キ上の空論 『除け者は世の毒を噛み込む。』上演決定!

中島庸介が2013 年に旗揚げした「キ上の空論」。2023 年には10周年を迎えた演劇ユニットで、何気ない会話の中にある毒と傷、滑稽な人々の生活を描いてきた。

2024年第1弾『けもののおとこ』に続き、第2弾として「キ上の空論   獣三作 二作め『除け者は世の毒を噛み込む。』 」を5月に新宿シアタートップスで上演する。

獣三作とは、タイトルにそれぞれ『けもの/ケモノ/獣』をいれ、三作品の『獣』をテーマに した全く違った物語を描く。 一作め『けもののおとこ』( 紀伊國屋ホール) を皮切りに、二作め『除け者(ノケモノ)は 世の毒を噛み込む』(シアター ト ップス)、三作め『緑園にて祈るその子が獣』(本多劇場)と展開予定で、本作はその二作めとなる。

《ストーリー》

医療機関を介さずに精子提供を行う『孕ませ( はらませ)男』 と、 第三者に寝取られる事で愛を確認し合う夫婦の、現在とこれまでを描いた物語。

正木円治(まさきえんじ)は、“寝取られ”の性癖を持つ夫婦やカップルとSNS で出会い、 公認で依頼者のパートナーとセックスをする活動をしている。ある日、円治は星野夫婦から、 精子提供という名の“孕ませ”の依頼を受ける。悩む円治だったが、 認知はしないことを約束し依頼を引き受ける。

そんな中、別の女性からも同じく“孕ませ”の相談が…

昔、引きこもりだった円治と、星野夫婦の性愛を軸にして、生きづらい世の中を描いた《人と人と人》の話。

《コメント》

キ上の空論  中島庸介

本企画は「獣三作」と銘打ち、三作それぞれ違うアプ ローチで「獣」を描くものです。 一作め『けもののおとこ』を皮切りに、二作めをシアタートップスにて。 三作めを本多劇場で上演します。 本作『除け者は世の毒を噛み込む。』はその2作めで、 医療機関を介さずに 精子提供を行う“ 孕ませ(はらませ) 男”と、第三者に寝取られる事で愛を確認し合う夫婦の、現在とこれまでを描いた物語で す。

タブーを切り捨てるのはなんか違うだろう と思い、目を背けたくなるようなシー ンも決心して描きました。 一言で 言えば精子提供の話です。登場するのは妊娠させたい人と妊娠したい人。ただセックスがしたい人。 傍観だけして 意見を言うだけの人。みんな身勝手な人達だし、 個人的には大嫌いな人達な んだけど、どこか愛おしく思ってしまうんですよね 。内容が内容だけに中途半端はやっちゃいけないと思ったので 、全身全霊で取り組んでくれる俳優達にオファーしました 。今、僕ができる最高傑作だと思っています。どうか 観て頂きたいです。

【公演情報】

キ上の空論  獣三作  二作め『除け者(ノケモノ)は世の毒を噛み込む。』

作・演出:中島庸介(キ上の空論)

出演:

藤原祐規/松原怜香  田名瀬偉年  板場充樹  小町実乃梨/山口快士  小野塚渉悟  平野紗貴  家入健都/南出めぐみ/藍澤慶子

●5/9~19 ◎シアタートップス

〈料金〉前売 6,000 円  当日 6,500 円(全席指定・税込) 

U-25 割 4,000 円(税込) ※25 歳以下対象、要身分証明提示/各回限定 10 席

〈チケット取扱い〉各プレイガイド

〈公演に関する問い合わせ〉 info@kijyooo2013.com 

〈公演特設サイト〉 https://kijyooo.wixsite.com/kijyooo-nokemono 

〈公式X〉 @kijyooo 

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