三谷かぶき『歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン) ～幕を閉めるな～』配役決定！

三谷幸喜の傑作喜劇『ショウ・マスト・ゴー・オン』を歌舞伎化する公演が、11月歌舞伎座の「吉例顔見世大歌舞伎」夜の部にて上演される。その舞台の全キャストが発表された。
　
　
令和元（2019）年6月に歌舞伎座で上演され好評を博し、三谷自身の監督によりシネマ歌舞伎としても上映された三谷かぶき『月光露針路日本（つきあかりめざすふるさと） 風雲児たち』から6年。歌舞伎座での“三谷かぶき”第二弾は、三谷幸喜の傑作喜劇『ショウ・マスト・ゴー・オン』を歌舞伎舞台化となった。

『ショウ・マスト・ゴー・オン』は、“舞台は一度幕を開けたらその幕は降ろしてはならない”というテーマで、1991年に三谷幸喜が書き下ろし、自身の主宰する劇団東京サンシャインボーイズで初演。次から次へと巻き起こる事態に悪戦苦闘する舞台人の気概と奮闘を描き、1994年には再演され、テレビ版も制作された人気作。2022年にはリニューアル版も上演されるなど、観客を笑いの渦へと誘い込んだ。

歌舞伎版のタイトルは、三谷かぶき『歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン)～幕を閉めるな～』に決定。すでに出演が発表されていた松本幸四郎、片岡愛之助、中村獅童の3人に加えて、中村鴈治郎、坂東彌十郎、坂東新悟、中村福之助、中村歌之助、中村莟玉、市川染五郎、そしてこれまでの『ショウ・マスト・ゴー・オン』にも出演した浅野和之、阿南健治という三谷作品常連の二人を含む、豪華俳優陣の出演が発表された。“舞台は一度幕を開けたらその幕は降ろしてはならない”という舞台人の思いが胸に迫る極上の喜劇の歌舞伎舞台化に期待が高まる！

【公演情報】
三谷かぶき『歌舞伎絶対続魂（ショウ・マスト・ゴー・オン） ～幕を閉めるな～』
歌舞伎座　松竹創業百三十周年「吉例顔見世大歌舞伎」夜の部（17時開演）
期間：令和7年11月2日（日）～26日（水）[休演]10日（月）、18日（火）
作・演出：三谷幸喜　
出演　
狂言作者花桐冬五郎：松本 幸四郎
座元藤川半蔵：片岡 愛之助
山本小平太：中村 獅童
油屋遊女お久： 坂東 新悟
浅尾勾太郎：中村 福之助
市山赤福：中村 歌之助
篠塚五十鈴：中村 莟玉
坂田虎尾：市川 染五郎  
大道具方儀右衛門：阿南 健治
骨つぎ玄福：浅野 和之
竹島いせ菊：坂東 彌十郎　
頭取嵐三保右衛門：中村 鴈治郎
〈公式サイト〉https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/939