら作っているので、初日はスカッといい感じになるのではないかと思います」とコメント。

松村は「緑子さんのエネルギーで、現場はとても盛り上がっています。緑子さんの頭の先から声がパーンと出て、常に動いていてエネルギッシュなので、僕らが引っ張られているんです。たぶん、笠置シヅ子さんがそのまま憑依しているんだと思います。もともと緑子さんもそうなのだと思うんですけど、エネルギーの塊、元気玉だと思います」と信頼を語りました。

また、2026年1月2日と新年に初日を迎えることについて、松村は「こんなに素晴らしい作品に参加させていただいて、きっとお客様もハッピーな気持ちになると思いますし、出ている僕らも、ものすごくハッピーな気持ちになって、幸せな1年を過ごせると思っています」と期待を寄せる。
キムラは「責任重大ですね。1月2日に三越劇場でやるのも初めてですし、今回は初売りのお客さんがいっぱいいらっしゃるところで、鏡開きとご挨拶をさせていただいて初日を迎えることになります。お客様にとっても来年一番最初に観るお芝居だと思うので、楽しい気持ちになっていただけたらいいなと願っています」と意気込んだ。

【公演情報】
『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』
作:小野田勇
補綴・演出:齋藤雅文
出演:キムラ緑子 松村雄基 林 翔太/桜花昇ぼる 惣田紗莉渚 賀集利樹 一色采子 曽我廼家寛太郎
2026/1/2~20◎東京公演 三越劇場、2026/1/24~2/1◎京都公演 南座
〈問い合わせ〉チケットホン松竹 0570-000-489(10:00〜17:00)、チケットWeb 松竹 検索
〈公演サイト〉https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/mitsukoshi_2601/

写真提供:Ⓒ松竹 笠置シヅ子資料室