福原充則が演出、千葉雄大・藤井隆出演の『ジャズ大名』全キャスト&メインビジュアル公開!

KAAT神奈川芸術劇場では、福原充則の上演台本・演出、千葉雄大・藤井隆の出演で、筒井康隆の傑作小説 『ジャズ大名』 を12月に舞台化するが、その全キャストが発表され、またメインビジュアルも公開された。

筒井康隆による 小説『ジャズ大名』は、江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が彼らの奏でる音楽の虜となり、城中でジャム・セッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。
岡本喜八監督による映画(1986年)でも有名だが、今回は小説から新たに上演台本を書き起こし、物語の舞台を原作の九州の小藩から、実在した神奈川・小田原藩の支藩、荻野山中藩に置き換えたKAAT版オリジナル作品を創りあげる。

上演台本と演出を手がける福原充則は、舞台のみならず映像界でも多くの作品に関わり話題を提供し続けているその高い空間演出力で、筒井ワールドを存分に表現する。音楽は、栗コーダーカルテットをはじめジャズの周辺で多彩な活動を展開する関島岳郎。振付は、ダンスカンパニーBaobab主宰の北尾亘が担当する。

音楽好きの荻野山中藩の藩主・大久保教義役に、映画・ドラマだけでなく、近年は舞台での好演も記憶に新しい千葉雄大。家老・石出九郎左衛門役に、芸人・歌手・俳優としてマルチに活躍し、舞台ではストレートプレイからミュージカルまで欠かせない存在となっている藤井隆。今作で舞台での初共演を果たす2人が、息の合った掛け合いで、爽快に、かつ熱く舞台を駆け抜ける。
さらに、大鶴佐助、山根和馬、富田望生、大堀こういち、板橋駿谷、北尾亘、永島敬三、福原冠、今國雅彦、佐久間麻由といった個性的なキャストに加え、日本に流れ着く黒人役としてダンテ・カーヴァー、イサナ、モーゼス夢と、人気・実力を兼ね備えた俳優陣が、福原が創り出す筒井ワールドを実現する。

この度完成したビジュアルは、楽器を持った侍や町人・村人たちが音楽に熱中して、人々がひしめき合いながら往来を練り歩くイメージを表現し、劇中で繰り広げられる城内でのジャム・セッションの熱狂的な勢いを想像させる躍動感のあるビジュアルに仕上がっている。幕末にあったかもしれない歴史の一コマを音楽とダンスの狂乱とともに描くコメディが、現代の日本を明るく彩る。

《あらすじ》
維新の嵐が吹き荒れる江戸末期、アメリカの南北戦争が終結し、解放された黒人奴隷が故郷のアフリカを目指して船に乗り込むが、日本の小藩に流れ着いてしまう。鎖国の世、外国人の取扱いに困る藩の役人らは彼らを座敷牢に閉じこめておくが、好奇心旺盛な藩主・大久保教義(千葉雄大)は彼らの奏でる楽器の音に夢中になり、家老・石出九郎左衛門(藤井隆)の制止も聞かず、次第に城中を巻き込んでジャム・セッションを繰りひろげていく。熱狂はいつまでもいつまでも続き、そして・・・・。

 
【公演情報】

KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース
『ジャズ大名』
原作:筒井康隆(「エロチック街道」(新潮文庫)所収)
上演台本:福原充則 山西竜矢
演出:福原充則
音楽:関島岳郎
振付:北尾亘
出演:千葉雄大 藤井隆 
大鶴佐助 山根和馬 富田望生 大堀こういち
板橋駿谷 北尾亘 永島敬三 福原冠 今國雅彦 佐久間麻由
ダンテ・カーヴァー イサナ モーゼス夢
高田静流 入手杏奈 米田沙織 山根海音 神野幹暁
演奏:大熊ワタル 川口義之 辰巳光英 和田充弘 桜井芳樹 こぐれみわぞう 関根真理 関島岳郎
●12/9~24◎KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>
〈料金〉S席8,800円 S席平日夜割(12/14、12/20)7,900円 A席7,000円 (全席指定・税込)
※ほかに各種割引あり 
〈お問い合わせ〉プレイガイド チケットかながわ 0570-015-415
https://www.kaat.jp/
〈一般発売日〉10 月 7 日(土) 
〈公式サイト〉 https://www.kaat.jp/d/jazz_daimyo/
●2024/1/7・8◎兵庫(神戸)公演 神戸文化ホール
●2024/1/13・14◎愛知(刈谷)公演 刈谷市総合文化センター
●2024/1/20・21◎大阪(高槻)公演  高槻城公園芸術文化劇
 

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