松永玲子・佐藤真弓・有森也実が出演する『片づけたい女たち』開幕!
永井愛の名作戯曲を松永玲子、佐藤真弓、有森也実が演じる舞台『片づけたい女たち』が保坂萌の演出で、10月18日に新宿シアタートップスにて幕を開けた。
本作は2004年、永井愛によってグループる・ばるに書き下ろされ、松金よね子、岡本麗、田岡美也子の3人で実に200回以上上演、海外リーディングを含め、多くの人の手によって上演され続けている名作として知られている。
高校の同級生ツンコ、おチョビ、バツミは50半ば。すっかりモノであふれてしまったツンコの部屋を片づけながら、それぞれの人生で溜めてきた事柄もあふれ出てくる・・・。大丈夫、まだ勝負は終わったわけじゃない!と再び日常に戻っていく3人のどこか憎めない姿は、身近な誰か、あるいは自分なのかもしれない。
キャストの松永玲子、佐藤真弓、有森也実という3人のそれぞれの個性がしっかり役にはまり、初演から20年という時間を感じさせない、変わらぬメッセージを届ける。
公演初日には、永井愛はじめ、グループる・ばるの松金よね子、岡本麗、田岡美也子も駆けつけ、客席で初日を見守った。
【コメント】
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ツンコ役 / 松永玲子
こうして無事初日を迎えられた事にホッとしております。そしてご来場いただいたお客様にまずは心からの感謝をお伝えしたいです。
ひたすらに走り続けてきたこの一ヶ月、本当にあっという間でしたが、チーム一丸となって一回一回を大切に千穐楽まで突き進んでまいります。
どうかたくさんの人たちに届きますように。
おチョビ役 / 佐藤真弓
おチョビです。開幕しました!「片づけたい女たち」 ツンコとバツミとさらには私(佐藤です)自身の30年来の友人達とも一緒に舞台上に居る感覚です。 みなさまの周りに居るツンコ、バツミ、おチョビを重ねたり思い出したりしながらお楽しみいただけたら嬉しいです。
バツミ役 / 有森也実
ツンコ、おチョビ、バツミ、
高校生の頃からの親友だけど、程々に他人事なところが大人な関係なんだなと稽古を通して感じました。
いつまでも、つんのめって前のめり気味の私は、大人の階段を登ってた事に気付かされた感じです。
あっち痛い、こっち痛いの実感で、体をおさえながら高校時代と変わらないキャラクターと混じり合い、笑ったり泣いたり怒ったり…素敵な作品です。
演出:保坂萌
「日々押し寄せる生活」に立ち向かう、すべての方に見ていただきたい舞台に仕上がりました。キャスト陣のパワフルなお芝居と愛すべきキャラクターによって、ゴミともつかない色々を巻き上げる嵐が起こっています。
誰しもが心の跳び箱裏にしまっている『人生の片づかない何か』を、ひっくり返したり振り返ったり片づけたりまた出したりしながら、3人と一緒に転げ回りましょう。是非劇場でお待ちしております。
【あらすじ】
ツンコ、おチョビ、バツミの3人は高校のバスケ部からの友人。付き合いはもう30年以上。ところがツンコ、最近電話もメールもつながらない。新年の三が日もすぎた夜中、心配になったおチョビとバツミがツンコの家を訪ねると、そのマンションの一室はゴミだらけだった!
仕事始めを直前に控え、ツンコのピンチを放っておけないおチョビとバツミは、腕、膝、首の痛みに耐えつつ、片づけを手伝うことに。そんな時に限って思い出話は尽きることなく出てくるもので、ちょっとの片づけだったはずが、それぞれの生き方が見えてくる・・・。
悩み多き乙女たち、50過ぎてもまだ健在!
【公演情報】
『片づけたい女たち』
作:永井 愛
演出:保坂 萌
出演:松永玲子 佐藤真弓 有森也実
●10/18〜24◎ 新宿シアタートップス
〈お問い合わせ entertainment@mixzone.co.jp
(平日10時~18時でのご返信となります。タイトルに公演名を入れてください。)
〈公式サイト〉http://katajo-stage.com
〈公式X〉@mixzone_jp
【撮影/宮川舞子】