情報☆キックコンテンツ一覧
お得なチケット販売中!
情報☆キック
株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
公演情報、宝塚レビュー、人気作優のコラム・エッセイ、インタビューなど、楽しくコアな情報記事が満載!
ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
広告掲載のお問い合わせ

戦時下の報道について描く劇団青年座公演『同盟通信』まもなく上演!

劇団青年座は古川健・作、黒岩亮・演出により『同盟通信』を、4月18日~22日に恵比寿・エコー劇場にて上演する。2023年に初演して好評だった『同盟通信』を再演する。

1936年1月、日本新聞聯合社(聯合)を母体に発足した同盟通信社は、6月に日本電報通信社 (電通)通信部を合併して、イギリスのロイター通信、アメリカのAP通信、フランスのAFP通信に対抗する大日本帝国の通信社として誕生した。主な業務は、国内の新聞社に記事や写真を配信、ニュース映画の製作、日本軍占領地での新聞発行、さらに海外に向けては、英語、フランス語、スペイン語、中国語によって日本の主張を短波無線で配信した。その一方で、連合軍側の外電やラジオニュースを傍受することも重要な任務であった

戦争は当事国にとっての一大危機であり、総力戦を展開する中で、戦争報道に対する検閲や規制は正当化されてきた。平時ならばジャーナリズムの本来的役割を果たそうとするメディアも、非常時においては、情報統制を止むを得ないこととして受け入れてきた。
報道か宣伝か…。戦時下においては、情報を取り扱う権力者によって、その境界線があいまいになり、いつしかメディアは戦争を遂行する政府の同調者となり、さらに応援団となってしまう危険を孕んでいる。軍主導の情報統制が強まる中、最前線にいた同盟通信の記者たちは、いかに日本にとって不都合な事実と向きあったのか…。

古川健の作で黒岩亮が演出、戦時下の報道記者の視点から、事実報道の重要性を濃密に描き出す作品となっている。

《ものがたり》
同盟通信記者の大岡、黒田、谷川は、情報部に新設した「海外情報分析室」に配属される。その任務は、連合軍側の外電やラジオを傍受して必要な情報を分析し、陸軍と外務省に情報提供することだった。
1936年、上海支社の松本による西安事件のスクープは、記者たちを大いに勇気づけたのだが、同時に、迫りくる戦争の足音が不吉な予感を漂わせる。
1937年、日本は中国と全面戦争を始める。この頃から同盟通信は陸軍と密接な関係を持つようになっていく。
1941年、太平洋戦争が勃発。傍受した外電から大岡は日本の先行きを危惧し、事実報道を
武器に戦おうとするが、それは受け入れられず閑職に追いやれてしまう。やがて同盟通信は、国策の為に国民を扇動する宣伝機関に堕ちていった。
1944年、戦局が悪化の一途を辿る中で、大岡は新設された「戦時調査室」に配属される。この戦時調査室の実態は、戦争に協力的ではない記者たちの隔離室だった。
1945年、戦時調査室は外国からの情報を集め分析することにより、ソ連の対日姿勢の変換や、アメリカの占領政策の方針を見極めた。そして、これらの情報を昭和天皇の周辺へ流すことによって終戦への機運を高めるのだが…。

青年座『同盟通信』初演より

【コメント】
演出・黒岩亮 
現在、日本にはニュースをテレビ・ラジオ・新聞社に配信する通信社が2つあります。共同通信と時事通信。この2つの通信社の前身が80年前まで存在した、ナショナル・ニュース・エージェンシー「同盟通信」です。
今年は大戦終結80年の年です。ウクライナ、ガザでの戦闘が激化している、いま、戦争と報道を「同盟通信」の記者たちの姿を通して見つめます。
2023年に初演。好評をいただきました『同盟通信』をぜひ御観劇ください。

【公演情報】
劇団青年座第253回公演『同盟通信』
作:古川健
演出:黒岩亮
出演:石母田史朗 高松潤 小豆畑雅一 松川真也 松平春香 尾島春香 山賀教弘 平尾仁 大橋和史 石井淳 鹿野宗健 
●4/18〜22◎恵比寿・エコー劇場
〈チケット取扱〉  
劇団青年座 0120-291-481(チケット専用11:00~18:00、土日祝日除く)
青年座オンラインチケットストア http://p-ticket.jp/seinenza
〈お問い合わせ〉劇団青年座 03-5904-9482  
〈公式サイト〉http://www.seinenza.com
〈公式X〉@_seinenza

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!