情報☆キックコンテンツ一覧
お得なチケット販売中!
情報☆キック
株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
公演情報、宝塚レビュー、人気作優のコラム・エッセイ、インタビューなど、楽しくコアな情報記事が満載!
ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
広告掲載のお問い合わせ

 Bunkamura Production 2025『アリババ』『愛の乞食』キービジュアル公開!

 
すでに上演が発表されたSUPER EIGHT安田章大の主演するBunkamura Production 2025『アリババ』『愛の乞食』の二作連続上演の公演キービジュアルが完成した。

この公演は、アングラ演劇の旗手、唐十郎の初期作品『アリババ』『愛の乞食』を、安田章大の主演で上演するもので、6月に行われる新宿梁山泊公演に次いで、8月からBunkamura Production 2025公演として世田谷パブリックシアターにて上演される。 

唐十郎の初期作品『アリババ』、『愛の乞食』の二作品は、唐が旗揚げした劇団「状況劇場」によって1966年に『アリババ』が、1970年に『愛の乞食』が初演された。現実と幻想、現在と過去が溶け合うそれぞれの物語は、叙情的に紡がれる言葉の数々で、人々の中に眠る普遍的なロマンを呼び起こす。通い慣れた街、見慣れた景色が唐のフィルターを通して掘り起こされ、現代に生きる人々に活力と希望を与える作品として甦る。

演出を務めるのは、新宿梁山泊主宰の金守珍。唐十郎と蜷川幸雄の両虎を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた金は、Bunkamuraシアターコクーンで、蜷川幸雄の遺志を継ぎ『ビニールの城』(16年)の演出を手掛け、多くの観客を魅了してその使命を果たした。その後『唐版 風の又三郎』(19年)、『泥人魚』(21年)と、次々と唐の名作を喧騒の野外テントから広壮な劇場空間に甦らせ、また2023年、野外テントの聖地・花園神社を有する新宿のTHEATER MILANO-Zaで上演した『少女都市からの呼び声』は金らしい爆発的なエネルギーを内包した独創的な演出が記憶に新しく、アングラ演劇のさらなる躍進を予期させた。

主演を務めるのはSUPER EIGHTの安田章大。安田は、今年6月に新宿・花園神社境内に特設される野外テントで『アリババ』、『愛の乞食』に出演。同じ演目でありながら、8月から世田谷パブリックシアターで上演する本公演ではあえて全編“関西弁”で演じ、関西出身の安田が持つ言葉の感覚を通じて、唐が紡いだ叙情的な台詞の数々を新たなアプローチで届ける。

安田章大 壮一帆 伊東蒼 彦摩呂 福田転球
金守珍 温水洋一 伊原剛志 風間杜夫

共演には、壮一帆、伊東蒼、彦摩呂、福田転球、温水洋一、伊原剛志、風間杜夫が名を連ね、美しさと猥雑さが混在する唐ワールドを体現するに相応しい個性豊かな俳優陣が揃った。

この唐作品から沸き出る独特の世界観が表現されたキービジュアルは、幻想的な物語に登場する他には見られないキャラクターたちが色鮮やかに彩っている。散りばめられた数々の仕掛けにも注目。“関西弁”による二作連続上演、アングラ演劇にどっぷり浸かるような没入体験をぜひ劇場で楽しみたい。


【公演情報】
Bunkamura Production 2025
『アリババ』『愛の乞食』
作:唐十郎
演出:金守珍
出演:安田章大 壮一帆 伊東蒼 彦摩呂 福田転球 金守珍 温水洋一 伊原剛志 風間杜夫 ほか
●8/31~9/21◎東京公演 世田谷パブリックシアター
〈Bunkamura公式サイト〉https://www.bunkamura.co.jp/
●9/27・28◎福岡公演 J:COM北九州芸術劇場
●10/5~13◎大阪公演 森ノ宮ピロティホール
●10/18・19◎愛知公演 東海市芸術劇場


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!