紅ゆずる主演の “叙情たっぷりのへんてこラブストーリー”

2025年2月に後藤ひろひと作･演出、紅ゆずるの主演で高い評価を得た『FOLKER』。その二人が再度タッグを組んだ舞台『姫が愛したダニ小僧』が梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで2026年1月9日より上演される。（『FOLKER記事 えんぶ53号、紅ゆずる表紙+ロングインタビュー えんぶ21号を無料公開中/リンク先は下段に）

今回の公演では元宝塚のトップスターと、小劇団「遊気舎」の元座長という異色のマリアージュとなり、後藤ひろひと作品の特徴である個性的なキャラクターがユーモアを交えながら独自の世界を創り出す “叙情たっぷりのへんてこラブストーリー” と、宝塚時代では男役トップスターとして凜々しくも、時には最高のコメディアンヌぶり発揮して観客を圧倒していた紅ゆずるとの出会いが、私たち観客にとってまたとない新春のお年玉となることだろう。

あらすじ

老人介護ホームを訪れた夫婦は、自分がとある国の王の娘「すみれ姫」だと名乗る老婆に自分をホームから出してくれと頼まれた。目的は若き日に恋に落ちたダニ小僧との再会。その道中には姫が話す通りの不思議でおかしな世界が展開し、やがてはかつての家来が続々と出現して仲間に加わる。追いかけて来る凶悪なホーム職員。どれが現実でどれが幻想なのか？すみれ姫はダニ小僧に会えるのか？住宅街が、団地が、裏路地が、ファンタジー世界へと変わって行く時空を超えたへんてこラブストーリー。