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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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『Private Fears in Public Places』翻訳・小田島創志×演出・元吉庸泰、多彩な出演者で日本初上演!

アラン・エイクボーン作の日本初上演作品となる『Private Fears in Public Places』を翻訳・小田島創志、演出・元吉庸泰、そして12名のキャストにより、4月24日~5月24日にシアター代官山にて上演されることが決まった。 
 
2004年にイギリスにて上演された本作は“舞台上の映画”を意識して作られ、高速でクロスカットするシーン展開、登場人物の人間関係から見えてくる個々の孤独感が見所となっている。2006年にはアラン・シネ監督により、映画『Cœurs』として上映され、ベネチア国際映画祭で最優秀監督賞シルバーライオン賞を受賞している。
 
翻訳は目覚ましい活躍を続ける新進の翻訳家・小田島創志。演出は今演劇界、ミュージカル界で注目を集める元吉庸泰。この2人のクリエイターが新作翻訳劇に挑む。
 
キャストは12名で、この多彩な顔ぶれが6役を3パターンの組み合わせで演じる。

元軍人のダン役に、『ミス・サイゴン』エンジニア役、『レ・ミゼラブル』テナルディエ役ほか、出演作の枚挙にいとまがない駒田一。劇団四季では『オペラ座の怪人』怪人役、『美女と野獣』ビースト役ほか、退団後もミュージカル、映像でも活躍する鈴木壮麻。
 
ダンの恋人、二コラ役に、宝塚月組で『エリザベート』トート役、退団後も『ピアフ』等で存在感を見せる元月組トップスター彩輝なお。劇団四季では『マンマ・ミーア!』をはじめ数々のヒロインを演じ、退団後も『ジェイミー」『ウェスト・サイド・ストーリー』などで実力を発揮している樋口麻美。
 
ダンの通うバーのバーテンダー、アンブローズ役には,

『レ・ミゼラブル』ではガブローシュ、アンジョルラス、マリウス役を、『ミス・サイゴン』ではクリス役ほか、数々のミュージカルに出演を続ける原田優一。そして『ワールドトリガー the Stage』、『呪術廻戦』などの2.5次元作品から、ミュージカルまでジャンル問わず数多くの舞台作品に出演。直近の舞台「COROLLA」Produced by KRISTでは自ら作・演出・プロデュースも手掛けるなどマルチに活動する塩田康平。
 
二コラが客として訪れる不動産業者のスチュワート役には、Action Stage『エリオスライジングヒーローズ』シリーズ、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ等で様々なジャンルで魅せる稲垣成弥。そして『1995117546』『「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra”Stage”』「ハイキュー!!」など、ストレートからミュージカル迄活動の幅を広げる田中尚輝。
 
スチュワートの同僚、シャーロット役には、『ウィズ ~オズの魔法使い~』『bare』などで主演・ヒロインを務め、Netflixシリーズ「全裸監督2」メインキャストなど舞台・映像に活躍を見せる増田有華。宝塚歌劇団では数々の作品のヒロインやエトワールを務め、退団後も『賭ケグルイ』『アトム』などの舞台やディナーショーも成功させている音くり寿。
 
スチュワートと同居する妹のイモージェン役には、横内謙介演出『ドリル魂2024』や藤倉梓演出の『光られし女ども』などに出演し実力を磨いている冨川智加。『四月は君の嘘』『東京ローズ』などの話題作に出演を続ける山本咲希。
 
以上、12名の手練れのミュージカル俳優が集まり、人間模様が入り組んだストレートプレイを届ける。アラン・エイクボーン作の日本初演、小田島創志氏の翻訳、元吉庸泰氏の演出、出演者の渾身の芝居を楽しみたい。

《あらすじ》
不動産業者のスチュワートに案内されて、ニコラは婚約者のダンと住むための部屋探しをしている。軍隊を除隊させられたダンは職探しが上手くいかず、昼間から酒に溺れる生活を送り、ニコラとの仲もヒビが入り始めている。
ダンが通うバーのバーテンダーであるアンブローズは、父親アーサーの介護をシャーロットに依頼する。シャーロットは気難しいアーサーの介護をこなしつつ、不動産屋でスチュワートとともに働いている。
スチュワートと暮らす妹のイモージェンは、決して現れない “ブラインド・デート”の相手を待ち続ける。
ついに現れた相手は……。
人生が交差する6人の孤独がロンドンの街並みに浮かび上がる。
 
【コメント】 
小田島創志:翻訳
少し笑えて、少し怖くなって、少し不安になる―それが、アラン・エイクボーン作『Private Fears in Public Places』の特徴だろう。この作品、イギリスにいかにもいそうな登場人物しか出てこない。ものすごい悪人が出てくるわけではないし、ものすごい重大事件が起こるわけでもない。しかし、個人と個人が少しずつ絡み合っていくなかで、それぞれの心の中に、さざなみが広がっていく。社会は様々な線で分断されてしまっている。その線の枠内で、自分(たち)のことしか考えられないと、どのような孤独に陥るか―そんな、めぐり合う孤独たちの物語をぜひ堪能してほしい。そして、とにかく会話が面白い。イギリス演劇の醍醐味が詰まっていて、言葉の裏に、ユーモアと棘、“fear” が折り重なっている。その複層的な味わいが出るよう、翻訳に向き合い続けている。うまく翻訳できるかな、という“fear” と戦いながら……。
 
 元吉庸泰:演出 
『Private Fears in Public Places』ダブルにもトリプルにも取れるタイトルのミーニング。アラン・エイクボーンの近年の作品。先ず、この作品の日本初演に携われること、そして贅沢な小空間にこれだけの手練の俳優の皆様が集まってくださったこと。その幸運に感謝致します。ここでは言えないことばかりですが、本当に偶然に偶然が重なりこの作品をやれることになったのです。不思議な縁に恵まれています。
54ものシーンで構成される、不思議な縁で微妙に繋がるこの物語の登場人物たち。そう54もシーンがあるんです! 演出家としては困ったもんです。そんなところにアラン・エイクボーン氏の嘲笑も聞こえそうですが。真面目にこの戯曲が今の日本で上演される意味を考えつつ。この喜劇を楽しみたいと思います。
本作は今から約20年前のロンドンが舞台。今現在これから日本が突入しようとしている旧世代の価値観の崩壊と斜陽の中の物語です。一生懸命に、生活をし。一所懸命に、孤独と不安というものを捉えようとした彼らに会いに来てくだされば幸いです。
 
【公演情報】
『Private Fears in Public Places』
作:アラン・エイクボーン
翻訳:小田島創志
演出:元吉庸泰 
4/24~5/24◎シアター代官山
◆:駒田一、彩輝なお、原田優一、増田有華、稲垣成弥、冨川智加
★:鈴木壮麻、樋口麻美、塩田康平、音くり寿、田中尚輝、山本咲希
◇:駒田一、彩輝なお、塩田康平、増田有華、稲垣成弥、冨川智加
〈一般販売〉3月8日(日) 
〈問い合わせ〉サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
〈公式サイト〉https://private-fears-in-public-places.studio.site
〈公式X〉https://x.com/artistslinks